新カテゴリ【童話SF詩】 第11篇 「笠売りじいさん」
雪が深々降る夜のこと
道に迷った、笠売りのじいさんが
周りになぜか雪がない
地蔵さん6体に出会った
近く寄った
少し暖がとれるほどあたたかかった
すると、じいさんの心に声が届いた
早く帰りなさい、これから雪がもっとひどくなる
じいさんは、道に迷ったことを告げた
空間に、透明のスクリーンが現れ
じいさんの家までの道のりがわかるようになっていた
じいさんは、会釈をし、あわてて帰っていった
次の日、雪は腰の高さまで積もっていた
昨日の地蔵さんが気になっていた
何かお礼をと思った
腰まで雪があるのではいけない
3日後、雪が少なくなったので、
記憶をたどり、地蔵さんのところにたどり着いた
一体だけ雪まみれになっていた
じいさんは、自分の着ていた、
みのや傘を、その地蔵さんに着せてあげた
よく見ると、目がほのかに赤く、
ほかの地蔵さんは、緑だった
じいさんは、昨日のお礼に、
お供えとして、おはぎをそろぞれの地蔵さんに渡し
首をすぼめ、帰っていった
