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人脈が広ければ、専門性がなくても何とかなりませんか? 行政書士の先生からの質問で改めて考えたこと

先日、行政書士の先生とお話ししていた時に、こんな質問をいただきました。
「士業って、人脈が広ければ何とかなりますか?」
とても印象に残る質問でした。独立したばかりの先生だったこともあり、

「まずは人脈を広げた方がいいのか。」「専門性を磨く方が先なのか。」そんな悩みを抱えているようでした。

私は少し考えてから、お答えしました。
「人脈は大切です。でも、人脈だけでは長く続かないと思います。」

銀行員として25年間、多くの経営者や士業の先生とお会いしてきました。

紹介が多い先生もいました。いつも忙しそうな先生もいました。その違いは何だったのか。

振り返ると、紹介される理由がある先生だったように思います。

例えば、
「建設業ならこの先生。」
「相続ならこの先生。」
「医院開業ならこの先生。」
そんなふうに、自然と名前が挙がる先生です。

つまり、人脈は入口になります。でも、その先で選ばれるのは専門性です。

一方で、専門性だけでも十分とは思っていません。
どれだけ高い知識を持っていても、誰にも知られていなければ、その価値を届けることはできません。

私は銀行員だった頃、本当に優秀なのに、ほとんど知られていない先生も見てきました。

逆に、人とのつながりを大切にしながら、多くの経営者に信頼されている先生もいました。

だから私は、専門性と人とのつながりは、どちらか一方ではなく、両方必要だと思っています。

私自身も、独立してから多くの士業の先生や信用金庫の方とお会いしています。
でも、それは仕事をもらうことだけが目的ではありません。

銀行員時代、「この先生に相談してみませんか。」
そう紹介できる専門家がいることで、経営者が前へ進めた場面を何度も見てきました。

だから今は、私自身も「安心して紹介できる人」と出会いたいと思っています。
そして、自分もそう思っていただける存在になりたい。
そんな気持ちで、一つひとつのご縁を大切にしています。

その行政書士の先生にも、最後にこんなお話をしました。
「人脈を広げることは大切です。でも、その人脈は専門性を届けるための橋のようなものだと思っています。橋があっても渡る先がなければ続きません。反対に、素晴らしい専門性があっても橋がなければ、必要としている人には届きません。」

すると先生は、「どちらかではなく、どちらも育てていくことが大切なんですね。」と話してくださいました。
私も、その通りだと思います。

独立して感じるのは、人脈は"数"ではなく"信頼"の積み重ねだということです。
そして、その信頼を支えるのが専門性です。
だから私はこれからも、銀行員として培ってきた経験を磨き続けながら、多くの専門家の方とつながり、一緒に経営者を支えていきたいと思っています。

一人では解決できない課題も、それぞれの専門性がつながることで解決できることがあります。

そんな支援の輪を、これからも少しずつ広げていきたいと考えています。

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