最初で最後の子守り歌
#創作大賞2024
#ホラー小説部門
私は、大空 茜。名前の由来は、朝日が昇る茜色の空。大空のように広く明るく照らす。
私は、脳が麻痺して痙攣と嗚咽で吐いてしまった。そして、目を閉じると花びらのまう花畑だ。
懐かしい友達、若くして亡くなった友達、ここはユートピア。そう何もかも幸せで仕方ない。笑顔で近づくとそこは黒い海のような黒煙が舞う歪んだ線路だった。もう後戻りはできない。そう私は、幸せでありたかった。幸せだったんだ。そう思って泣きじゃくった。
懐かしい友達、ミカちゃん、ルカちゃん、そうみんなみんな大切な友達。
会社の関係で引越した友達、さまざまな内容を抱えてた。私も抱えてた。好きだった。戻ってこない今という刹那。
亡くなった友達は、いやだ思い出したくない。
悲しみに暮れた毎日、小さいころの子守り歌とともに現実に戻された。
脳の細胞ももうボロボロになってしまう。
悲しみ、苦しみ、嘔吐、そんなときある少女が現れた。
少女「あなたは幸せ?」
私「もっと生きてたい。幸せになりたい」
少女「あなたは何を犠牲にした?」
私「色んな人、そう親しい友人、親しい家族」
少女「あなた自身よ。落ち着いて。ねんねんころりよおころりよ坊やは良い子だねんねしなー。」
そう言って、少女は消えていった。どこか遠く、はるか銀河のようなところへ。
私は夢を見ていたようだ。それもこれも夢だったみたい。ただ重い身体と生身の自分の心の痛みは本当だったと思う。
儚くて、もう2度と帰ってこれない場所、きっときっと自分で自分自身を苦しめてたんだ。
泣き虫で、弱虫で悲しくて、子守り歌とともに安らかに眠りたかったんだ。深い深い幸せな夢。でもそれが叶ったんだ。
そう。私は、夜中に月と星を見たんだ。願ったんだ。
生きたい。誰かの為でもあり、自分のために。そう、犠牲にしていた自分をそっとそっと気持ちを満たしたんだ。
あの日が帰って欲しいんじゃない、あの頃がいいんじゃない。
今、こうして色んな人と出会い色んなことを学び人生っていう長旅を味わって安らぎだけじゃない、苦しいこともあるだけど今の自分はどこへでもどこまでも幸せになれる。
そう、今色んな人に感謝を伝えられる「少女ちゃんありがとう。本当の私見つけたよ」なんて届きそうにもない少女に伝えたら明くる日微笑んで笑った。
私は何度でも何度でもありがとうって少女に言うよ。それが、私の最初で最後の悲しくて嬉しい子守り歌。
