敗血症の初期治療バンドルについて
はじめに
敗血症初期治療バンドルについて、まとめ資料作りました。

現場でぜひお使いください。
🦠 敗血症初期治療バンドル|3つをセットで動かす
敗血症は、時間との勝負。
J-SSCG 2024(日本版敗血症診療ガイドライン)では、
敗血症を疑った瞬間から3つをセットで動かすことが推奨されています。
この記事では、敗血症初期治療の「3つの柱」と、ガイドライン改訂のポイントをまとめました。
🔬 ① 微生物検査
抗菌薬を投与する「前」に必ず!
血液培養 2セット以上
感染巣からの培養検体採取
抗菌薬を先に入れてしまうと、原因菌が検出できなくなります。
順番を守ることが大切🙏
💊 ② 抗菌薬
敗血症・敗血症性ショックと判断したら 可及的早期 に投与開始。
⚠️ ポイント(J-SSCG 2024で変更)
以前:「1時間以内」が目標
J-SSCG 2024:「必ずしも1時間以内を目標にしない」と変更
時間に固執することで
→ 不必要な広域・多剤抗菌薬の投与が増えるリスクがあるためです。
💉 ③ 初期蘇生
臓器・組織への血流を守るために!
輸液
「調整晶質液」を使用(生理食塩液より推奨)
重症例では 3時間以内に 30 mL/kg 以上
血管収縮薬
低血圧があれば ノルアドレナリン を早期に
目標 MAP ≧ 65 mmHg
モニタリング
乳酸値を繰り返し測定(組織低灌流の指標)
心エコーで心機能・循環血液量を繰り返し評価
⚠️ ショックが改善しないなら
初期輸液をしてもショックが続く場合は
→ ICUなど集中治療ができる環境への移送 を検討🏥
💡 まとめ:3つ、同時に、すぐに
① 微生物検査:血培2セット、抗菌薬投与前
② 抗菌薬:可及的早期、1時間に固執しない
③ 初期蘇生:輸液30 mL/kg、MAP ≧ 65、ノルアド
「バンドル」は1つずつじゃなく、束にして動かすのがポイント💡
迷ったら「3つ、同時に、すぐに」を思い出してください🔑
📚 参考文献
J-SSCG 2024(日本版敗血症診療ガイドライン)
⚠️ ご利用にあたって
※正確な情報を心がけていますが、ご自身の判断+施設のマニュアルに沿ってご活用ください。
※本投稿による不利益については責任を負いかねます。
