【実話】友だちゼロで入学した大学1年 “最初の一人”をつくるまでにしたこと
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受験不合格とか学歴コンプとか、起業準備のグダグダとか、シャーペン・文房具の話、大学生活の本音をゆるく流していく予定です。
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このnoteでは、これまで書いてきた大学生活のリアルの中でも、かなり大事なテーマになっている「友だちゼロで入学した大学1年が、最初の一人をつくるまでにしたこと」の話をまとめてみます。
入学式の日、輪の外側にいたこと
大学に入学したとき、僕には友だちが一人もいませんでした。
高校の友だちはいたけれど、キャンパスを一緒に歩いてくれる人も、教室で隣に座る人も、昼休みに「飯どうする?」って聞ける人もいない、そんなスタートでした。
入学式の日、周りの会話はだいたいこんな感じでした。
「どこ高?」
「サークル何入る?」
「さっきの先生、なんか怖くなかった?」
僕はそれを、ちょっと離れたところから聞いていました。
入学直後のキャンパスって、思っていた以上に“友だちがいる前提”で回っているんですよね。
自己紹介もグループワークも、隣に座るのもランチに行くのも、「誰と一緒にいるか」が全部セットになっていて、そこにうまく入り込めない感じが続いていました。
教室で、最初に話しかけた瞬間
「最初の一人」は、教室でできました。
といっても、ドラマみたいに「隣に座って一気に仲良くなりました」というきれいな話ではありません。
1年の必修科目の講義。まだ4月で、教室全体が「この授業、出席取るのかな?」みたいな空気でざわざわしていました。
僕はいつも通り、教室の真ん中より少し後ろの席に座って、ノートとシャーペンを机に出していました。
隣の席に、同じくらいのタイミングで座った人がいました。
お互い、スマホをいじったり、配られたプリントをぼんやり眺めたりしていて、その沈黙が妙に居心地悪かったのを覚えています。
授業の途中で、先生がこう言いました。
「このプリントはペアで見てください。隣の人と、確認しながら読んでみましょう。」
教室に、ちょっとした沈黙が落ちたあと、あちこちで「お願いします」「一緒に見てもいいですか?」みたいな声が増えていきました。
僕はシャーペンを持ったまま、深呼吸して、隣の人のほうを向きました。
「よかったら、一緒に見てもらってもいいですか。」
たったそれだけの一言なのに、心臓がバクバクしていました。
でも、その人は普通に「あ、いいですよ」と返してくれて、少し肩の力が抜けました。
そこから、プリントの内容について軽く話しつつ、名前と学部だけ交換しました。
「名前ってなんて言うんですか?」
「どこから通ってるんですか?」
「他にも必修取ってます?」
会話の中身は、すごく普通です。深い話も、特別な共通点もありませんでした。
それでも、僕にとっては「キャンパスで初めての対等な会話」で、帰り道の景色が少し違って見えました。
サークルに入るか、入らないか問題
友だちゼロでスタートすると、サークル選びもなかなか重いテーマになります。
説明会のポスターを見ても、「誰と行くか」が決まっていないので、その一歩目がなかなか踏み出せない。
僕は最初、いわゆる“陽キャサークル”には行きませんでした。
その代わりに、少し地味めで、活動内容が自分の興味に近いサークルの説明会だけ、ひとりで見に行きました。
そこでやったことは、すごくシンプルです。
説明を聞いたあと、必ず1人以上の人に「ここって、どんな雰囲気なんですか?」と聞いてみる。
帰り際に「LINE交換しても大丈夫ですか?」と、一言だけ勇気を出してみる。
「サークルに入るかどうか」を決める前に、「話しかける練習」と「少人数の空気に慣れること」を目的にしました。
入る・入らないは後で決めてもいい。まずは、「キャンパスに、顔だけでも知っている人を増やす」ことが先だと思ったからです。
その結果、実際に入ったサークルは1つだけでしたが、
説明会をいくつか回ったおかげで「廊下ですれ違ったときに、軽く会釈できる人」が何人かできました。
それが、大学生活の“孤立感”を少しずつ薄めてくれました。
食堂で、一緒にごはんを食べるまで
教室とサークルで「顔見知り」は増えてきました。
でも、「一緒にごはんを食べる友だち」をつくるのは、また別のハードルがあります。
食堂の前の時間帯、キャンパスは独特の空気になります。
すでにグループができている人たちは、自然にまとまって食堂へ向かっていきます。
一人でいる人は、スマホを見たり、教科書を開いたりして「自分は忙しいです」とアピールしがちです。
僕は、その中で、一人で教科書を眺めているタイプでした。
でもある日、いつもの講義のあと、以前プリントを一緒に見たあの人と、教室の近くでまた会いました。
「このあと、どうするんですか?」
思い切って聞いてみました。
返ってきた答えは、意外とあっさりしていました。
「特に予定ないです。ごはん行きます?」
そこから食堂に行って、他愛もない話をしながら昼ごはんを食べました。
受験のとき、どこを志望していたか。
通学がしんどいこと。
高校の部活の話。
どれも、“現役大学生あるある”みたいな話です。
でも、その時間は僕にとって「最初の一人」ができた瞬間でした。
「この人とまた話せるかも。」
そう思えたとき、大学の景色が少しだけ変わりました。
しんどいけど、ちょっとずつ前に進みたい人へ
もし今、大学や専門学校で、僕みたいに「友だちゼロスタート」をしている人がいたら。
いきなり陽キャグループに飛び込まなくても、全然大丈夫だと思っています。
教室で、プリントをきっかけに一言話しかけてみる。
サークル説明会で、簡単な質問をしてみる。
食堂の前で、「このあとどうするんですか?」って聞いてみる。
どれも、ほんの小さな一歩です。
でも、その一歩を何回か踏んでいくと、「最初の一人」はちゃんとできました。
僕は今も、学歴コンプも受験の悔しさも、起業準備の不安も抱えたままです。
それでも、キャンパスの中で「話せる人」が少しずつ増えていくことで、前に進めていけている気がしています。
しんどいけど、ちょっとずつ前に進みたい人へ。
このnoteと、Xの「現役大学生のリアル」が、どこかで誰かの背中を、ほんの少しだけ押せたらうれしいです。
