あなたの自己表現タイプをドラえもんのキャラに例えたら…(アサーション#1)
アサーションとは、まずは自分を大切にしたうえで、相手も思いやることができる表現方法です。アサーションを身に付けることにより、相手に対してモヤモヤ・イライラすることなく、自分の感情や願いを伝えやすくなります。
人付き合いが苦手な人にはぜひ、アサーションを学ぶことをおすすめしたいです。なぜなら、アサーションはコミュニケーションする上での自分軸となるから。
コミュニケーションは時と場合に応じて、表情や言葉のニュアンスを変えることを暗に求められるため、大変ですよね。空気が読みづらい人や、逆に雰囲気に敏感すぎる人には、なおさらです。それでも自分軸がしっかりしていたら、どんな状況でもぶれることなく対応しやすくなります。
自己表現の3つのタイプ
では、どうすれば自分軸を持つことができるのか。その前に、自身の表現にはどのような傾向があるのか、見つめ直してみましょうね。アメリカの心理学者で、アサーションの考え方を最初に紹介したウォルピィは、自己表現には大きく3つのタイプがあると言いました。この3つのタイプは、ドラえもんのキャラクターに例えると、わかりやすいです。
1.ノン・アサーティブ(非主張タイプ)…のび太くん
2.アグレッシブ(攻撃タイプ)…ジャイアン
3.アサーティブ(バランスタイプ)…しずかちゃん
例題を出しますので、自身がどのタイプにあたるのか、考えてみてくださいね。
自己表現タイプの例題

<Q>
混雑している駅のホームで、あなたが列に並んで電車を待っていたら、突然知らない人が列に割り込んできました。あなたなら、どのような対応をしますか?
<A>
1.ムっとしながらも、何も言わずに我慢する。
2.「勝手に割り込まないで!」と、相手に怒りをあらわにする。
3.「私が先に並んでいたから、後ろへ並んでいただけますか?」と、相手に冷静かつ穏やかにお願いする。
1.「何も言わずに我慢する」を選んだあなた
ノン・アサーティブ(非主張タイプ)
自分よりも相手を優先して考えるタイプ
ドラえもんのキャラに例えると…のび太くん
何も言わない人は、ノン・アサーティブです。怒りの感情はあるものの、主張はしないで遠慮しているからです。
のび太くんはいじめられても、言い返せないことが多いですよね。人の痛みが分かり、優しいところがあるものの、どこか損をしています。
2.「怒りをあらわにする」を選んだあなた
アグレッシブ(攻撃タイプ)
相手よりも自分を優先して考えるタイプ
ドラえもんのキャラに例えると…ジャイアン
怒りをはっきり主張する人は、アグレッシブです。相手に対して文字通り攻撃的になり、打ち負かそうとしているからです。
ジャイアンはガキ大将で、威張り散らしてばかり。自分の感情に素直なのはいいけれど、周りに敬遠されてしまいます。
3.「相手に冷静かつ穏やかにお願いする」を選んだあなた
アサーティブ(バランスタイプ)
自分のことをまず考えて、相手にも配慮をするタイプ
ドラえもんのキャラに例えると…しずかちゃん
自分の思いを伝えつつ、相手に冷静に穏やかにお願いできる人は、アサーションです。「1.ノン・アサーティブ」と、「2.アグレッシブ」が、黄金比率でバランス取れているタイプと言えます。
しずかちゃんは、しっかり者。たとえば、都合がつかない日に遊びに誘われたとしても、「ピアノのおけいこがあるから、またさそってね」という風に断ることができます。自分の事情をちゃんと伝えたうえで、次ならいいと提案することで、相手にも気配りしています。
まずは自分の傾向をチェックしてみよう
あなたは3つの自己表現タイプのうち、どれに当てはまりましたでしょうか?この例題だけでタイプを判断するのは難しいので、興味がある人は書籍かネットなどで、アサーションについて調べてみてくださいね。
日本でのアサーションの第一人者である平木典子さんによると、3つのタイプのうち、1つのタイプだけで100%という人は、めったにいないそうです。相手や状況に応じて、3つのタイプを使い分けているのが普通です。ただ、どのタイプの割合が大きいかは、人によって違います。
アサーションを学ぶことにより、自分の傾向を理解して、自分らしい表現方法を身につけていけるのではないかと思います。
まとめ
自分も相手も大切にできる表現方法、「アサーション」について紹介しました。
自己表現には3つのタイプがあります。
1.ノン・アサーティブ(非主張タイプ)…のび太くん
2.アグレッシブ(攻撃タイプ)…ジャイアン
3.アサーティブ(バランスタイプ)…しずかちゃん
まずは自分のコミュニケーションの傾向を知り、自分も相手も尊重できるバランスをつかむことで、人間関係もラクになっていくのではないかと思います。
私もまだまだ、アサーションについて学んでいる真っ最中。
この記事だけでは、アサーションの良さを伝えきれていないので、次回は「アイ・メッセージ」について紹介する予定です。お楽しみに。
【参考図書】
