#12 失踪した総務課長のせいで私のiDeCoが強制停止された話
2020年年末。総務課長が失踪しました。
失踪なんてそんな大袈裟な。と思うかもしれませんが、本当に失踪したのです。
来なくなったのです。昨日まで普通に出社していた人がある日突然。
しかも総務課長です。責任ある立場です。うちは社員100人そこそこの中小企業なので穴埋め要員なんておりません。
総務課長しか知りえないファイルの保管場所、行政との手続きノウハウ、うちの会社は全てがこの総務課長によって円滑に動いていたため、そこから数か月間は役員と総務がぐちゃぐちゃになりながら仕事にあたっていました。
元々いい加減な人だったのか?
逆です。総務課長は超が付くほど自分にも他人にも厳しい、堅物真面目人間でした。なんならちょっと恐い。歳は50代で妻子持ち。
なのに。
な・の・に
失踪の理由がなんと
恋人と駆け落ち
社内が騒然となりました。
よくニュースで「まさかあの人が~」的なのを見ますが、まさに絶対にありえない人が絶対にありえない行動を取ったのです。
不謹慎にも「人ってスゲぇな・・」と思ったのを覚えてます。
責任ある立場のプレッシャーに耐え兼ねたのか・・
理由は分かりませんが、とにかく奥さんとお子さんが可哀想・・
結局数か月の愛の逃避行の末、恋人に捨てられ、お金も騙し取られて、髭ボーボーの放心状態で公園にいるところを警察に発見されたそうです。
その後どうなったのかはよく分からないのですが、総務のナンバー2曰く別人のように老け込んでいたそうで、もちろん課長復帰など不可能。即退職となりました。
総務課長失踪の2年前、2018年の5月に私は個人型確定拠出年金(iDeCo)を始めました。
1か月1万円の拠出です。
今は多分会社を通した申請は不要になったんですかね?
当時は会社を通しての申請が必須で、社内でiDeCoを申請する人が僕が初めてだったらしく、めちゃくちゃ嫌な顔をされました。
しかもお国の制度なんで間違いに厳しく、僕もこの恐い総務課長に3回突き返されて泣きながら申請を通しました。
サラリーマンなので年末に「年末調整」というものがあります。そこの控除欄に「確定拠出年金12万」と書くだけで、後はほとんど運用状況も見ないで放置してました。
そして2020年の年末も、いつも通り年末調整を終えてまた来年もコツコツ頑張ろう。と思っていた矢先、総務から年末調整のやり直しを命じられました。
理由が分からず、聞くととんでもない事実が判明しました。
私が2018年5月から始めていたiDeCoが2020年4月で停止されていたと言うのです!
Why! Japanese! People!
久しぶりに証券口座を見たら確かに止まってる!
原因はあの総務課長らしく、機構から勤務先に在籍確認的なものが1年に1度あるのに、それをスルーしていたのではないか、との事。
だから・・「ごめんね!!」
と言われてしまいましたw
「ごめんね!!」なんて言われたら、まぁその総務の人が悪い訳じゃないし、忙しそうだったのでもうそれ以上は何も言えませんでした。
まぁそんなのさっさと再開の手続きすりゃいいか、くらいにしか思ってなかったのですが、iDeCoの機構に電話して聞いたらまさかの、あの死ぬほど面倒くさい、訂正に訂正を重ねた地獄の申込を、もう一度やる必要があると言われてしまいました。
私はマフラーを巻き、決意しました。
そこで心が折れてしまった私は・・本当は良くない事なのですが、そのまま今日まで、ひたすら放置をし続けております。
拠出は出来ずとも、幸い運用は継続しているようなので、もうこれでいいかな・・と。
私が勇気を出して踏み出したiDeCoの旅は、不慮の事故により一旦停止となってしまいました。
もしかしたら。今ならもっと簡単に再開手続きができるのかもしれない・・
でもいいのです・・
私の願いは1つ・・
ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。
次回は、「#13 私以外の同僚が全員騙された、企業型DCの罠」でお会いしましょう。
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!