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「お名前は?」って聞かれたとき、うちの子は…

この記事は、
晩婚、高齢出産、そして発達障害を
もった子どもさんがいる親御さんで、
就学前後の子で、やりとり、応答について、
家庭でどのような 取り組みを
すればいいのかと 考えている
次の方に向けて書きました。

・「お名前は?」と聞かれたとき、
  自分の名前を言えるようになってほしい。
・応答ができるようになりたいが、
 オウム返しになってしまう。
・応答の具体的な指導が知りたい。




■ まずは“答え”から教える

「お名前は?」って、
私たちにとっては当たり前の質問だけど、
子どもにとってはそうじゃないんですよね。
特に、自閉症のある子にはなおさら。

うちの子もそうでした。

最初は「お名前は?」と聞くと、
同じように「お名前は?」って
オウム返しするだけ。
こちらとしては「いや、そうじゃなくて……」と、
ちょっともどかしくなってしまう。
でも、それも子どもが
悪いわけじゃないんですよね。
質問の意味が、まだちゃんとわかっていないだけ。

なので私は、「質問」じゃなくて
「答え」から教えることにしました。

たとえば、「言って、しょうへい」と
言って、子どもが「しょうへい」と言えたら、
「すごいね!」「言えたね!」とすぐに褒める。
こういう“強化”って、やっぱり大事だと思います。
言葉で褒めるのもいいし、ハイタッチしたり、
ちょっとしたおやつをあげたり。
子どもが「うれしい!」って思えることならなんでもOK。


■ ヒントを減らして、自分から言えるように

それができるようになってから、
今度は「お名前は?」と小さな声で聞いて、
そのあとにはっきりと「しょうへい」と
答えるようにしてみました。
最初は真似するだけでもOK。
それができたら、
ちょっとずつヒントを減らしていきます。

「お名前は? し……」みたいに、
名前の最初だけ言ってみるとか。

で、最後には「お名前は?」だけで、
子どもが自分で「しょうへい」と
言えるように目指す。
うまくいったら、もちろん全力で褒める!

ただ、正直……
途中でイライラすることもあります。

「またオウム返しか〜」とか、
「なんで言ってくれないの?」とか。
でも、子どもはわざとやってる
わけじゃないんですよね。
ただ、意味がまだつかめていないだけ。


■ 怒らず、でも譲らず。一歩ずつで大丈夫

だから私は、「怒らず、でも譲らず」という
スタンスを意識するようにしています。
感情が出そうになったら、一呼吸おいて、
ぐっとこらえる。
これ、結構しんどいけど大事です。

嬉しかったのは、ある日ふと、
「しょうへい!」って
自分の名前を言えた瞬間。
それまで何回も練習してきて、
やっと気持ちが通じたって感じたとき、
ちょっと泣きそうになりました。

あと、家でよくやっていたのが、
お父さんとお母さんでちょっとした
“見せる劇”をすること。
「お名前は?」「しょうへいです!」
みたいなやりとりを楽しそうに見せると、
子どもも「やってみようかな?」
って思ってくれたりするんですよね。
これ、けっこう効果ありました。

もちろん、
すぐにできるようになる子もいれば、
時間がかかる子もいます。
焦らなくて大丈夫。
大事なのは、
「少しずつ前に進んでる」ってこと。
たとえ昨日と同じように見えても、
子どもはちゃんと成長してる。

「お名前は?」

たった一言のやりとりだけど、
そこにはすごく大きな意味がある。

子どもが、自分という存在を誰かに伝える第一歩。

その一歩を一緒に踏み出せたとき、
親としてはたまらなく嬉しいものです。


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