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152.旧奈良家住宅【秋田県立博物館分館】秋田県秋田市

旧奈良家住宅は、複数の建物から構成されている豪農屋敷です。
男潟のほとりにあり、秋田県立博物館の分館として扱われていますが、本館からは徒歩10分ほどの距離。母屋は重要文化財指定。

奈良氏は1550年代に大和の国(奈良県)から、現在の潟上市へと移住。
現在地へは江戸時代初期に移転しています。
現在の建物は江戸中期に、9代嘉兵衛により建てられています。
茅葺屋根の母屋には正面左手には座敷中門、右手には厩中門を備えています。

土間

作業場となる土間には、奉公人のための囲炉裏を完備。
一部スぺ-スは、雪の季節に馬が暖を取れるよう馬小屋に。
囲炉裏は履物のままでも利用できるように掘りごたつのような形状。
またその上部空間は男性奉公人の就寝スペースと合理的な作り。

「おえ」は接客用兼家族団らん用の部屋。こちらの囲炉裏は家族用。

おえ

家族用の囲炉裏は、座る場所も厳しく決められていたそうです。
また以前の板敷きから畳敷きになったのは江戸後期。

土縁どえんが廻らされた上座敷と中座敷からなる部屋は、藩主や奉行用。

上座敷

上座敷は書院造り風で、奈良家住宅では最も格式の高い部屋。
土縁は日本海側の住宅で見られる寒さ対策スペースの事。
江戸時代には藩主の命を受けた菅江真澄もこの座敷に滞在しています。

・旧奈良家住宅:秋田県秋田市金足小泉上前8 → マップ

米蔵

米蔵は1棟のように見えますが、北米蔵は1908年、南米蔵は1893年に建築。

明治天皇北野小休所は1881年に建築された木造平屋建で、建築費用を負担したのが奈良家。現在地に移築されたのは1987年ですが、当初は国道7号線沿いに建てられています。

明治天皇小休所

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