142.賀名生の里歴史民俗資料館【賀名生皇居跡】奈良県五條市

室町初期に北朝(持明院統)・南朝(大覚寺統)と両統迭立したのが南北朝時代。南朝方の拠点となった吉野には、行宮(旧皇居)とされた賀名生皇居跡があります。
賀名生の里歴史民俗資料館は、旧皇居跡を中心に整備された公園内にある歴史系ミュージアム。
開館は2004年で、資料館そばには会合等に利用可能な伝承館が併設。

1336年に都を脱出した後醍醐天皇は、賀名生を経て吉野を南朝の拠点とします。その時に迎えられた賀名生の屋敷が、堀信増邸といわれています。
また1348年に足利尊氏の派遣した高師直に侵攻された後村上天皇(後醍醐帝の後継)が、一時避難したのも賀名生です。
そして茅葺住宅とはいえ行宮(旧皇居)と伝えられるのが堀家住宅。
現存する建物は重要文化財で、天皇から下賜された日の丸や笛が伝来。

・賀名生の里歴史民俗資料館:奈良県五條市西吉野町賀名生5 → マップ
堀家住宅の門に掲げられた「皇居」の扁額は、幕末期の吉村寅太郎(天誅組)による揮毫。

住宅はレストランとして利用可能で、ジビエ料理も楽しめます。
また敷地内には宿泊施設も併設。



