第43話:ポメラニアンが次男に転生したかもしれない話
※ 実話です。
一人暮らしのころ、ポメラニアンを飼っていた。

ポメラニアンにしては毛がふさふさでなく、顔つきが可愛い子だった。性格はとてもおとなしかった。そして犬のくせに、猫が好きだった。犬より猫に懐く、不思議な犬だった。
もう亡くなっている。
次男が生まれてから、ふと思うことがある。
この子、あの犬が転生したんじゃないかと。
根拠は三つある。
一つ目は猫が好きなことだ。三人の子供の中で、次男だけが猫に異常に反応する。見るたびに興奮する。
二つ目は動きが犬っぽいことだ。言葉では説明しにくいが、動き方がどことなく犬に似ている。本人は2歳なのでまだ会話ができないが、動きで伝えようとするところが特に犬っぽい。
三つ目は顔の特徴だ。三人の中で唯一自分に顔が似ている。色が白くて、デコが広い。あのポメラニアンもデコが広かった。顔のパーツが大きくて、センターに寄っているように見える。

ただ、性格は全然違う。あのポメはおとなしかったが、次男は三人の中で一番やんちゃだ。暴れん坊で、最近は反抗期なのかものを投げる。うるさくはないが、落ち着きがない。
転生したとしても、性格まで引き継がなかったらしい。

猫好き、デコ広い、動きが犬っぽい。三つ揃えば十分な気がしている。確信はないが、そういうことにしておこうと思っている。
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