見出し画像

アニメ タッチ テレビシリーズ (1985年〜1987年)

舞台は、明青学園。

一見するとどこにでもある普通の高校!

しかしここには、とびきり個性的な三人の幼なじみがいました。

双子の兄弟、上杉達也と上杉和也。

そして、二人の幼なじみでありヒロインの浅倉南。

弟の和也は、成績優秀スポーツ万能・努力家という“完璧な優等生”

一方の兄・達也は、昼寝ばかりでやる気ゼロのぐうたら少年。
 
誰もが「和也こそが主役」と思う中、物語は意外な方向へと転がり始めます。


和也は、甲子園を目指すエースピッチャー。

その理由はただひとつ――南を甲子園に連れていくため。

「南を甲子園に連れていく」

このまっすぐすぎる夢に、周囲も心を打たれます。

南もまた、そんな和也を心から応援し、
三人の関係は穏やかなバランスの上に成り立っていました。

しかし、その日常は、突然崩れ去ります。

地方大会を目前に控えたある日、和也は不慮の事故でこの世を去ってしまうのです。

あまりにも突然の別れ。

残された達也と南の心には、ぽっかりと大きな穴が空きます。


ここからが『タッチ』最大の見どころ。

それまで“影の存在”だった達也が、ゆっくりと、しかし確実に変わっていきます。

最初は「やる気なんてない」と言っていた達也。

しかし、弟の夢、南の想い、そして自分の中に眠っていた何かに気づいたとき、

彼はバットを握り、マウンドへと向かうのです。


「和也の代わりなんかじゃない」

「俺は、俺として甲子園に行く」


この決意の瞬間、物語は一気に加速します。

達也は持ち前のセンスと隠された実力を発揮し、野球部のエースとして成長していきます。

ライバルたちとの熱い試合、仲間との絆、そして南との微妙な距離感!

青春のすべてが詰まった展開に、胸が熱くなること間違いなしです。


1987年のクライマックスに向けて、物語は最高潮へ。

明青学園はついに甲子園出場をかけた大一番へと挑みます。

マウンドに立つのは、もちろん達也。

かつて“昼寝ばかりだった男”が、今やチームを背負うエースに。

観客席には、南の祈るようなまなざし。

そして、誰もが感じています。

この試合は、ただの勝負ではない。

亡き和也への想い、三人の時間、すべてが詰まった“運命の一戦”なのだと。


試合は手に汗握る展開。

一点を争う緊張感の中、達也は何度もピンチを迎えます。

それでも彼は逃げません。

逃げる理由が、もうどこにもないからです。


『南を甲子園に連れていく』

その夢は、今や達也自身の夢へと変わっていました。

そして迎える、最後の瞬間。

ボールがミットに収まったその時、明青学園はついに甲子園への切符を手にするのです。


歓喜の中、静かに空を見上げる達也。

その視線の先には、もういないはずの弟の面影。

「見てるか、和也」

言葉にしなくても伝わる想い。

ここで多くの視聴者が涙をこらえきれなくなります。


タッチ』は、ただの野球アニメではありません。
それは、“失ったものとどう向き合うか”を描いた物語。

そして、誰かのために始まった夢が、やがて自分自身のものへと変わっていく

そんな成長の物語でもあります。

笑いあり、恋あり、そして涙あり。

何気ない日常の中にある奇跡のような青春。

観終わったあと、きっとあなたもこう思うはずです。

「こんな青春、ちょっと羨ましいな」と


昭和の香り漂う名作『タッチ』。

そのラストへ向かう1987年の展開は、まさに“感動の集大成”。

まだ観ていない人も、昔観た人も
もう一度、この夏のきらめきを味わってみませんか?



いいなと思ったら応援しよう!

みぃ〜ちゃん よろしければ応援お願いします!いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!