ダンジョン第71階層【実録】『「証拠がないなら引きずり出す!」最強ギルドの互助陣列を崩壊させる。底辺からの悪魔的等価交換』
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01:アライアンス・ネットワーク・リサーチ〈互助会包囲網の探索〉
俺は焦燥感の中。
次なる一手を模索していた。
戸田ギルドマスター(社長)の自白に依存してはならない。
彼が保身に走り破綻した時でも、他の有力な情報の巻物(証拠)を得る必要がある。

時間が経てば、田中工業の外郭陣列との局地盟約(業務委託契約)の破棄という理不尽が、実行的有効性を伴う既成事実になってしまう。
焦燥的…!
俺がプロファイリング・リサーチ(深層分析)したところ、最強ギルド(大企業)である青木工業には「互助陣列(互助会)」が存在する。
盟約の交差陣列(取引先)である因果防波堤(下請け)の中小ギルド(中小企業)が加盟する組織だ。
そこであれば、当然同じ過酷な条件が突きつけられているはずだ。
伊東統括導師(部長)が外郭盟約(請負先)の補給指揮官(調達の課長)時代から、己の奉納の戦果(営業成績)のために一閃価(単価)を下げる交渉が常態化していたはずだ。
俺は通信魔導具(電話)を手に取った。

「いでよ!」
「アライアンス・ネットワーク・リサーチ〈互助会包囲網の探索〉!」
木村部品の木村ギルドマスター(社長)に早速、テレ・セールス・インカンテーション(遠隔詠唱)を仕掛ける。
「戸田ギルドマスター(社長)からは良い情報が得られず困っています」
「そこで、互助陣列(互助会)加盟のギルド(企業)を紹介して欲しいんです。」
「一閃価(単価)に苦しむ皆さんに、遠隔防壁の分散陣列(在宅化システム)を利用した展開の術式(業務)をご提案したいんです」
「それなら、木下加工か港工業だよ。先方には伝えとくよ」
木村ギルドマスター(社長)の協力に感謝し、俺はすぐさま行動を開始した。
02:リバース・ストラテジー・オファー〈反逆の業務提携提案〉
俺は早速、紹介された木下加工へ向かった。
ゲート・オブ・ディスペア(受付)を済ませ、品定戦域(応接室)で待っていると、木下ギルドマスター(社長)が入ってきた。
警戒的…!
「話は聞いてるけど何の用ですか」

冷たく用件を聞いてきた。
細身で気の弱そうな男だ。
長年の最前線の因果防波堤(下請け)生活で染み付いた疲労感が顔に出ている。
「実は最近、田中工業さんと取引がありまして」
「青木工業さんの一閃価(単価)交渉が非常に厳しいと聞き、何かお力になれないかとお伺いした次第です」

本音を言えば、因果受託の血盟(受注)が増えれば好都合だ。
だが、伊東統括導師(部長)を追い込むためには、黒い噂の真相を突き止めなければならない。
俺は自らの魔力を極限まで高めるため、大きく息を吸い込む。
すでに侵食される王冠(薄毛)が極まりつつある頭頂部へ手をやり、存在しない幻の前髪を豪快にかきあげる仕草をした。

その瞬間、肩の関節がバキッと悲鳴を上げ、噴き出す魔力(脂汗)が額に滲んだ。
「ふっ……この激痛こそ」
「俺の物理刃(自分軸)が極限まで研ぎ澄まされている証拠だ!」
狂気的…!

『おい、おっさん!』
『オレ様の出番だワン!』
魔王ツンのジャッジメント・サタン(魔犬の正論)が俺の脳天を激しく貫いた。
『存在しない髪をかきあげて関節を鳴らすとか』
『ただの痛いおっさんだワン!』
『木下ギルドマスター(社長)がドン引きしてることに気付けワン!』
『さっさとまともな交渉をしろワン!』
俺はツンの言葉に我に返り、言葉を紡ぎ出した。
「発動!」

「リバース・ストラテジー・オファー〈反逆の業務提携提案〉!」
「一閃価(単価)を維持できているギルド(企業)もあるみたいじゃないですか」
「同じような『貢ぎ物』によって維持できたんじゃないですか」
「そんなことをすれば、要求がエスカレートしていく」
「それだけは避けたいと……」
木下ギルドマスター(社長)の目には、理不尽な魔境(ビジネス社会全体)に対する静かな暗黒の炎(強い怒り)が宿っていた。
「立派な心がけだ」
「しかし、継続しなければ所属ギルド(会社)は成り立たない。」
「実際に青木工業に睨まれ、不可逆の盟約(契約)を破棄されているギルド(企業)もありますよね」
「それが田中工業さんなんですよ」
衝撃的…!
木下ギルドマスター(社長)の鋭い視線を感じる。
最強ギルド(大企業)の非情な所業は、彼らにとって死を意味するからだ。
03:バーター・ネゴシエーション〈情報と単価の等価交換〉
俺は少し挑発的に本題に入る。

「ギルドマスター(社長)に一つ提案があります」
「うちは低単価で法理図(図面)1枚を魔導錬成(製図)してご提供可能です」
「1ヶ月の平均で1枚あたりいくらで原初質量(原価)が成り立ってますか」
「銅貨15枚(1500円)ですか。それとも銅貨10枚(1000円)ぐらいですか」
「うちならそれ以下でも可能です」
木下ギルドマスター(社長)は思わず、声に出た。

「なんでそんなことが可能なんだ!」
驚愕的…!
常識外れの安値の提案に、彼の理性が警鐘を鳴らす。
「うちは毎年500人程度技術を習得した未覚醒の信徒(生徒)を輩出しています」
「優秀な未覚醒の信徒(生徒)を遠隔防壁の分散陣列(在宅化システム)のメンバーとして選び、最終チェックはうちの魔導師(講師)がやっています」
俺はさらに熱を込めて語る。

「未覚醒の信徒(生徒)には実務の実績が欲しいんです」
「だから初めの一閃価(単価)は高くなくていい。」
「魔導指導学校(資格学校)にとっても実績づくりの一環として行っています」
木下は興味深く、話を聞き始める。
「なるほど…」
「しかし、その法理図(図面)の理の純度(品質)は大丈夫なのかね」
自信を持って、オレは答える。
「もちろん、大丈夫です」
「すり合わせの段階で十分解決できることですよ」
木下ギルドマスター(社長)が少し考えている。

思案的…!
「確かに今の状況を考えればいい話かもしれない」
「様子を見て少しずつなら、考えてもいい」
「ありがとうございます」
ここで俺は少し強気に出る。
「喰らえ!」

「バーター・ネゴシエーション〈情報と単価の等価交換〉!」
「うちも信徒(人材)には限りがあります」
「ある一定以上の取引量でないと理の純度(品質)が落ちてしまいます」
「ある程度まとまった量での利用をお願いしています」
木下ギルドマスター(社長)は困った顔をする。

急な大口の盟約(契約)の変更はリスクが高い。
圧倒的…!
「もし少ない量から始めたいというご希望であれば、1つお願いを飲んでもらえますか。」
「青木工業の一閃価(単価)交渉の一部始終を教えてもらえませんか」
04:ダーク・ファクト・リベレーション〈隠蔽された真実の暴露〉

「この遠隔防壁の分散陣列(在宅化システム)を青木工業に打ち明けたことで、結果的に田中工業さんの外郭陣列(請負先)への局地盟約(業務委託契約)を破棄されたのです」
俺は怒りを滲ませながら続ける。
「その恨みを晴らすため、私は伊東統括導師(部長)を許すことはできない」
「そこである黒い噂を耳にしたんです。」
「伊東統括導師(部長)は、因果を歪める汚濁供物(賄賂)として不可逆の命脈測儀(時計)を企業に要求していると」
戦慄的…!
「その情報の巻物(証拠)を探しています」
「実は、木下ギルドマスター(社長)も同じ提案を受けたんじゃないですか」
「しかし、断って一閃価(単価)引き下げに応じたのではないですか」
木下ギルドマスター(社長)は沈黙を続ける。
噴き出す魔力(脂汗)が彼の額に滲んでいる。
最強ギルド(大企業)の報復を恐れているのだ。
「発動!」

「ダーク・ファクト・リベレーション〈隠蔽された真実の暴露〉!」
「ギルドマスター(社長)、教えてください」
「多くのギルド(企業)が苦しんでいるんです!」
絶望的…!
俺のソウルブラッド(魂の血)を込めた言葉に、ついに木下ギルドマスター(社長)は重い口を開いた。

「……確かにその提案はあった」
「しかし、俺のもとには情報の巻物(証拠)はない。」
「あくまでも2人でいる時の、たわいのない話の一つとして話してきている」
俺はあえて、話を切り替える。
「ありがとうございます」
「それでは質問を変えます」
「周りで、一閃価(単価)が維持できていると言っている会社はありませんか」
致命的…!
「確か……」
「伊東統括導師(部長)から『戸田ワイヤーさんは快く受けてくれたんだけどね』と話していた気がします」

やっぱり、あのタヌキ親父の戸田ギルドマスター(社長)は隠していたか!

きっぱり断ったというのは嘘で、因果を歪める汚濁供物(賄賂)の要求に応じて一閃価(単価)を維持していたのだ。
俺の推測は的中していた。
悪魔的…!
「他にはありませんか。思い出してください」
「そういえば……」
そこで木下ギルドマスター(社長)は、とんでもない中小ギルド(中小企業)の名前を口にするのであった。
俺のプロファイリング・リサーチ(深層分析)が、ついに最強ギルド(大企業)の闇の核心に迫ろうとしていた。
伊東統括導師(部長)の悪魔的錬金術(搾取のビジネスモデル)の全貌が浮かび上がる。
破滅的…!
異次元おじさんの泥臭い反撃は、ついに後戻りできない領域へと突入した。
だが、俺はこの物理刃(自分軸)を信じ、歩みを止めるわけにはいかないのだ。
【次回予告:ダンジョン第72階層】
戸田ギルドマスターの裏切りと木下ギルドマスターから告げられた「とんでもないギルド(企業)」の正体!
徐々に外堀を埋めていく異次元おじさんの前に、さらなる最強ギルドの理不尽な圧力が立ちはだかる!
全ての真実を暴くための次なる一手が、思わぬ強大な反撃を招き寄せる!?
異次元おじさんの命脈が、絶体絶命の危機に晒される瞬間が迫る!
最後までお付き合いありがとうございます。
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【迷宮の深淵へようこそ】
この 「クソゲー(社会)」 から強制ログアウトさせられた、時給1,100円スタートの男の生存戦略。

覚悟がある奴だけ、次のページをめくれ。
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