【教員の基本】週案の作成ー「来週の自分」に余裕を予約する
学校の働き方や教え方は、
都道府県や市町村、学校ごとに大きく異なります。
このシリーズで書いていることも、
あなたの学校では
「それはできない」
「そんなやり方は聞いたことがない」
と感じる部分があるかもしれません。
それで構いません。
この【基本シリーズ】は、
唯一の正解や、全国共通のやり方を示すものではありません。
多くの現場で比較的通用しやすい
考え方や、仕事の組み立て方、
教員としての土台になる視点をまとめています。
今の自分のやり方・学校のやり方と比べてみて、
「これは同じだな」
「ここは違うな」
「ここはなくなったな」
「名前ちゃうな」
「うちの学校では、こう言い換えたら使えそうだな」
そんなふうに、
自分の当たり前を見直す材料として
読んでもらえたら十分です。
すべてを真似する必要はありません。
取り入れるのは、
使えるところだけで大丈夫です。
このシリーズが、
あなたの現場で事故を減らし、
考える負担を少し軽くする
土台になれば幸いです。
週案は、単なる事務作業ではありません。
一週間という限られた時間をどう使い、どこに「余白」を作るかを設計する、担任の作戦会議です。
予定の「ズレ」を先回りして潰す
週案は、教科書ではなく行事予定から始めます。
・参観日
・避難訓練
・校外学習
・祝日
・研究授業
・短縮日課
・健康診断
・運動会練習
・プール
こうした「普段と違う動き」を先に押さえる。
その上で、
・潰れるコマをどこで補うか
・単元の順番をどう入れ替えるか
を決めておく。
当日の「入れ替え」は、ゼロにする。
「具体」を書くー判断を減らす
教科名だけでは、週案は半分です。
・単元名
・予定時数
・ページ数
・やること
ここまで書いて初めて、見通しになります。
「どこだっけ?」
「何するんだっけ?」
この30秒の迷いが、授業の流れを止めます。
授業を崩すのは大きな失敗ではなく、
こういう小さな停滞です。
「生活」を設計する
週案は、授業だけでなく
子どもの生活を設計するものです。
・宿題
・持ち物
ここを先に決めておく。
特に、宿題の見通しがあると、
・当日の印刷に追われる
・同じ内容を繰り返し出してしまう
・未習内容を出してしまう
こうしたミスを防げます。
持ち物を確定させると、
・忘れ物が減る
・保護者の不安が減る
教室の安定は、ここで決まります。
見通しが余裕を生む
週案がないまま週末を迎えると、
どこかに不安が残ります。
でも、
・ズレを処理した
・具体を書いた
・生活を決めた
ここまで終わっていれば、
頭の中に「来週の地図」ができます。
見通しがあるから、焦らない。
焦らないから、崩れない。
週案は、未来の自分への仕事ではなく、
未来の自分を楽にする準備です。
