【教員の原則】仕事のしんどさは「見えない」から。脳のメモリを空けるための可視化術
仕事がしんどくなる理由は、
仕事量が多いからではありません。
「何を抱えているのか」が、
自分でも分からなくなることです。
・今日やる仕事
・後回しになっている仕事
・判断を保留している仕事
・誰かに相談すべき仕事
それらが全部、
頭の中にある状態が一番つらい。
私は、仕事が回らなくなったときほど、
まず「整理」ではなく「可視化」をします。
きれいに管理しようとはしません。
完璧な一覧表も作りません。
実際、
私はスプレッドシートを使っています。
でも、それは「管理のため」ではありません。
忘れないためです。
色分けも最低限。
項目も必要最小限。
見返して気持ちよくなる表ではありません。
・今日やる
・数日以内
・まだ先
それが分かれば、それで十分。
チェックが入ったら消える。
締切が来たら色が変わる。
それ以上のことはしません。
以前、
「どこでも見られるし便利やん」と思って、
名簿や記録を全部スプレッドシート化したことがありました。
でも、
パソコンを開く
→アプリを立ち上げる
→ファイルを探す
この一手間で、使わなくなりました。
便利そうでも、
立ち上げに時間がかかるものは使いません。
私にとってのスプレッドシートは、
「管理ツール」ではなく、
ただの外付け記憶です。
完璧に整理するためのものではなく、
判断を軽くするためのもの。
だから、
きれいじゃなくていい。
整っていなくていい。
見た瞬間に
「今日は何を処理するか」が分かれば、それで合格です。
付箋でもいい。
チェックリストでもいい。
タスクリストでもいい。
パソコンが正解、
手書きはダメ、
そんな話ではありません。
大事なのは、
今、自分が何を抱えているのかを
外に出しているかどうかです。
それだけです。
見えていない仕事は、
判断を遅らせます。
逆に、仕事が見えるだけで、
「これは今日やらなくていい」
「これは相談した方が早い」
「これは今は判断しない」
そうした選別が、自然にできるようになります。
見える化は、
仕事を管理するためのものではありません。
判断を楽にするためのものです。
私は、
・今日処理する仕事
・今日は処理しない仕事
・判断が必要な仕事
この三つが分かれていれば、
それで十分だと思っています。
すべてを自分で抱えなくていい。
むしろ、抱えない方がいい。
見えてくると、
「これは学年で共有すべきだな」
「管理職に先に話しておこう」
そう判断できる仕事がはっきりします。
見えた瞬間に、
その仕事は「一人の仕事」ではなくなります。
よく、
「早く帰るために可視化する」
と言われますが、
私の感覚は少し違います。
見える形にするのは、
早く帰るためではありません。
冷静でいるためです。
仕事が頭の中で渋滞していると、
判断は雑になります。
雑な判断は、
後で必ずしんどさを生みます。
仕事は減りません。
でも、見えるようにはなります。
見えると、
振り回されなくなります。
それだけで、
仕事は少しずつ回り始めます。
