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【読書感想】逆転監督 森保一 木崎伸也

テレビで見かける森保監督は、いつも物腰が柔らかく、優しそうで真面目な良い人というイメージが強いのではないでしょうか 。

しかし、この本にはその穏やかな笑顔の奥に隠された「したたかさ」「泥臭い生存戦略」が書かれています。

森保監督のこれまでの道のりは、決して華やかなエリート街道ではありませんでした 。

中学時代にはサッカー部がなく、マツダに入社したときも、同期の中で一人だけ一番低い待遇からのスタートだったそうです 。

体格やスピード、特別な技術に恵まれていたわけではない森保監督が、なぜ日本代表のトップに立てたのか 。

恩師は「技術ではなく、人の話を聞いて吸収する力の天才」と評します。

また「森保メモ」のルーツについても書かれています。


そして森保監督の優しさと厳しさを表すエピソードも多く書かれています。

代表戦が終わった翌日、ヨーロッパへ向かう選手たちを、早朝の4時であっても一人ひとり直接見送るというの誠実さと思いやり。

一方で 、チームのルールを乱す選手には毅然として厳しい処分を下すという、ブレない「勝負師としての冷徹さ」・

単に「みんなに好かれる優しい人」ではなく、譲れない一線をきつく握っているからこそ、超一流のプロ選手たちも森保監督を信頼し、ついていくのだと感じました 。

この本を読むと、例えば「長友選手を選んだ意味」「なぜ〇〇選手を選ばないのか」や、「遠藤選手への判断」など、色々なことが腑に落ちます。

謙虚に語りながら、泥臭く誰よりも準備を重ねて勝利を掴み取る姿 。

現代人が目指すべきリーダー像が書かれている素敵な一冊でした。


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