防災┋つなぎ&まもり#25:思い出す日を、“わが家の準備”へ
あの日を胸に、今日できる備えをひとつだけ。
中の人
「1月17日が近づくと、胸の奥が少しだけ静かになります。」
つなぎ
「思い出すだけで終わらせたくないね」
まもり
「うん。“わが家の言葉”にして、ちゃんと残したい」
今日は、想いを備えにつなげる回です。
導入
1月17日。
この日が近づくと、災害のことを思い出す方も多いと思います。もし、つらい記憶がよみがえる方は、どうぞ無理に読み進めないでください。今日は、そっと閉じても大丈夫です。
私たちは、この日を「過去を振り返るだけの日」で終わらせず、未来を守るための日にもできるはず。
不安を煽るためではなく、大切な人を守るための、やさしい一歩を踏み出す日にしませんか。
今日は宣言します。
『思い出す日』を怖がらせずに、“わが家の準備”へつなげる。
大きなことはできなくてもいい。今日、ひとつだけでいい。
マガジン案内
つなぎ
「本編は、気持ちの備えも大切にしながら、暮らしに落とし込む場所だよ」
まもり
「一緒に考えたい人は、シリーズから追いかけてもらえるとうれしいな」
中の人
「一覧はこちら。→」
思い出す→止まる、を超えて
つなぎ
「…ねえ中の人。こういう日って、気づくと“遠い話”にしちゃわない?」
中の人
「する。現実に引き寄せるのが怖いときもあるし、忙しさに流されちゃうときもある。」
つなぎ
「怖い、って言っていいと思う。
でも、“怖いから見ない”のままだと、何も変えられないんだよね」
中の人
「そうなんだよね。思い出すだけで終わると、結局“今日の暮らし”は変わらない。」
まもり
「そこでさ、提案!
“防災の正解”じゃなくて、“わが家の言葉”にしない?」
つなぎ
「わが家の言葉?」
まもり
「うん。たとえば
『連絡が取れなかったらここ』とか、『この合図で集合』とか。
難しい言葉じゃなくて、家族みんながわかる短い合言葉にするの」
中の人
「なるほど…“覚える”より、“言える”にする感じだ。」
つなぎ
「それなら、怖さが少しやわらぐかも。
“わが家の言葉”って、手に取れる感じがする」
中の人
「ここで、読んでくれているあなたにも聞かせてください。
家族と決めていること、ひとつでもありますか?
もし“今はない”なら、今日いっこだけ一緒に作ろう」
やさしい専門パート
まもり
「ここは“怖がらせる”ためじゃなくて、“守る”ための3ステップだよ。
ステップ1:まず心を整える(“全部”じゃなくて“ひとつ”)
『防災』って聞くと、非常食も家具固定も避難経路も…って、つい“全部”を背負いがち。
でも、日本赤十字社の小冊子でも、地震そのものは防げないけど、日頃の備えで被害を小さくできる=減災って考え方が大事だよ、って書かれているんだ。
だから今日は、年に一度この日に“ひとつだけ”見直す、で十分。
ステップ2:“わが家の言葉”で決める(判断と連絡を2本だけ)
① いつ逃げる?
大雨のときの避難情報は“警戒レベル”が目安で、特に大事なのは2つ。
政府広報でも、レベル3=高齢者等は避難、レベル4=全員避難って示しているよ。
気象庁も、警戒レベル3に相当する状況などを解説しているよ。
※レベル5は“もう危険”の合図。避難は基本、4までに。
② はぐれたらどうする?(連絡は“つかない前提”)
決めたいのは2つだけ:集合場所/連絡手段。
そして、NTTの案内では災害用伝言ダイヤル171とweb171が、毎月1日・15日などに体験利用できるよ。
“いざ”の前に一回だけ、家族で触っておくと安心。
(おまけ)どこが危ない?
国土地理院の「重ねるハザードマップ」は、住所を入れるだけでその地点の災害リスクを調べられるよ。
まずは『家に色がついてる?何色?』を見てみるだけでOK。
ステップ3:今日できる“ひとつだけ”を選ぶ
・家族に集合場所を1回聞く
・171/web171を体験利用日に一回だけ試す
・ハザードマップで住所検索して、家の色を見る
できたら十分。ここまで来たら、もう“備え”だよ」
行動ポイント
まもり
「“今日ひとつだけ”でOK。3つから選んでね。
家族に集合場所を1回聞く(LINEでも口頭でもOK)
家の中で危ない場所を1か所だけ直す(倒れそう/落ちそう を1つ減らす)
連絡先(紙1枚)を更新する(スマホがだめでも見られる形で)
『決める』じゃなくて、『聞く』だけでも合格!」
中の人
「迷ったら、いちばんおすすめは 『家族に聞く』。
“今夜ちょっとだけ”で、未来の安心が増えます。」
まとめ
つなぎ
「今日の一歩が、明日の安心につながるよ」
まもり
「できたら十分。1ミリでも前に進んだら、それが“備え”!」
中の人
「思い出す日を、暮らしの準備へ。
来年の1月17日に、“去年の自分、えらい”って思えるように。
次回も、生活の中の“できる”を一緒に増やしていきます。」
あとがき
中の人
「質問です。あなたの家の“集合場所”は、決まっていますか?(家の外でも大丈夫です)」
静かな日ほど、心の奥にあるものが浮かびます。
祈る気持ちも、忘れない気持ちも、どちらも大切にしたい。
そして、押しつけずに。自分の暮らしへ、そっと戻していけたらと思っています。
読んでくださって、ありがとうございます。
今日のあなたの“一歩”が、ちゃんとあなたを守りますように。
出典(本文内で参照)
日本赤十字社「家族で減災対策(小冊子)」
政府広報オンライン「警戒レベル」
気象庁「警戒レベルと防災気象情報」
NTT東日本「災害用伝言ダイヤル171/web171(体験利用)」
国土地理院(ハザードマップポータル/操作マニュアル)
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