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漫才の下僕になった日ーー毎週ショートショートnote

若い頃、文徳高校。

勉強に励む高梁の横で、 三谷はずっと誰かにボケを試していた。

「ベビーカーって、 なんで免許ないんやろ?」
「電車の中で走ったら オレ、100m金メダル獲れるねん」
「電車に線路なかったら、 人はもっと自由やと思うねん」

ちゃう。
ちゃうねん。
その反応ちゃう。

三谷はずっと、 誰かの“ツッコミ待ち”をしていた。

高梁
「なんで俺のそばでやるねん?」
三谷
「深い意味はあらへん」

絶対ウソやった。
だが、
それ以上は関わらない。
関わったら負けだと、
本能で分かっていた。

ある日。
「線路って、 社会の押し付けなんちゃう?」

参考書を叩きつけ、
とうとう高梁がキレた。

「お前は危険な宗教の指導者か‼️」

教室、爆笑。
三谷は立ち上がった。

「うわ、それや!
待っててん、相方❤️」
「下僕並べて、 お前の火ぃつくん待っててん!」

高梁
「キモい!人の人生なんやと思ってんねん‼️」

……まぁ。
乗ったんは、 俺やけどな。

あの日、 俺は『漫才』の下僕になった。

今回参加させていただいたのは
田原さんのこちらの企画です。

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