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ニュージーランドで対車事故を起こした時の完全対処マニュアル

ニュージーランド(NZ)で車を運転中に事故を起こしてしまった場合、日本とは異なる法律や保険の仕組み、そして文化的な違いがあるため、冷静かつ的確な初期対応が非常に重要になります。

万が一、NZの道路で他の車と事故を起こしてしまったら、パニックにならずに次のステップを順に踏んでください。

1. 事故直後の最優先行動(安全確保と救護)

  • ハザードランプを点灯し、安全な場所に車を止めます。

  • 自分自身と相手の怪我の有無を確認します。

  • ​怪我人がいる場合、または道路が完全に塞がっていて危険な場合は、すぐに**「111」**(緊急通報ダイヤル)に電話し、警察と救急車を要請してください。

​2. なぜ「すぐに謝ってはいけない」のか?

​日本では、たとえ自分に非がなさそうでも「すみません」と口にすることがマナーと捉えられがちですが、ニュージーランド(および多くの欧米圏)では、事故直後にその場で謝ることは絶対に避けてください。

​理由は大きく分けて2つあります。

​① 過失(責任)を認めたと見なされるリスク

​その場で「I'm sorry.(ごめんなさい)」や「It was my fault.(私のせいです)」と言ってしまうと、**「自分の過失を法的に認めた(Admission of Liability)」**と解釈されるリスクがあります。

事故の真の原因は、お互いの言い分や現場の状況、ドライブレコーダーの映像などをもとに、後から警察や保険会社が客観的に判断するものです。動転して不用意に謝罪してしまうと、本来なら相手の過失が大きかったケースでも、こちらが全面的に不利になる責任を背負わされる可能性があります。

​② 保険の規約違反になる可能性

​多くの自動車保険(Insurance)の規約には、**「保険会社の同意なしに、現場で勝手に過失を認めてはならない」**という条項が含まれています。現場で謝罪し、非を認めてしまうと、保険会社から「規約違反」として保険金の支払いを拒否されたり、サポートを受けられなくなったりする恐れがあります。

【現場での正しい態度】

相手を気遣う言葉をかけるのは問題ありません。謝るのではなく、**「Are you okay?(大丈夫ですか?)」**と怪我がないかを確認することに集中してください。冷静沈着に対応し、過失についての議論が始まったら「あとは保険会社(または警察)に任せましょう」と受け流すのが鉄則です。

​3. 現場で必ず収集すべき「5つの情報」

​お互いの安全が確認できたら、以下の情報を必ず交換・記録してください。これらは後日、保険の請求(Claim)の際に必ず必要になります。

  1. 相手運転手の情報: 氏名、電話番号、住所、運転免許証の番号

  2. 相手車両の情報: ナンバープレート(Registration number)、車種、色

  3. 相手の保険会社名: (可能であれば、保険のポリー(証券)番号も)

  4. 現場の状況写真・動画: 車の破損箇所(自車・相手車とも)、全体の衝突位置、道路の標識やセンターライン、周辺の景色

  5. 目撃者(Witness)の情報: もし周囲に目撃者がいれば、名前と連絡先を控えておくと非常に強力な証拠になります。

  6.   役立つヒント: スマホのカメラで、相手の免許証やナンバープレート、破損状況をその場ですべて撮影しておくのが一番確実でスピーディーです。

  7.  ニュージーランド特有の「ACC(傷害補償統括局)」について

  8. ​NZには**ACC(Accident Compensation Corporation)**という独自の制度があります。

    • 対人賠償の裁判がない: 事故で相手に怪我をさせてしまっても、医療費について個人間で訴訟されることは基本的にありません。怪我の治療はすべてACCがカバーします。

    • カバーされるのは「怪我」のみ: ACCが補償するのはあくまで身体的な怪我だけです。車の修理費などの「物損」は一切カバーされません。

  9. これは、NZ国内で起きた「怪我」に対して、国籍やビザの種類、過失の有無を問わず、医療費やリハビリ費を補償してくれる制度です。

  10. ​事故後の手続き(保険会社への連絡)

  11. ​現場での対応が終わったら、速やかに自分が加入している自動車保険会社に連絡して事故の報告(Log a claim)を行います。

    • サードパーティ(対物保険)のみの場合でも: 自分が相手の車を壊してしまった場合の賠償に備え、すぐに保険会社へ連絡を。

    • フルカバー(総合保険)の場合: 自車の修理も含めて保険会社が相手方(または相手の保険会社)と直接交渉を進めてくれます。

  12. ​まとめ

  13. ​ニュージーランドでの事故対応の合言葉は、**「まずは怪我の確認、謝罪はせずに情報交換、写真は細かく」**です。

  14. ​日本とは法律も文化も異なるからこそ、現場では毅然とした態度で事実のみを確認し、責任の所在はプロ(保険会社や警察)に委ねるのが、自分を守るための最善の方法です。

事故動画はこちら👇🏻
https://youtu.be/8khlym1bJr4

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