対人関係で崩れやすいときの立て直し
仕事は続けられるのに、人が絡むと揺らぐ
私は、仕事や物事に関してだけ言えば、長く、緩く、少しずつ続けられるタイプだと思っています。
けれど、そこに「対人」が絡んでくると、一気に状況が変わります。
どんなに業務がうまく進んでいても、誰かがずっと同僚への不満を垂れ流していたり、毎回強い口調で突き放してきたりすると、まるで無人島に取り残されたような気持ちになるのです。
年齢を重ねた今では、そこまでどん底に沈むことは少なくなりました。
しかし昔は、周囲の人たちからの外的影響が、とてつもなく大きかったように思います。
ネガティブになる二つの根本理由
1. わからないことへの過剰反応
なぜそんなに過剰に反応してしまうのか。
理由の一つは「相手のことが、結局わからない」からです。
聞いたとしても、それが本当かどうか、自分が正しく解釈できているかを確かめる方法はありません。
考えれば考えるほど、気持ちは沈んでいきます。
「わからないなら考えなければいい」と思っても、頭にこびりついている言葉が響きます。
――「相手がどう思うか考えなさい」「相手を慮って行動しなさい」
たとえ実行しようとしても、その基準は明記されておらず、どこまでやっていいのか、相手が同じ基準で行動しているのかも不明なままです。
もしかすると、自分から見れば気づかいに見えないことも、相手にとっては気づかいかもしれない。そう思うと、もう無理難題に等しいのです。
2. 他人軸すぎる自分
もう一つの理由は、あくまで私の場合ですが、「他人軸すぎる」ということ。
自分の中に評価基準がないため、周りからの評価がすべてになってしまうのです。
良くも悪くも、他者の評価がないと宙ぶらりんになって、足場が安定しません。
さらに、悪い評価はことごとく反省する一方で、良い評価にはあまり目を向けず、「それでも足りない」「お世辞かもしれない」と思い始めたら、かなり危険な状態です。
緩和のための小さな工夫
詳しい方法を知らなくても、自分の中でその日の小さな目標を設定し、自己管理していくことは有効です。
私の場合は、次のようなシンプルな流れを意識しています。
深堀しない
わからないことは必要以上に考えない。適度に周囲を気にする
自分に負荷がかからない程度で。一日を振り返る
朝からの自分の動きを軽く思い出すだけでもOK。
ノートや日記にまとめる必要はありません。
帰宅途中やお風呂、皿洗いの最中など、隙間時間で思い返すだけでも十分です。
振り返りから見えてくる変化
例えば、目覚めが良かった日があれば「なぜ?」と考えてみる。
寝る前にスマホやテレビを見なかったからかもしれない。
カフェインを控えたのかもしれない。
それで調子が良ければ、習慣化を検討すればいいのです。
少し早く家を出たら電車が空いていた。
朝のうちに洗濯を済ませたら、夜に余裕ができた。
夜ごはんに油ものを食べなかったら、睡眠が深く、目覚めもすっきりした。
こうした小さな発見を、ゲーム感覚で改善していく。
大きな変化を狙わなくても、何かは変わっていきます。
「同じ毎日」でも、同じではない
毎日が同じことの繰り返しに感じても、実際には全く同じ日はありません。
天気も体調も、周囲の状況も微妙に異なります。
その差に疑問を持てば、挑戦したくなることや、新しい情報にも出会えるでしょう。
街にもネットにも、無数のきっかけが転がっています。
それをただの風景として見るのか、意識して見るのかで、次の行動は変わります。
小さくても、変化は起きている
どんなに同じに見えても、私たちは一分一秒を生きていて、時間は確実に進んでいます。
だからこそ、ネガティブだけで終わらせず、心地よい時間を少しずつ増やしていきたいものです。
