同じ列車、異なる表情──送り込み回送と営業列車で追った「サフィール踊り子」2日間の記録
1. 久しぶりのnote投稿、そして「サフィール踊り子」へ
今回の記事テーマ:なぜ「サフィール踊り子」を撮影したのか
お久しぶりです。
しばらく撮影や投稿から少し間が空いていましたが、次は何を撮ろうかと考えたとき、自然と「サフィール踊り子」の姿が浮かびました。特別な列車というわけではありませんが、以前から気になっていた存在です。改めて撮影してみたいという気持ちが強くなり、今回のテーマに選びました。
2. 撮影に至るまでのきっかけと今回の狙い
久しぶりの撮影テーマと今回の目的
前回の予告では、東海道線の戸塚〜大船間ではなく、別の撮影地で「サフィール踊り子」を撮影しようと考えていました。伊豆方面へ向かう下り列車を、線路の流れや構図を意識しながら、編成全体が美しく見えるように切り取ってみたいという思いがありました。「TRAIN SUITE 四季島」を撮影した際に感じた、通過の一瞬をどう捉えるかという面白さ。その感覚が、今回の撮影のきっかけにもなっています。
当初は戸塚カーブ(盛徳寺跨線橋)を検討していましたが、すでに撤去されており、撮影することはできなくなっていました。以前の定番スポットが姿を消しているのを目の当たりにし、時代の変化を感じる瞬間でもありました。そこから撮影地を改めて考え直し、最終的に選んだのが、東京駅へと向かう送り込み回送と、西大井〜武蔵小杉間を走行する営業列車という2つのシーンを追うことでした。撮影条件や場所は異なりますが、列車の一瞬の表情を切り取るというテーマは変わりません。その思いを胸に、今回の撮影に臨みました。
3. 東京駅へ向かう送り込み回送
営業運転前に見せるサフィール踊り子の姿
― 通常とは異なる移動シーン ―
今回撮影したのは、営業運転前に東京駅へ向かう「サフィール踊り子」の送り込み回送です。撮影地に選んだのは、尾久駅近くの梶原踏切付近でした。有刺鉄線や足元の状況に注意しながら、安全を確保したうえで撮影に臨みました。しばらく待っていると、青い車体が特徴的なサフィール踊り子が東京駅へ向けて通過していきました。営業列車として走る姿とはまた異なり、送り込み回送ならではの落ち着いた雰囲気が印象的でした。事前にイメージしていた構図を意識してカメラを構えます。撮影後に写真を確認すると、理想としていたイメージに対して再現度も高く、タイミングや構図も納得のいく仕上がりとなりました。狙い通りの一枚を残すことができ、貴重な送り込み回送を記録できた満足度の高い撮影となりました。

撮影日:2026年6月6日(土)
4. 西大井〜武蔵小杉間で撮影した「サフィール踊り子」(新宿発)
4-1. 新宿を発車し、伊豆へ向かう営業列車を撮影して
通勤路線を走る列車の中でも、ひときわ異質な存在感を放つサフィール踊り子。その姿を記録するため、この日は新宿発の営業列車を撮影しに出かけました。深いブルーの車体と大きな窓を持つその列車は、日常の風景の中にありながら、どこか非日常を感じさせる雰囲気があります。今回はその走行シーンをしっかりと記録することが目的です。
4-2. 西大井での試み
当初は西大井駅での撮影を考えていました。しかしホーム上には「黄色い点字ブロックから出ての撮影は禁止」という案内があり、安全面を考慮してその範囲内での撮影となりました。実際にカメラを構えてみたものの、構図的に思うような写真にはならず、この場所での撮影は見送る判断をしました。
4-3. 西大井〜武蔵小杉へ移動
そこで思い出したのが、西大井〜武蔵小杉間にある以前から気になっていた撮影ポイントです。すぐに移動を決め、徒歩で現地へ向かいました。到着するとすでに同業者の方もおり、サフィール踊り子やその他の列車についての話をしながら通過時刻を待ちました。その間に練習撮りも行いながら、本番の通過を待ちました。その最中、カメラのバッテリー残量が少ないことに気付きます。予備バッテリーを自宅に忘れてきてしまっていたため、残量を気にしながらの撮影となりました。
4-4. 本番
そして本番。
サフィール踊り子は新宿を発車し、伊豆へ向かって新幹線の高架下を抜けながら走り抜けていきました。その姿は、観光列車としての存在感をしっかりと感じさせるものでした。バッテリー残量がわずかという緊張感の中でしたが、一瞬のチャンスに集中してシャッターを切りました。無事に記録できた安堵感とともに、納得のいく一枚となりました。

撮影日:2026年6月7日(日)
4-5. 撮影を終えて
撮影後には同業者の方とお互いの写真を見せ合いながら談笑し、短い時間ながらも充実したひとときを過ごすことができました。思わぬハプニングもありましたが、それも含めて印象に残る撮影となりました。
5. 「サフィール踊り子」を撮影して感じたこと
送り込み回送と営業列車、それぞれの印象
今回の撮影では、送り込み回送と営業列車という2つのシーンを記録しました。送り込み回送は2026年6月6日(土)、営業列車は2026年6月7日(日)にそれぞれ撮影しています。送り込み回送では、営業運転とは少し違った落ち着いた表情を捉えることができました。一方で営業列車では、新宿から伊豆へ向かう走行シーンを通して、観光列車としての力強さや華やかさを改めて実感しました。撮影条件や場所は異なりましたが、どちらのカットもイメージしていた雰囲気に近い仕上がりとなり、満足のいく結果となりました。短い期間の中での撮影ではありましたが、異なる2つのシーンを記録できたことで、「サフィール踊り子」という列車の魅力をより深く感じることができた撮影となりました。
6. おわりに
今回の撮影全体の振り返りや、今後撮影してみたいシーンについて。
今回の撮影は、送り込み回送と営業列車という異なるシーンを通して、サフィール踊り子を記録する機会となりました。場所や条件が変わる中での撮影でしたが、それぞれの現場でしか得られない雰囲気もあり、改めて現地で撮ることの面白さを感じることができました。また機会があれば、別の撮影地や時間帯でもこの列車を記録してみたいと思います。
7. 使用した機材の紹介
今回の撮影では、Canon EOS R10を使用しました。レンズはCanon RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMです。広範囲からアップまで対応できるため、今回のような通過撮影ではとても扱いやすい一本でした。撮影地ではこの組み合わせで、構図の調整や列車の引きつけにも柔軟に対応でき、安心して撮影に集中できました。まさに今回の撮影を支えてくれた“相棒”です。
8. Instagramのご案内
他にも撮影した写真をInstagramにアップしています。ぜひ覗いてみてください!
https://www.instagram.com/takumi_photo0921/
9. 次回予告
次回は「東京さくらトラム(都電荒川線)」をテーマに、日常の中を走る路面電車の魅力を紹介します。東京スカイツリーと都電を一緒に収めたカットなど、街と鉄道が織りなす風景をお届けする予定です。

