新日本復活論(外伝) 神事編 音楽の巻【第十五話】 〜サブカルチャーが生んだ循環の鼓動〜第三部 ヒップホップ篇 言葉としての音楽 第五章 ヒップホップの世界的拡散
第五章
ヒップホップの世界的拡散
2000年代以降、ヒップホップは世界で最も影響力のある音楽文化の一つになった。
アメリカの黒人文化から生まれた形式が、各国の言語と社会状況に合わせて変容していった。
この流れの中で、
ケンドリック・ラマーはヒップホップの表現を文学的領域まで押し上げた存在だった。
2018年、アルバム「DAMN.」でピューリッツァー賞を受賞し、ラップが高度な言語芸術として制度的にも認められる転換点となった。
ヒップホップは黒人社会の音楽から、矛盾を抱えたあらゆる地域の人々の言語へと変化した。
余っていたエネルギーが循環し、新しい文化として各地で再生成され続けたのである。
