きれいなうどん
夜ご飯に、
トマトソースパスタを作ることがある。
上の子の給食だよりに載っていたレシピで
シンプルに玉ねぎ、にんじん、トマト缶を
煮込んで作るトマトソースだ。
肉は入っていない。
モスバーガーのソースみたいな味で、
子どもたちも、ばあばも、夫も気に入っている。
子ども達なんて、
食べてる時はナウシカに出てくる
王蟲みたいになってる。笑
少し多めに作れば、
翌日はチキンステーキに添えても美味しい。
気づけば、給食メニューだったものが、
わが家の定番になっていた。
そんなある日。
保育園へ下の子を迎えに行くと、
「ママー。よるごはん、なに?」と聞かれた。
今日は自信がある。
「スパゲッティよー!」と自信満々で答えた。
すると返ってきたのは、
「ちゅるちゅる(スパゲッティ)、やだ」
……え???
パスタ好きやん??
と思っていると、下の子が続けた。
「きれいなうどんがいい」
「え???きれいな…うどん???」
それって……
素うどん?
麺つゆだけ?
本場讃岐うどん???
いったい何が『きれい』なんだ?
色?
素材??
余計なものを削ぎ落とし
磨きに磨かれた真のうどん…なのか???
いや、下の子の言葉が逆に余計なものを
削ぎ落としすぎている。
わからない…わからなすぎる……!!
これは今日食べないやつでは…
(納豆あったっけ?)
きれいなうどんじゃなくて、
汚いちゅるちゅるでごめんよ…と、
不安なまま、YouTubeに夢中になってる
下の子におそるおそる食べさせてみる。
……普通に食べた。しかも完食。笑
なんだったんだ、あの主張は。
YouTubeに夢中で忘れたのか。
それとも、
きれいなうどん問題は心の中で解決したのか。
子どもの気分というものは、
どうやら雲をつかむようなものらしい。
保育園の玄関でこの話になったので
翌日気になりすぎていた先生から
「昨日……どーでした?きれいなうどん……」
と声をかけられた。笑
そして、きれいなうどんの正体は
いまだに明らかになっていないのだ。
