ドジャースに激震…ダルトン・ラッシングは「右肘UCL部分断裂」 当初の“炎症”診断から一転
ロサンゼルス・ドジャースに大きな衝撃が走った。
8月初旬、右肘の違和感で負傷者リスト(IL)入りしていた若手捕手ダルトン・ラッシングについて、デーブ・ロバーツ監督が**「右肘UCL(尺側側副靱帯)の部分断裂」**と診断されたことを明らかにした。(Reuters)
「炎症」から「部分断裂」へ
ラッシングは当初、球団から「右肘の炎症(elbow inflammation)」と発表されていた。
しかしMRIによる追加検査の結果、UCLの部分断裂が判明。これは投手だけでなく、捕手にとっても非常に深刻な負傷だ。(Reuters)
当面は送球禁止
ロバーツ監督によると、
* 打撃練習は継続
* 4~6週間は送球を完全にストップ
* 保存療法で回復を目指す
* 現時点では手術は予定していない
という方針になっている。(Reuters)
捕手にとってUCL損傷は投手以上に厄介
UCLと聞くと、多くの人はトミー・ジョン手術を受ける投手を思い浮かべるだろう。
しかし捕手も1試合で何十回もの送球を行うポジションだ。
二塁送球、盗塁阻止、バント処理、投手への返球など、肘への負担は非常に大きい。
そのため、
「打撃はできても捕手として守れない」
という状況になりやすい。
ラッシングも現在は打撃練習を継続できる一方で、送球は禁止されており、捕手としての復帰時期は見通せない状況となっている。(Reuters)
ドジャースが捕手を緊急補強した理由
実は今回の診断が判明する前後で、ドジャースはトレード期限直前に
* ベン・ロートベット
* ハンター・フェドゥーシア
の2人の捕手を獲得している。(Reuters)
これは偶然ではない。
正捕手ウィル・スミスも首の故障で離脱中という状況の中、ラッシングまで長期離脱となれば、チームは捕手不足に陥る。
そのため、フロントはトレード期限までに即戦力捕手を確保する判断を下した。
結果的に、この補強は非常にタイムリーなものとなった。
ポストシーズン出場も不透明
ロバーツ監督は現時点で
「今季残り、そしてポストシーズンでどうなるかは分からない」
と説明している。(Reuters)
保存療法で回復する可能性はあるものの、捕手として十分な送球能力を取り戻せるかは今後の経過次第。
シーズン終盤に打者として復帰できたとしても、捕手としてプレーできるかどうかは依然として未知数だ。
まとめ
ドジャースは当初、「軽い炎症」と説明していたラッシングの故障が、精密検査によって右肘UCL部分断裂というより深刻な診断へと変わった。
現時点では保存療法での回復を目指す方針だが、送球再開まで4~6週間を要する見込みで、捕手としての今季復帰には大きな不確定要素が残る。
ポストシーズンを見据えるドジャースにとって、この故障がシーズン終盤の戦力にどこまで影響するのか。今後のリハビリ経過が、大きな注目を集めそうだ。(Reuters)
