パンクが時代を創る AIは仕事を奪うのか? 変化を恐れるか、波に乗るか。
「AIが仕事を奪う」
その言葉に不安を感じた人は少なくないでしょう。
けれど振り返れば、スマホもCGもYouTubeも、登場したときは同じように批判されていました。
文化が生まれるとき、必ず起きる混乱。
その"パンク"の先に見えるものとは何なのか。
変化の時代を生きる私たちへ贈る、小さな問いかけの物語です。
パンクが文化を創る
AIが仕事を奪う。
そんな言葉が世界中を駆け巡った。
AIが一般に広がり始めて3年。
その圧倒的な進化に、多くの人が衝撃を受けた。
不安になった。 恐ろしくなった。
だけど、どうやらここから逃げることはできなさそうだ。
触れないという選択はできても、 存在しないことにはできない。
思えばスマホが出たときもそうだった。
取り残されたくない。
そんな焦りの中で、多くの人が必死に覚えた。
映像業界ではCGが登場したとき、
「こんなのは偽物だ」 「人間の仕事を奪う」
と批判された。
けれど10年後。
CGは当たり前になり、 それを前提に感動する作品が生まれた。
YouTubeもそうだった。
「テレビが終わる」
そう言われ続けた。
だが今では、テレビで活躍した芸人たちがYouTubeで新しい表現をしている。
文化が生まれるとき、 必ずパンクが起きる。
常識が壊れる。
価値観がぶつかる。
昨日までの正解が通用しなくなる。
だから人は怖くなる。
けれど、その混乱の隙間から新しい文化は芽吹いていく。
批判ばかりしているうちは、 まだ向こう岸に立っているのかもしれない。
粗探しをしているうちは、 まだ波に乗れていないのかもしれない。
心が動いたとき。
「面白い」
「やってみたい」
そんな小さなときめきが生まれたとき。
人はようやく未来へ足を踏み出す。
そして思い出す。
自分は何のために表現したかったのか。
何のために人を笑顔にしたかったのか。
何のためにエンタメを志したのか。
技術は進化する。
だけど感動の源泉は、 今も昔も人の心の中にある。
だから問われているのかもしれない。
あなたは感動を生み出すためなら、
今までの常識を。
積み上げてきた技術を。
そして「こうあるべき」という思い込みを。
手放すことができますか?
文化を創るのは、 いつだって正解を守った人ではない。
パンクの向こう側へ踏み出した人なのだから。
