自分の本当の願いを6ヶ月以内に実現して幸せになる!ノートを使ったシンプルな方法
※この記事は、2020年12月末に公開したUdemy オンライン講座(2025年現在、新規登録停止中)の元になったもので、オンライン講座の内容の25%近くをカバーしています。
※RYUZOはここに書いた方法で、小さな煩悩から少し大きめの煩悩まで、普通は3ヶ月以内、平均して6ヶ月以内にさまざまな願いを実現してきました。きっとあなたの人生ももっと豊かになると信じています。
自分が本当にやりたいこと、
欲しいもの、大切なことを明らかにしましょう!
実際には自分が本当にやりたいことは、「見つける」というより「見つかる」ものだと思います。自分が本当にやりたいことが見つかるようにするには、日常生活で小さな行動を続け、習慣変えていくなど、ちょっとした工夫が必要です。
1. 自分の本当の願いを知ること
自分が本当は何をやりたいのか、夢は何なのか、実はよくわからない、という人が少なくないようです。
今まで、世間の常識に沿った、それなりの人生を送ってきたり、親の言う人生のレールを何の疑問も持たずに歩んできた人は、はて? 私はどこに向かおうとしていたんだろう? と道に迷ってしまうこともあります。
自分の到達したい目的地、ゴールを知っておいたほうが、人生の旅路も楽しくなります。
しかし先行きの見えない現代、これまでのように良い大学に入って、良い会社に入れば将来安泰などという万人向けの幸せパターン、成功パターンというのは崩壊しつつあることは皆さんもお気づきの通りです。
そもそも幸せのパターンは人の数だけあります。自分の幸せのためには、自分だけのゴールを見つける必要があります。
ただ、自分の人生の夢やゴールについて特に考えていなくても、今の世の中、生きていくことはできます。
日本に住んでいれば、世界のほかの国より治安も良いし、24時間コンビニで買い物もできるし、電気や水道、通信などのインフラも整っています。
衣食住、つまり食べるものがあって、着る服があって、安心して眠れる住まいがあれば、生きてはいけます。
ですので「あなたの夢は何ですか?」とか、「あなたの目標は何ですか?」と聞かれて、「う〜ん、特に無いですねぇ」と答えても別に恥ずかしくは無いです。
もしも無人島に一人で漂着してしまったら、衣食住を全て自分でなんとかしないといけないので、夢とかゴールとかについて、考えている余裕は無いかもしれません。
私たちが住んでいる社会では、衣食住やそれ以外のことも全部分業で成り立っているので、自分で生活に必要な糧を得られる仕事があれば、特に何も考えなくても生きていけるのです。
しかし、集団生活の中で、自分の考えが無いまま生きていると、他人の人生を生きることになります。ゴールについて特に考えていなくても生きていけるので、自分から気づかない限り、他人の思考に振り回されるだけの人生になってしまいます。
自分の考えが無いとは、例えて言うなら、タクシーに乗って「どこかイイところに行ってください」と言うようなものです。
フツーそれで発車してくれる運転手さんはいないと思いますが、仮の話としてどこかへ行けたとしましょう。
でも到着地はおそらく、皆さんの考えているイイところではなくて、運転手さんの考えているイイところです。運転手さんとバッチリ趣味が合えばいいのですが。。。
行き先はある程度決めて、途中でも方針はハッキリしていないと、結果的にほとんどの場合、他人の行きたいところに連れていかれます。
連れていってくれる人が親切な良い人なら、道草も楽しくて、新しい発見があるかも知れませんが、他人をコントロールしようとするような人に従うと、ひたすら振り回されることになります。それでは楽しくありません。
アメリカでのある調査によると、87%の人は目標を持たずに生きており、87%のうち60%はなんとか生活、27%は援助を受けて生活しているということがわかりました。
これに対して、残り13 %のうち10%の人は漠然とした目標を持っており、ある程度豊かに生活していました、そして3%の何不自由なく生活している人は、目標を紙に書いているということがわかったそうです。
※ポール・J・マイヤーの調査による。ハーバード大学でも1979年から10年間調査が行われ、同様の結果となり、年収に10倍の開きが出たという報告もある。
これまで日本人の多くは、儒教の影響で、親の言うことは何でも聞くように教えられたり、暗記中心の詰め込み式教育の影響によって、上から与えられた目標や道を忠実に進むのが良しとされることが多かったようです。
このため、自分の夢や目標を自分で考えることに慣れていない人も多いです。欧米式の目標設定をしようと思ってもなかなかできない人が多いのも事実なのです。
つまり親や兄弟、学校の先生、会社の上司などが設定した目標を自分の目標として設定しまいがちになります。
そのように教育され、子供の頃から自分の道を選ぶことに慣れていないと、大人になっても自分で自分の本当に進みたい道を決めることができなくなります。
身近な例では、自分の着る服も自分で選べない、買えない、レストランなどでなかなか食べたいものを選べないという人もおられるかもしれません。
しかし、親や学校の先生もキャリア・プランナーも私たちに本当に正しい道を教えてくれることはありません。
自分の道は自分で選ぶしかないのです。
しかし、親や周りの決めた道を捨てる決心をしたとして、それを実行に移すと、今度は何をやったらいいのかわからず、途方にくれることもあります。
スピリチュアルの分野では、自分のハートの声を聞きましょう!とか、魂の望みを見つけましょう!といったことも言われています。
一説には、脳よりも心臓のほうがエネルギーの場が大きく、マインドよりもハートのほうが私たちの人生にも大きな影響を与えていると言われています。
ただ、ハートとか魂といってもなかなかピンとこないかたも多いのでは、ないでしょうか。誘導瞑想とかをしても気分的なもので終わってしまうことも多いと思います。
では、どうしたら、自分が本当は何をやりたいのか、本当の願いは何かを知ることができるのでしょうか?
一つの提案としては、マーケティングやアイデア発想法を活用すると、自分の本当にやりたいことや、夢を具体化していくことができます。
私は30年以上にわたって、仕事で商品開発や新事業企画、マーケティングに携わってきました。それに付随して心理学や脳科学も結構勉強しました。
マーケティングは元々は企業の顧客のために使うものですが、自分を顧客に置き換えてみると、自分自身の人生にも応用することができます。
2. 課題とゴールの違い
まず最初に皆さんが夢や目標を立てる時、今の課題と本当にやりたいことが、ごちゃ混ぜになっていないでしょうか?
商品開発の現場でもすぐに取り組めるのは、顧客の課題解決のための商品やサービスです。ただ今の課題解決が本当に顧客の求めている本来のニーズか?というと必ずしもそれは一致しないことがあります。
皆さん一人一人に当てはめると、たとえばもっとお金が欲しいと思ったとします。今、生活していくためのお金も足りないという場合、それは現状の課題解決になります。
なんとか生活はしていけるけど、もっとお金が欲しいという場合は、何のために?という質問が出てきます。この何?というのが、皆さんの本当に求めているものかもしれません。
もし皆さんが何らかの心の空虚感を満たしたいというだけなら、まだそれは課題解決の範囲です。
もっと先まで進んでみましょう。現在の生活にもそこそこ満足していると仮定した場合、それでも皆さんがやりたいこと、欲しいものがありますか?
それが、皆さんのハートや魂から本当に求めているものかもしれません。
新商品やサービスの開発と同じで、課題解決か本当に求めているものを実現するか、それは優先順位の問題でもあります。
とにかく身近な課題を解決したい場合は、まずそれに取り組みましょう。しかしこの時も自分が本当に求めているものを知った上で行動することが大切です。
マーケティングの世界で有名なハーバード・ビジネス・スクールのクレイトン・クリステンセン教授が提唱した『ジョブ理論』というのがあります。
ジョブ理論とは、簡単に言うと顧客が製品やサービスを購入する理由を明らかにし、それに対する解決策を提供する考え方です。
クレイトン教授は、ジョブを「特定の状況で顧客が成し遂げたい進歩」と定義しています。
顧客の部分を自分自身に置き換えてみてください。私たちも心の底では進化を成し遂げたいと思っているのです。
これに先立つ有名な例え話にセオドア・レビットの『マーケティング発想法』に出てくる穴とドリルの話があります。
顧客は刃の直径が4分の1インチのドリルを求めているのではない。4分の1インチの穴が欲しいのだ。
--『マーケティング発想法』 セオドア・レビット
クレイトン教授の言っているジョブとは、この場合の穴です。そしてその解決手段がドリルというわけです。ドリルじゃなくて、穴に注目しましょうということです。
また、今までの考えの延長線上に囚われないことも大切です。今、想像できる課題の解決策ではなく、自分が何を求めているのかを見つけてください。
自動車王のヘンリー・フォードの名言にも次のようなものがあります。
もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、彼らは「もっと速い馬が欲しい」と答えていただろう。 -- ヘンリー・フォード
ヘンリー・フォードは、顧客の求めているのは、今より速く移動したいということだ、という本質に気づいたので、当時お金持ちしか乗ることが出来なかった自動車を大衆でも買える値段で売れるようにして大成功したのです。
Appleのスティーブ・ジョブズの言葉にも次のようなものがあります。
Our job is to figure out what they’re going to want before they do. 私たちの仕事は、彼らが望むより前に、彼らが何が欲しいのかを理解することです。 -- スティーブ・ジョブズ
つまり、顧客は自分の欲しいものを本当はわかっていない、という前提の考えです。もしスティーブ・ジョブズが、自分の欲しいものをわかっていない顧客の声を聞いてから製品を開発していたら、物凄く多機能な携帯電話しか作れなかったと思います。
しかし彼は、顧客が本当に欲しいものを想像し、電話を再定義すると言って、一枚の板のような端末で電話もインターネットも音楽鑑賞もカメラもまたアプリの追加でいろんなことが出来るiPhoneを生み出すことに成功しました。
皆さんの人生においても、そこそこ希望は叶っているけど、自分が本当に求めているものと何か少し違うなぁ〜と感じることがありませんか?
それは、自分の欲しいものが何かよくわかっていない状態で、世間の言う一般的な話や過去の常識から考えてきたからかもしれません。
自分の本当に求めている本質を知り、また課題があるなら、その解決策は何が適切かを慎重に選んでください。
3. 夢やゴールを見つける前にやること
京都の北野天満宮の梅林には1500本の梅の木がありますが、その中には『思いのまま』という品種があります。一つの枝に紅白の花が咲くという珍しい品種です。
皆さんは、すでに思いのままの人生を歩まれています。しかしそれは、表面的に思っていることではなく、潜在意識の思いのままの人生です。
私たちの意識の9割がたは、潜在意識です。潜在意識は記憶の宝庫です。記憶は感情と結びついています。
潜在というぐらいなので、普段は意識することもない、見えない意識ですが、そこには重要なプログラムが働いています。
その代表的なものは、毎日の習慣にも現れていますが、自動運転システムと現状維持システムです。
アメリカの神学者、ナサニエル・エモンズは、「習慣は最高の召使いか、そうでなければ最悪の主人である」と言っています。
私たちは自由意志で毎日動いているつもりですが、ドイツのベルリン大学附属シャリテ病院の脳科学的な実験では、人間の自由意志は存在するが、ほんの0.2秒だけという結果が出ています。
また、人は意識して行動する以前に脳が判断した自動的な行動、それが習慣ですが、思考よりも習慣による行動を先に行っているという実験結果もあります。
アメリカの生理学者、ベンジャミン・リベット博士の脳科学的実験によると、私たちがある動作をしようと意識的な意思決定をする以前に、準備電位と呼ばれる無意識的な電気信号が立ち上がるのを確認したそうです。
つまりほとんどの人は、自由意志で生きていると思っていますが、実は習慣による無意識の行動に支配されて生きているのです。
このため、もっと良い人生を送りたいと思っても、昨日と今日は大きくは変わらないのです。
私たちの脳には、脳の中心部から網目のように広がるRAS(Reticular Activating System:網様体賦活系)という「自動運転システム」の働きがあります。行動レベルの働きとして、私たちの生命を維持する呼吸、心臓や血液の流れなどをコントロールしています。
意識レベルの働きとしては、自分の関心のある情報だけを脳にインプットするような働きがあります。感覚器官からの情報を全てインプットすると脳が処理しきれないので、あらかじめ優先順位をつけて選別しているのです。
たとえば雑踏の中にいても自分の名前を呼ばれたら、すぐにわかるといったこともこのRASの働きです。
また人間の脳や潜在意識に「現状を維持する」という強力な働きがあります。
それは、自動車の車線維持システムのようなものです。
潜在意識の現状維持システムによって、車が車線をはみ出さないように、脳も安全な道を進み、余計なエネルギーを使わずに済んでいるのです。
脳は、脳は体重の僅か2%の臓器でありながら、20〜50%のエネルギーを消費すると言われています。このため、脳はできるだけ省エネで働こうとするのです。
潜在意識の現状維持システムという見えない働きによって、私たちは、ある意味守られています。
脳や潜在意識は、今までの習慣や選択で危険が無いと判断すると、それを繰り返すように働きます。その結果、意識していなくても今までで一番無難だった人生を繰り返すことになります。
人がコンフォートゾーン(安全で快適な領域)をなかなか抜けようとしないのは、この潜在意識の現状維持システムの働きのためかもしれません。
それで幸せならば、そのままで良いのですが、私たちは、基本的に今よりもっと成長したいという生成進化の気持ちも持って生きています。それも生命の持つ本質です。ある意味、魂の願いとも言えます。
現状を維持したいという潜在意識の働きと、もっと成長したい、もっと快適でありたい、もっと豊かな人生を歩みたいという表面的な気持ちがぶつかると、人は日々の生活に疑問を持ち、幸せを感じることが少なくなってしまいます。
今の習慣が自分の幸せにとって、良いものであれば、気にすることはありません。習慣の自動運転システムに任せましょう。もし今、とっても幸せなら、ハンドルを手放しても大丈夫です。
しかし、たとえばもっとお金持ちになりたいと思っている人が、お金持ちになれない習慣に支配されているとしたら、、、それは幸せとは言えません。
では、好ましくない習慣を改善し、潜在意識の現状維持システムを書き換え、人生の進路変更をして、自分の望ましい道に進むためには、どうすれば良いでしょうか?
そのためには、人生の目的地、自分の目指すゴールを明確に設定する必要があります。
コンフォートゾーンを抜けて、新しい道に進むには、「ゴールを設定」することが必要です。ゴールを設定することで、習慣の呪縛を少しずつ解いていくことができます。
さらにしっかりとした人生のデザイン、ライフスタイルのデザインをしていく必要があります。
つまり、自分の目的地とするゴールを設定し、そこまでの道筋を考え、途中で何をするかを具体的に考えいくのです。
ただ、それは重要ではあるけれど、緊急のテーマでは無いため、多くの人は、日常の緊急を要する重要では無いことにエネルギーと時間を取られ、特にそのことについて深く考えようとはしません。
しかし、自分の人生を生きたいのなら、自分が本当は何をやりたいのか、どんな人生を歩みたいのか、何を実現したいのか、自分が本当に欲しいものは何か? それらを明確にしていく必要があります。
自分の夢やゴールを明確に意図し、それを強化していけば、脳や潜在意識の自動化プログラムもそれに従って機能してくれるので、自分が望む人生を自動的に生きられるようになります。
ちゃんとした行き先をナビゲーション・システムに入力することによって、初めて新たな習慣を生きることができるようになるのです。
自分の夢やゴールを明確にすることは、実は幸せのためには、とても大切なことです。
自分が本当にやりたいことを実現するには、自分が本当にやりたいことを明らかにし、顕在意識と潜在意識でそれを統一する必要があります。
自分が何をしたいのか、自分の本当に求めているものが何か、よくわからないという場合は、主に次の3つの原因が考えられます。
・余計な情報が多すぎる
現代社会に生きる私たちの周りには、スマホ、テレビ、ラジオ、インターネット、通勤電車の吊り広告、街の看板などあらゆるところに情報が溢れかえっています。
しかし、それらの多くは、皆さんに直接関係のあるものではありません。
・情報が整理できていない
部屋のかたづけと同じで、まず不要な情報をシャットアウトし、メモやノートを使って頭の中を整理しましょう。これには手書きがオススメです。
・自分の求める分野の知識と経験が少なすぎる
自分の本当に求めることを実現できていないという人は、それに関する知識と経験が圧倒的に少ないです。自分の関心のある知識を集め、行動しましょう。
まず自分の身の回りの余計な情報から離れて、自分の意識の内側を見つめることが大切です。
京セラ創業者の稲盛和夫氏は、定期的にお忍びで二泊三日程度の期間、外部との接触を絶ち、瞑想三昧の時間を過ごされると聞いたことがあります。
普通の生活をしている私たちは、こういったまとまった時間を過ごすことは難しいかもしれません。しかし日々の生活の中でもプチ内観、プチThink Timeを設けることはできます。
少しの時間でも良いので、自分を見つめる時間を持ち、その上で情報を整理して、自分が本当に求めることを知り、その分野の知識と経験を得ることにフォーカスしましょう。
4. アナログな手書きが良い理由
私は毎朝5時半頃に起き、朝食を摂る7時過ぎまでの間、ゆっくり白湯を飲みながら思索したり、瞑想する時間に当てています。そこで出てきたアイデアは、すぐにメモします。考えをまとめ、自分の思考と行動を方向づける大切な時間です。
最近、メモやノートに関する本も巷で多く見かけるようになってきました。
なかでも『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』(ライダー・キャロル著、ダイヤモンド社)と『メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)』(前田裕二著、幻冬社)の2冊は有名です。
この2冊で紹介している手法もスマホやパソコンは使わず、アナログなノートやメモに手書きが基本です。考えをまとめたり、自分の本当の気持ちを引き出すには、手書きのほうが良いのです。
なぜ、スマホのメモ、パソコンのWord、MacのPagesを立ち上げて入力するより、ノートに手書きが良いのか?
スマホやパソコンで入力するときは、キー入力して文字変換という手順が入ります。また誰が入力しても綺麗な文字になるため、感情が入りにくく、規格化された言葉になりがちです。
手書きのほうが、パソコンで入力するより肉体的にも力が要るように思いますが、実は手書きとパソコンの入力では脳の働く場所が違います。
手書きのほうがより脳の言語処理の部分が働き、自分の考えや記憶に直結しています。一説では、パソコンで入力するキー操作に必要な指の動作は、たった8種類、これに対して手書きの場合は1万種類もあり、それに応じて活動する脳の領域も多くなるそうです。
皆さんも小学校の時に漢字を覚えるために「漢字ドリル」をやった経験があると思います。漢字を覚えるためには、パソコンで入力してもなかなか覚えられません。手書きでひたすら練習するしかないのです。
手書きとデジタル入力によって、記憶に与える影響の違いについて、学術的な研究もされています。
ノルウェーのスタヴァンゲル大学とフランスのマルセイユ大学で行われた、手書きとタイピングの2つグループに分けた実験では、20文字の無意味な文字列の暗記において、3週間後と6週間後にその文字列を思い出すスピードと正確さを調査したところ、手書きグループのほうが優秀な結果を示したそうです。
手書きをしたほうが五感も刺激されます。ノートの紙の感触、インクの匂い、ペンを持つ手の感覚、文字を書くときの音、文字を書く時の手や指の筋肉の動きなど。
キーボード入力と手書きの比較で、手書きのほうが情報をより多く覚えているだけでなく、アイデアも多く出たという実験結果もあります。
心理学者のバージニア・ベーリンガーさんの実験では、子供たちを手書きとタイピングの2つグループに分け、アイデアを出させる研究をしたところ、手で書いた子どもはタイピングした子どもよりも、より多くの言葉やアイデアを出したという結果が得られました。
文字を手で書くという行為は、ほかのことでは使われない脳の領域も刺激するので、創造力も目覚めるようです。
このため、より多くのアイデアを出したり、自分が本当にやりたいことを見つけるためにも手書きのほうが良いのです。
ノートに手書きをした場合とパソコンにキーボードで入力した場合の目標達成率の比較をした研究もあります。
ドミニカン大学カリフォルニア校のゲイル・マシューズ教授の300名近い参加者の実験では、目標を手書きにしただけで達成率は42パーセントも上昇したそうです。
また手書きの文字には、文字としての情報以上のあなただけの情感も入ります。
ちなみに私の場合、日頃の「ToDoリスト:やることリスト」は、iPhoneのメモアプリを活用しています。チェック欄を頭に付けて、完了したものにチェックを入れると自動的に下に並べ替えてくれたりして便利だからです。しかしToDoリスト以外は、基本的に手書きです。
5. 夢やアイデアを書き出す具体的な方法
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