地元を粋にしよう
前提の共有
これを見てください。

「恐れ入りました」と言いたいとき、代わりにこう言うと粋であるというノリがむかし生まれ、定着し、もはや粋とか寒いとかじゃなくなるまで登りつめました。
この洒落は「入谷(今の東京都台東区の町)の鬼子母神を祀っているお寺はもちろんご存知ですよね?」というスタンスを取ります。
では逆に、とにかく地名や店名を洒落にして擦りまくれば、あとからそこを有名にできるのではないか?
近年では「おけまる水産」とか「了解ウォッチ」とかもあるので、年月が経ってるから通用するのではない。べつに今から作っても良いはずです。
ところで筆者は和歌山県和歌山市に住んでいます。アニメイトが一店舗だけあることが田舎ではないことを保証してくれている。
そこに筆者が産まれただけの地元を、これから洒落で盛り上げていきましょう。
※注意
このあとからいろいろな場所を列挙しますが、チョイスにはあまり意図がありません。
ではスタート!
地元たち
井出商店
中華そば屋さんです。中華そばとはラーメンのことです。

いつ行っても行列ができてるので写真を撮るのに配慮がいる。
セブンイレブンでこのお店の味を再現した「井出商店醤油豚骨」という商品が発売されたこともあります。
ではここを洒落にしましょう。
「恐れ入谷~」の例を考えると、かかってるのは二文字でいい。「いで」だけでいい。楽勝。

こういうことですね。

イ型形容詞プラス「でしょう」のときはぜんぶ使えます。使いましょう。それが“粋”ってことだから。
まる豊(閉店)
ここもラーメン屋さんです。二度移転したあと閉店しました。
もう閉店しているお店を、あとから知らしめようとしています。

土手近くに小屋みたいなラーメン店があったのですが、地盤沈下により店舗ごとカウンターが傾いてしまい、非常に食べにくかったそうです。
そこで常連客がくれたL字型の板、平板(たいらいた)をカウンターに乗せることで水平になり、ラーメンが食べやすくなったという話があります。


「まる」ですからね。簡単ですよ。

こうだし、

こうでもいい。
何かが「閉まる」ときに使うと上手い具合に緊張感がほぐれる。
あ、おけまる水産と同じ要領でもいいじゃん。おけまる豊でいい。

あまりにも“応急処置”という発想で良いですよね。
二か所目以降の店舗は傾いてないので飾りになったそうです。
松尾酒店

祝日に訪れたので閉まってました。筆者はお酒を飲まず、経済力もカスなので買い物はできません。開いてても写真撮るだけだと失礼だし、「いいだろ」って思って。
この場合は「まつ」ですね。もう「~ます」でいいでしょう。

良い。

ワハハ。
ところで、この松尾酒店で販売された日本酒が突然爆売れしたことがありました。以下の記事に詳しいです。
アイドルマスターシンデレラガールズの高垣楓さんは和歌山県出身、かつお酒好きだそうです。その出身地で同じ名前のお酒が販売され、運命を感じたオタクが押し寄せたわけですね。
店内には漫画『アイドルマスター シンデレラガールズ After20』を描かれていた、半二合さんの色紙も飾られているそうです。
な!な!なんと!サイゲームスの方から半二合先生の色紙を頂きました!!猛暑の中ありがとうございます!!感動です!!( ;∀;)最高!!! pic.twitter.com/YPn52D0VSq
— 🍶和歌山の日本酒・梅酒🥃 松尾酒店 長女 (@MatsuoSaketen) July 14, 2018
筆者が色紙だけ撮って帰っちゃうみたいな人にならなくてよかった。
それを踏まえるとこれもどうだろう。

怒られたらこのくだりだけ消しますし、ちゃんと謝ります。
ぶらくり丁
商店街ですが8割がたシャッター通りです。
テレビ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』の「DASH ご当地PR課」のコーナーに和歌山市が取り上げられた際、「和歌山市が別に盛り上がっていない」という文脈でこの画像の場所の映像が放映されました。

ここと、あたまに北、中、東とつくところと、本町、ぶらくり丁大通りという6つの商店街を総じてぶらくり丁と呼ぶらしいです。いま調べました。
なぜか北ぶらくり丁だけ公式ホームページがあります。
よく見ると、ブラックが入ってる。ぶらくり丁にはブラックが入ってる。
ならば。

これしかない。

ブラックをブラックリ丁に入れ替えるだけだから、何気なく使える。
「ブラック」は少しだけセンシティブな要素もある言葉だから、行ったことのないシャッター通りの名前にかけて中和をはかるのはいかがでしょうか。
フォルテワジマ
ぶらくり丁と隣接したショッピングモールです。こっちは賑わってます。

中にピノキオというパン屋さんがあり、アンパンマンやドラえもんパンみたいなやつが置いていない高潔なパン屋だと思っていたのですが、ありました。こういうのをマンデラエフェクトと言います。
「フォル」は難しいな。「おる」でいいかもな。

まあまあ。

いい。ぜんぜんいい。
なんとかいけた。どこかを掘ったり、どこかを通過しようというときはフォルテワジマを付けてください。ペナルティはありません。
マサキ珈琲店
和歌山市に2店舗ある喫茶店です。

たたずまい、店内の意匠、そもそも店名からしてコメダ珈琲店を意識しているとして、ちゃんと裁判になりました。でも和解が成立しているので。大丈夫。

味は来店したことがないのでわかりません。たぶんおいしいのでしょうが、本質は味ではなく洒落にできるかどうかです。
「まさ」ね……。どうしよう。

いいところが見つかりましたね。

良い。
「最初に」や「一番先に」と言いたいときは「マッサキ珈琲店に」と言ってください。よろしく頼みます。
玉林園 グリーンコーナー
玉林園は社名、そこがやってるフードコートがグリーンコーナーです。

グリーンソフトというアイスクリームがあります。ここ以外でも和歌山県なら一年中どこのスーパーやコンビニでも買えるでしょう。その場合はコーンと同じ素材のフタが付いていて、立体型の最中アイスみたいだ、と感じます。

それがここで作られている。
あと、抹茶味じゃなくて緑茶味だと思っていたんですが、いま調べたら抹茶味でした。マンデラエフェクトふたつ目。
「ぎょく」か「ぐり」かあ。一番難しいかもな。

こうかな。
「アグリーです」は「賛成です」と音数がいっしょなのに何のために使うんだろうと思っていたんですが、このためだったんだ。ありがとう。
アグリーと言うくらいなら「グリーンコーナー○○店」も付け足して言うことにましょう。せめてもの情けというもの。
薩摩ラーメン四天王
ラーメン屋です。三つ目です。
薩摩は鹿児島県。それを和歌山市に来てやってくれている。

公式ホームページがあるのですが、トップにラーメンの画像、その下に商品のこだわりがインタビュー形式の文で紹介されていて、メニューや営業時間や店の場所はそのさらに下です。ページを分けず、一つにまとめてあります。
筆者はホームページデザインに詳しくないけど「攻めてる」と思う。

チャーシューを遠慮すると値引きされるサービスがあるそうです。
ところで件のインタビュー(誰に受けたのか記載がない)には「具材のバランスにこだわっており、どれか一つでも欠けると崩れる」旨が書かれています。崩れを許してくれるのは懐が深い。
これは「さつ」かなあ。「四天王」は取りたくない。「~してるの?」にはかけたくない。

堅苦しそうな場でも関係なく。

殺人は犯罪なのでいきさつや挨拶を取りましょう。
和歌山城
フォトジェニックな城としてNHKのテレビ番組で紹介されたそうです。
「ここで撮るべき」というポイントから撮影したのがこの画像。

その「ここで撮るべき」という看板。

城と看板が入るように撮影したもの。

そして撮影ポイントを城の天守閣から勘で撮影したもの。

はい。
じゃあ洒落にしましょう。これはもうあれでいい。

真言(マントラ)です。
ソワカに和歌山城をかければいいんだから、もう金脈。

お城はつまり軍事施設なので登るには険しいのですが、歩行が困難な方を助けてくれる忍者の方がいます。
「あそこの木の根っこが小さい人の形に見えるってナニコレ珍百景で取り上げられたんですよ」とか話しかけてくれます。

ご説明いたしましょう。
『和歌山ブルース』とは古都清乃さんという演歌歌手の楽曲です。
そして理由はわかりませんが和歌山城の敷地内には動物園があります。
説明は終わりです。

井戸か何かでしょうか。
マントラを唱えたいときに洒落が頭によぎったらさぞ邪魔でしょうが、“粋”には代えられないから。許してくれ。
おわり
いやあ楽しかった。
ダジャレって寒いのにどうしてなくならないんだろうと思ってたけど、楽しいからですね。他人にどう思われるとか関係ないんだ。
洒落は出来たのであとは擦るだけです。地道にやっていきましょう。
ところで、筆者は以上の場所を二日で周って撮影したのですが、地図を広げて押しピン刺してヒモを繋いで推理すれば、筆者の住所の絞り込みもおそらく可能でしょう。
ただ特定できて来訪された場合も差し上げられるものは何もないので、悪しからず思ってください。
いや、

以上です。
