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#022:「学習する組織」抜き書き

兵庫県神戸市を拠点に活動しております「まじわるデザイン」代表の戸田裕之です。
「ムダをなくしたいだけ」です。

私が事業のお手伝いをするベースに、「学習する組織」という考え方があります。
ピーター・M・センゲさん(マサチューセッツ工科大学経営大学院上級講師)が提唱し、世界中の企業や公共団体などの組織で活用されている体系です。

581ページもある厚い本で、一気に読むのはしんどいですが、手元に置いて、たまにぱらぱら読むと発見があります。
たまたま、人に聞かれて本を開いたら良いことが書いてあったので、久しぶりに抜き書きをしてみました。
解説書も良いですが、たまには原典に立ち返ることも意味があります。

(学習する組織とは)
・将来、真に卓越した存在になる組織とは、組織内のあらゆるレベルで、人々の決意や学習する能力を引き出す方法を見つける組織だろう。(P35。なお、ページは第1版第3刷のもの。以下同じ)
・なぜ学習する組織が可能かというと、学習が私たちのもって生まれた性分であることに加えて、私たちは学習することが大好きだからでもある。(P35)

(学習する組織のディシプリン)
・今日、新たなる「五つの要素技術」が徐々に一体化し、学習する組織をイノベーションにしつつあると考えている。(P38以降)
➀システム思考
②自己マスタリー
③メンタル・モデル
④共有ビジョン
⑤チーム学習

(システム思考)
・システム思考は全体を見るためのディシプリンである。物事ではなく、相互関係を見るため、そして静態的な「スナップショット」ではなく変化のパターンを見るための枠組みだ。(P123)
・全体を見ることによって、私たちは健全性を育む方法を学ぶのだ。(P124)
・私たちに最も必要なのは、何が重要であって何が重要でないか、どの変数に焦点を当て、どれにはあまり焦点を当てなくてよいかを知る方法である。(P189)

(自己マスタリー)
・個人が学習することによってのみ組織は学習する。個人が学習したからといって必ずしも「学習する組織」になるとは限らない。が、個人の学習なくして組織の学習なし、である。(P192)
・真実に忠実であることは、(中略)、自分の気づきの状態を広げ続けるということだ。(P219)
・他人に自己マスタリーを探求させたいなら、まず自分がそうして見せることほど説得力のあることはない。(P239)

(メンタル・モデル)
・メンタル・モデルを管理するディシプリン-世界はこういうものだという頭の中のイメージを浮び上がらせ、検証し、改善する-が「学習する組織」の構築にとって画期的な大前進となる。(P240)
・振り返りの実践はメンタル・モデルのディシプリンの真髄である。(P260)

(共有ビジョン)
・共有ビジョンとは「自分たちは何を創造したいのか?」という問いに対する答えである。(P281)
・人々が心から達成したいと思うビジョンにわくわくするようにならない限り、生成的学習-創造する能力を伸ばすこと-という考えそのものが抽象的で無意味なものに思えるだろう。(P282)
・ビジョンが生きた力になるのは、人々が自分の未来は自分が形づくることができると本当に信じているときだけだ。(P313)

(チーム学習)
・チーム学習とは、メンバーが心から望む結果を出せるようにチームの能力をそろえ、伸ばしていくプロセスである。(P317)
・絶えず学習しているチームの何よりも信頼できる指標の一つは、考えの対立が目に見えることだ。優れたチームでは、対立が生産的になる。(P337)
・個々に学ぶ才能のある人を集めても必ずしも学習するチームにはならない。学習するチームは協力して学ぶ方法を学習するのだ。(P349)

読み返してみると、こんな良いこと書いてあったっけと発見多数です。この抜き書きをヒントにしていただければ幸いです。
ページ数を見るとわかるように、本の前から順番に抜き書きしています。本では、システム思考のところで、ループ図とシステム原型というちょっと難しい内容が出てきて、そこでつまづく人も多いのかも。なお、私も最初読んだときはそこで投げ出しました。

写真は、広島県尾道市の尾道市役所から見た尾道水道の景色です。右側が本土側で、左側が向島(むかいしま)です。西を向いた写真ですので、ずっと向こうは三原市経由広島市ということになります。
===誰一人取り残さない===

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