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番外編 | 恋愛にもKPIはある。でも、毎日計測すると病む。

マーケティングには、
「KPI」という言葉があります。

KPI(Key Performance Indicator)とは、

最終的な目標に向かって、順調に進んでいるかを見るための途中の指標

のこと。

たとえばWeb集客なら、

・ホームページへのアクセス数
・Instagramからの流入数
・問い合わせ数
・資料請求数
・購入数

などを見ながら、

「今の施策はうまくいっているのか?」

を判断します。

では、これを恋愛に置き換えたらどうなるんだろう。

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恋愛にもKPIはある

まず、KPIの前にあるのが
KGI(Key Goal Indicator)。

簡単にいうと、

最終的に達成したいゴール

のことです。

恋愛なら、たとえば

KGI:
「好きな人と、長くいい関係でいる」

だとする。

その途中には、

・相手から連絡が来る
・「会いたい」と言われる
・実際に会う
・一緒にいて楽しそう
・自分のことを話してくれる
・大切に扱ってくれる

みたいな出来事がある。

これをマーケティングっぽく考えたら、

恋愛におけるKPIみたいなものなのかもしれない。

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でも私は、KPIを毎日計測していた

問題はここ。

私は以前、

この「恋愛KPI」を
ほぼ毎日チェックしていました。

今日、LINEは来た?

昨日より返信遅くない?

最近「会いたい」って言われてない。

次に会う予定も決まってない。

……あれ?

これは離脱では?

CV率、落ちてない?

導線に問題がある?

リターゲティング施策として、
こっちからLINEした方がいい?

――マーケターか。

ちなみにCV(コンバージョン)とは、

購入や問い合わせなど、
設定した目標を達成すること。

リターゲティングは、

一度興味を持ってくれた人に、
もう一度アプローチする施策です。

……恋愛でこれを毎日やっていたら、

結構しんどい。

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「今日の数字」だけで判断すると、本当の流れが見えなくなる

Webマーケティングでも、

1日アクセスが少なかっただけで、

「このサイトは失敗です」

とは判断しません。

昨日問い合わせがなかったからといって、

今日サイトを全部作り直したりもしない。

一定期間のデータを見る。

流入経路を見る。

ユーザーの動きを見る。

それなのに恋愛になると、

「今日、連絡が来なかった」

という、
たった1日の数字だけで、

「もう好きじゃないのかも」

という壮大な結論を出してしまう。

冷静に考えたら、

分析期間が短すぎる。

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うまく回っている導線を、不安だからと毎日改修しない

マーケティングでも、

うまく回っている導線を
毎日いじればいいわけではありません。

データが十分に溜まる前に変更を繰り返すと、

何が良かったのか。

何が悪かったのか。

それすら分からなくなります。

恋愛も少し似ている。

不安になるたびに、

連絡する。

気持ちを確認する。

次に会える日を確認する。

相手の反応を確かめる。

これを繰り返していると、

本当は問題なく続いていた関係まで、

自分の不安によって
動かし続けることになる。

マーケティングでも恋愛でも、

時には、

「何もしない」

も立派な施策なのかもしれない。

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KPIの監視をやめたら、自分の人生にリソースが戻ってきた

私はある時から、

恋愛KPIを毎日確認するのをやめました。

正確には、

「確認しなくても大丈夫になった」

の方が近い。

すると、

それまで恋愛に使っていた
大量のエネルギーが余りました。

仕事をする。

自分のやりたいことを進める。

運動する。

趣味を楽しむ。

家族との時間を過ごす。

自分の人生を育てることに、

リソースを使えるようになった。

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そして、忘れた頃に「恋愛版オーガニック流入」が来た

そんなふうに
自分の生活をしていたら、

忘れた頃に相手から連絡が来ました。

しかも、

「会いたい」

と言われた。

こちらから確認したわけでも、

言わせたわけでもない。

恋愛版、

オーガニック流入。笑

広告配信なし。

リターゲティングなし。

こちらからのCTAなし。

自然流入からのCV。

――強い。

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「会いたい」が「会いたいと言われた」に変わった

そして私の中で、

もう一つ変化がありました。

以前は相手を思い出すと、

「会いたい」

と思っていた。

でも最近は、

「そういえば、会いたいって言われたんだった」

と思うことが増えました。

たった、

「と言われた」

が付いただけ。

でも、
この違いは大きかった。

「会いたい」は、

今ここにないものを見る感覚になりやすい。

一方で、

「会いたいと言われた」は、

すでに受け取ったものを
思い出している。

不足ではなく、

経験を思い出している。

だから安心できる。

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毎日Googleアナリティクスを開かなくても、サイトは存在している

これもWebと同じかもしれない。

Googleアナリティクスを
開いていない時間も、

ホームページはちゃんと存在しています。

アクセス解析を見ていないからといって、

サイトが消えるわけじゃない。

恋愛も、

相手の気持ちを
毎日確認しなくてもいいのかもしれない。

LINEを読み返さなくてもいい。

昨日より連絡が減ったか
数えなくてもいい。

「好き」と言われた回数を
集計しなくてもいい。

大切なのは、

毎日の数字ではなく、

関係全体の流れを見ること。

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恋愛KPI・現在のダッシュボード

相手からの連絡:毎日ではない

「会いたい」:オーガニックCVあり

自分の「好き」:★★★★★

会いたい気持ち:★★★★★

不安:大幅減少

LINE監視頻度:大幅減少

自分時間:大幅増加

仕事・趣味へのリソース:増加

総合評価:

「施策変更なし。現状維持。」

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恋愛KPI、本日の結論。

恋愛にも、

KPIのようなものはあると思う。

でも、

それを毎日計測する必要はない。

連絡がない日があっても、

昨日より返信が遅くても、

すぐに

「関係が悪化した」

と結論を出さなくていい。

マーケティングだって、

1日の数字だけで
施策を全部変えたりしない。

一定期間を見る。

全体を見る。

そして、

うまくいっているなら
余計なことをしない。

恋愛も同じなのかもしれない。

相手を好きな気持ちは、
そのままでいい。

会いたいと思うのも、
そのままでいい。

ただ、

「好きだから、毎日確認しなければならない」

わけではない。

恋愛KPIの管理画面を閉じている間に、

自分の人生というコンテンツを育てればいい。

そして忘れた頃に、

相手から
「恋愛版オーガニック流入」があったら、

その時は素直に喜べばいい。

恋愛KPI、本日の結論。

「好き」:好調。

「会いたい」:好調。

「自分の人生」:成長中。

施策変更なし。

以上!笑

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焦りながら進むWEBデザイナー ここまで読んでくださってありがとうございます。 もし何か心に残ったら、その気持ちだけで十分です。