”平準化”されてしまった強調フレーズのデザイン
自分の発する言葉や文章に対し、〔聞き手〕〔読み手〕に対して興味を持ってくれることは望ましい!とは言うまでもないですね!
”掴み”を得ようとする目論見自体は、「策略的な」とか「計算された」とかの深い意図が込められたものでなくとも、注目されることで結果的により深く伝われば御の字です🙆
フレーズ選びをいかに工夫するか、という語彙力の豊かさの話ではなく、いかに的確で正しい語意で述べるか、という最も基本的な要件はブレずに意識してきたいものです。
いわゆる”若者言葉”にかぎらず、他者が発する中で「どうも引っ掛かる」言葉遣いとしてどのような例があるか・・・以下に挙げるような、ほんの短い語句ばかりなのですが、貴方もそのような傾向になっていませんか?
①一直線
②ど真ん中
③まん丸
④真っ逆さま
⑤全力疾走
⑥~した瞬間
⑦~の一部始終
⑧住宅密集地
⑨一銭も払わない
きっと、何ら違和感を抱かないですよね?
シチュエーションと程度の問題なのです☝
①連続した”線”形を「一直線」と言ってしまう
②確かに”中央”に近いけれど「ど真ん中」 〃
③角が無く”円”形近いだけで「真ん丸」 〃
④確かに”下方”に向かってはいるけれど…
⑤歩いてはおらず駆け足だけれど…
⑥間合いが短いのは認めるが…
⑦「ごく一部」よりは長時間なだけ
⑧確かに田畑は無いけれど
⑨未知の(非現実的な)単位となって久しい
⇒そもそも、これらの語句を自然な、いや「適切な」表現に、代えることができますか?
† ただの「線」であり「中央辺り」であり「角の無い輪形」であり「下方へ」であり「走行」であり「~するや否や」であり「~の間」であり「単に多いだけ」であり「一円も」にすぎないのでは?
基本表現の方を用いずに何でもかんでも/いつ何どきも、これらの強調表現ばかりを見聞きするとむしろ「語彙が乏しい」と感じる。敢えて気を引こうとしているのではなく自然とこのようなフレーズ(の方)ばかり/多発する発言者が多くなってしまった様相が見え隠れするのも、新たな《日本語使いの危機》であるような気もするのです😰
「おいおい、その言い方は違うやろ(~_~;)」という、相手の心の中の声が聞こえずに軌道修正されないままでいるのは、残念なシナリオだと思いませんか?

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