自作zineを東京中に放流する
AIが更に発展したら、人間は何をして過ごしたらいいんでしょうか?
私なりの答えは、このあたりです。
フィジカルな何か。電子工作、按摩、ジャグリングとか
生産性のない制作、創造
くだらないこと
流れで始めた英語エッセー書きですが、きっかけとなった友達から2週間反応がないので、もはや世界に反応を求めに行く作戦に切り替えました。
Knock knock, hello world!
エッセーをまとめて写真もつけて小冊子として印刷し、飛び込み営業をして置いてもらえるところを探すことにしました。
AIができないこと、それは、脚で稼ぐことだ!
お金を儲ける気は微塵もないので、無論タダです。
むしろ非生産的であってほしい。
ボトルに手紙を入れて海に流しているような、そんなロマンを感じたいのです。
普段フリーランスで雑談が少なくて淋しいので、単に人と交流したいからという理由もあります。
はじめての飛び込み営業
家の近所にユースホステルがある。英語エッセーを置いてもらうには格好の場所。しかし、勇気が出ない。この信号がたまたま青になったら行ってみようかな、などと神頼みのひより方をしていたら、信号が青に。
トボトボと向かってみる。緊張で汗ダラダラになりながら突入。
スタッフの方に、詰まりながらボソボソと事情を説明…
「OK!」
まさかのあっさりすぎる承諾。
ほんとですか!?ハッリガトウゴザイマス!
と謎の感謝の言葉を残し恥ずかしさのあまり退散。
その後はさらに足を伸ばし、宿・バー・美容室など、英語を読む方が居そうな場所に滝汗を流しながらお邪魔した。
初営業の結果、14打席8ヒット!信じられない好打率。
ゆるそうなお店の雰囲気とは裏腹に厳格なお店
強面の方が暗い店内の奥から出てきてくださり、怒られるかと思ったら快諾いただいた
訝しげながらも頑張ってと声をかけてくださった方
信じられない出会いがたくさんあった。
特に心に残ったのは、「お店には置けないけれど、始めたてらしいし、英語の勉強がてら私が読むからちょうだい」と言ってくださったカフェの方。
自分を受け止めてもらう、ということ
昔、複数の美大生と話した時に、生きるのが辛いことがあると一人が言い、私以外の全員が即同意した。
アート系だけに、感受性が豊かなんだろうか?
最初はそう思ったが、その後考えたことがある。
私は仕事柄、戦略案をCXOにプレゼンしたり、会社を投資家にピッチしたりして、認めてもらったりボコボコにされたりした経験は豊富である。
確かに凹みもしたが、どこまで行っても「自分の外」の話で、立ち直りも割と早かった。
しかし、自分の作った作品は、「自分の内」から世界へ苦労して捻り出したものである。
そういったむき出しの自分を他人に提示して、まず受け止めてもらえるのか、その先に受け入れられるか拒否されるか、クラクラするような感覚を覚えた。
これに日々晒されていたら、そりゃあ生きるのも辛くなるよな、と思った。
今日配った冊子は、正直そのまま捨てられても構わない。しかし、一旦は受け止めてもらえたという事実が私にはあまりに大きかった。
飛び込み営業には、副次的なメリットもあった。
ここ数年で急激に太ったため、先日専門医を訪問し、何か病気が潜んでいないか、ありとあらゆる精密検査をしてもらった。
結果的に付いた診断、「ただの肥満」。
処方:「毎日最低6,000歩歩く」
今日はzine放流目的で、動悸を伴いながら13,000歩歩いた。
家に着いた途端、極度の緊張から解放され、急に悲しい気持ちになってしまった。
焦って近所のカフェに駆け込み、ケーキを食べた。
カロリーオーバー。あすけんさんが泣いている。
やってみる前は、東京中を営業しながら練り歩いてみようかな、などと軽く考えてみたが、もう二度とやらないかもしれない、と思うくらい心が消耗した。
しかし同時に、今まで感じたことのない感情が様々湧いた。
自分が書いたzineの飛び込み営業に慣れることはないと思うし、慣れたくないなとも思った。
ついでにzineはこちらから無料ダウンロードできます。
