モノづくりに魅せられて
北海道生まれのエンジニアが見つけた自由への道
みなさんは好きを仕事にすることを考えたことがありますか?
「好きなことを仕事にすれば、人生の大半を占める仕事の時間が充実する」
そんな言葉をよく耳にしますが、実際に行動に移せる人はごくわずか。
多くの人は安定や将来の不安から、本当にやりたいことを脇に置いてしまいます。
今回は、モノづくりが好きという純粋な情熱から始まり、安定したサラリーマン生活を捨ててフリーランスの道を選び、現在はフリーランス開発者として活躍している僕おおとろの歩みを書いてみますね。
僕の物語から、好きを仕事にする喜びと葛藤、そして自由に生きることの意味を考えてみませんか。
北の大地で芽生えたモノづくりへの情熱
幼いころから、何かを作るのが好きでした。
僕は、北海道で育ちました。
四季の変化が鮮明な北の大地で、僕の創造力は豊かに育まれていきました。
紙とペンがあれば空想の世界を描き、レゴブロックがあれば現実に存在しない建物を組み立てていました。
プラモデルも説明書通りではなく、自分なりにアレンジして組み立てる子どもでしたね。
僕の創造への欲求は、やがて新たな媒体と出会います。
中学生のころ、学校の授業で初めてパソコンに触れたんです。
他の子は決められた手順で操作を学んでいましたが、僕は自分で何かを作れるという点に魅了されました。
独学で HTML や CSS、JavaScript を学び始めたのもこのころ。
小さなホームページを作成する楽しさに夢中になりました。
当時は掲示板を作るのが流行っていて、自分でも何度も作りました。
プログラムが意図した通りに動いた瞬間の達成感は、他の何にも代えがたいものでしたね。
高校・専門学校時代も、その情熱は衰えることなく続きました。
授業が終わるとすぐにコードを書き、試行錯誤を繰り返す日々。
友達が遊びに行く誘いを断ってまでコードを書いていました。
将来はモノづくりに関わる仕事をしたいという思いが、このころからはっきりとしていましたね。
【サラリーマン時代】 安定の中の違和感
卒業後、僕は夢だったプロのエンジニアとしてのキャリアをスタートさせます。
システムエンジニアとして関東の企業に就職し、約 8 年間にわたり様々なプロジェクトに携わりました。
最初は全てが新鮮で、学ぶことばかりでした。
Delphi や Visual Basic、C# という開発言語を中心に、某メーカー携帯電話のテスターを経験しながら、組み込みシステム開発や医療システムの開発に携わり、実務経験を積んでいきました。
しかし、安定した環境の中にいても、どこか違和感を抱えていたと思います。
決められた仕様をもとに開発するという仕事に対し、次第にもっと自由に創造したいという思いが強くなっていきました。
日々の業務は学びに溢れていたものの、自分で考え、ゼロから何かを生み出す機会は少なかったのです。
特に辛かったのは、自分の時間が他人に支配されている感覚でした。
朝 9 時に出社して夕方 6 時に退社する——その間、自分の時間は会社のもの。
残業があれば、予定していた自分の時間は簡単に奪われてしまう。
そんな生活に徐々に息苦しさを感じ始めたんです。
そして、僕の心の中に新たな問いが生まれます。
「自由に開発し、自分の力で生きていく道はないだろうか ——」
震災が教えてくれた人生の有限性
転機となったのは、2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災でした。
あの日、オフィスにいたときに大きな揺れを感じました。
テレビから流れる被災地の映像を見て、言葉を失いました。
多くの命が一瞬にして奪われる現実を目の当たりにして、人生は予測できないということを痛感したんです。
この未曾有の災害を経験し、僕は自問自答するようになりました。
「このままでいいのか?
もし明日、自分の命が尽きるとしたら、
サラリーマンとして過ごした時間に満足できるだろうか?」
答えは No でした。
本当にやりたいことをしなければ後悔する——そう強く感じました。
震災から数ヶ月間、悩み抜いた末、安定を捨てて脱サラを決意したんです。
会社に退職の意向を伝えたとき、多くの人から引き止められました。
上司からは「今辞めたら、二度と大手企業では働けないぞ」と言われました。
家族からも「安定した収入を捨てて大丈夫なの?」と心配されました。
でも、震災で学んだ人生の有限性を前に、安定よりも自分の情熱を優先することを選びました。
【フリーランスの苦悩】 自由の代償
2011 年、僕はついにフリーランスとしての一歩を踏み出します。
最初は不安でいっぱいでした。
安定した収入がなくなり、全て自分の力で稼がなければならない現実。
これまでの人脈をたどって、Web 制作やシステム開発の案件を少しずつ獲得していきました。
フリーランスとしての生活は、想像以上に厳しいものでした。
自由を手に入れた代わりに、安定を失った現実と向き合う日々。
収入の波、孤独な作業、自己管理の難しさ——様々な壁にぶつかります。
特に辛かったのは、収入の不安定さです。
月に 50 万円稼げるときもあれば、10 万円にも満たない月もある。
案件がない時期は貯金を切り崩して生活することも。
フリーランスの自由は、不安定さという代償を伴うものでした。
孤独との闘いも始まりました。
オフィスでの雑談や同僚とのランチがなくなり、ひとりで黙々と作業する時間が増えました。
誰かに相談できる環境がなくなったことで、技術的な壁にぶつかったときの孤独感は想像以上に辛いものでした。
自分で仕事を獲得する難しさも痛感します。
営業や提案、見積もり、契約——サラリーマン時代には経験したことのない業務にも取り組まなければなりませんでした。
プログラミングが好きでフリーランスになったのに、実際のコーディング時間よりも営業や事務作業に時間を取られる現実に、ときには会社員に戻ろうかなと考えることもありました。
しかし、そんな中でも前向きに取り組む姿勢を崩しませんでした。
フリーランスの難しさを嘆くよりも、新しいスキルを身につけることに集中しました。
セールスライティングの勉強を始め、コミュニケーション能力や自己表現力、論理的思考力を磨きました。
また、心理学の知識も深め、クライアントとの関係構築に活かしていきました。
そして、徐々に気づいたのは
「自分で選んだ仕事を、自分のペースでこなす」
というスタイルが、サラリーマン時代にはなかった充実感をもたらしていたことです。
お金のためだけではなく、本当に作りたいものを作ることの楽しさを実感していました。
誰かの指示で動くのではなく、自分の判断で動く喜びを知ったんです。
【フリーランス開発者としての挑戦】 技術とビジネスの融合
独立から約 5 年が経ったころ、僕は自身のポジションをフルサイクル開発者と定義するようになりました。
フロントエンドからバックエンド、インフラまで、システム開発の全ての工程をひとりでこなせるようになりました。
また、プログラミングだけでなく、事業戦略やマーケティングの知識も深め、技術とビジネスを繋ぐ存在になりたいと考えるようになったんです。
現在は、クライアントワークをこなしつつ、自分のプロダクト開発にも挑戦しています。
これまでは時間を売るビジネスモデルでしたが、それだけでは収入に限界があります。
そこで、自分の Web サービスやアプリを開発・運営し、サブスクリプションモデルなど仕組みで稼ぐ方向にシフトしています。
技術的な挑戦も続けています。
最新の技術トレンドには常にアンテナを張っています。
特に最近は、AI と開発の融合に興味を持っていて、ChatGPT や Claude、Grok、Gemini などの生成 AI を活用した開発手法やサービス開発に取り組んでいます。
仕事の取り組み方も変化しています。
以前は何でもひとりでこなそうとしていましたが、今は自分にしかできないことに集中し、それ以外は外部の力を借りるようになりました。
フリーランスのデザイナーやマーケターと協業し、チームとしてプロジェクトを進めることも増えています。
働き方も進化しました。
静かにコードを書き、好きな珈琲を飲みながら作業する——そんな自分にとって理想的な環境を整えました。
特に、朝早く起きて 6 時から 10 時までの集中力が高い時間帯に重要なタスクに取り組む習慣が、生産性を大きく向上させています。
フリーランスとしての自由な働き方の中で、自分の時間が他人に奪われないことの価値を改めて実感しています。
ときには 24 時間集中して作業することもあれば、平日に山や海に出かけることもある。
そんな自分のリズムで生きる生活が、私には合っていたんだと思います。
【ビジョン】 自分の技術で未来を創る
僕の今後の目標は、
「自分のサービスを世に出し、持続的な収益を得ること」
です。
クライアントワークは楽しいですが、長期的に見ると時間を切り売りする働き方には限界があります。
そこで、サブスクリプション型の Web サービスやアプリの開発・運営に注力し、仕組みで稼ぐビジネスモデルを構築したいと考えています。
また、フリーランスの枠を超え、同じ志を持つ仲間とともに開発を進めることも視野に入れています。
好きなことを仕事にし、自由に生きる——そんな価値観を共有できるチームを作り、より大きなプロジェクトに挑戦していきたいですね。
ひとりでは実現できない規模のサービスも、チームであれば可能になると思います。
そして、もうひとつの夢は、親孝行として家を建ててあげることだといいます。
独立してからずっと支えてくれた家族への感謝を形にしたいんです。
「フリーランスになって大丈夫かな」と心配してくれた両親に、「心配をかけてごめん、ありがとう」という気持ちを伝えたい。
そのためにも、技術を磨き、ビジネスを拡大し、経済的な自由を手に入れることが、これからの大きな目標です。
好きを貫く勇気
モノづくりが好きというシンプルな想いから始まった僕のキャリア。
学生時代、サラリーマン時代、そしてフリーランスとしての現在——そのすべての経験が、僕の糧となっています。
振り返ると、決して平坦な道ではありませんでした。
でも、好きを貫いてきたからこそ、今の充実感があると思います。
最後に、メンバーへのメッセージで締めくくります。
安定や常識に縛られず、自分が本当にやりたいことを追求する勇気を持ってほしいと思います。
もちろん、リスクや困難はありますが、好きを仕事にできたときの喜びは、それを上回るものです。
あなたの好きは何ですか?
それを仕事にする第一歩を、今日から踏み出してみませんか?
ひとりごと
この記事を書き終えて、故郷・北海道の真っ白な雪景色を思い出していました。
誰に評価されるでもなく、ただ夢中で、自分の手で何かを創り出すことに熱中していたあの頃。
僕の原点は、間違いなくそこにあります。
安定という名の暖かい部屋から飛び出すのは、とても勇気がいることでした。
今でも、ふと「あのままでいたら…」と考える夜がないわけではありません。
でも、自分の書いたコードが動き出し、誰かの問題を解決する。
その手触りのある喜びを感じるたびに、僕は自分の選択が間違っていなかったと確信できるのです。
自由とは、単に場所や時間に縛られないことだけではないのかもしれません。
自分の心の真ん中にある好きという小さなコンパスに、正直でいられること。
そして、その針が指し示す方へ、たとえ少しずつでも自分の足で歩いていくこと。
僕にとっての自由とは、きっとそういうことなのだと、最近は思います。
【限定ワーク】 あなたの好きを物語にする魔法の質問テンプレート
この記事を最後まで読んでくださったあなたは、きっと心のどこかに、まだ言葉になっていない自分だけの物語の種を持っているはずです。
「でも、何から書けばいいか分からない…」
かつての僕も、そうでした。
そんな仲間たちのために、僕が自分の物語を紡ぐときに、いつも自問自答している魔法の質問をこっそりお教えします。
完璧な文章を目指さなくて大丈夫。
まずは、それぞれの質問にキーワードだけでも答えてみてください。
きっと、あなたの物語の輪郭がふわりと浮かび上がってくるはずです。
【ステップ ①】 あなたの原点はどこにありますか?
📌 時間を忘れるほど、あなたが好きで没頭できたことは何ですか?
📌 その好きという感情は、いつ、どこで、どんなきっかけで芽生えましたか?
【ステップ ② 物語が動き出した転機は何でしたか?
📌 それまでの日常に、「このままでいいのだろうか?」という違和感を覚えたのはどんな出来事からでしたか?
📌 あなたの価値観や人生の方向性をガラリと変えた決定的な出来事は何でしたか?
【ステップ ③】 どんな壁をどう乗り越えましたか?
📌 新しい一歩を踏み出す上で、あなたの前に立ちはだかった最も大きな壁は何でしたか?
(内面的な恐怖、外面的な障害など)
📌 その壁を、あなたはどんな自分らしい工夫で乗り越えましたか?
【ステップ ④】 あなただけの宝物と、 これからの地図は?
📌 その経験を通して、あなたが手に入れた最も価値のある宝物は何ですか?
(スキル、自信、仲間、新しい価値観など)
📌 これから、あなたはその好きを羅針盤に、どんな未来の地図を描いていきたいですか?
これらの質問に答えていくと、それはもう、あなただけの誰にも真似できない尊い物語の始まりです。
この物語から、note 運営を始めてみませんか?

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