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技術トレンドは 「追わない」。 RSS を半減させる 「捨てる基準」

「未読」 の山に埋もれて、窒息しそうだった僕へ

朝起きて、スマートフォンの画面を見る。
RSS リーダーには「100+」の赤いバッジ。
メールボックスには、読みきれないほどのニュースレター。

「新しい JavaScript フレームワークが登場」
「AI 時代のエンジニア生存戦略」
「今週の必読記事 10 選」

かつての僕は、これら全てに目を通そうと必死でした。
「知らないこと」が怖かったからです。
技術の進化に取り残されたら、フリーランスとして食っていけなくなる。
そんな強迫観念に駆られ、来る日も来る日も情報の濁流を飲み込み続けていました。

でも、ある日ふと気づいたのです。

「こんなに情報を入れているのに、ちっとも賢くなった気がしない」

頭の中は常にノイズでいっぱいで、肝心の「自分のコード」を書く手が止まっている。
情報を追うことに忙しくて、その情報を血肉にする時間がない。
それはまるで、口の中に食べ物を詰め込みすぎて、咀嚼も嚥下もできなくなっている「情報メタボ」の状態でした。

そこで僕は決めました。
「もう、トレンドを追うのはやめよう」

RSS の登録数を半分以下に減らし、ニュースレターを容赦なく解約しました。
するとどうでしょう。
不思議なことに、以前よりも技術への理解が深まり、焦りが消え、何より「作る楽しさ」が戻ってきたのです。

今日は、僕が情報収集を「足し算」から「引き算」に変えたときに設けた、具体的な「捨てる基準」についてお話しします。


なぜ、「追わない」 方がうまくいくのか?

技術トレンドを追うのをやめると、何が起きるか。
結論から言うと、「本質」が見えるようになります。

新しいライブラリやツールは、毎日のように生まれては消えていきます。
その全てを追いかけるのは、波打ち際で一つひとつの波を数えるようなもの。
キリがありませんし、疲れるだけです。

しかし、一歩引いて海全体を眺めれば、「潮の流れ(大きな変化)」が見えてきます。
本当に重要な技術革新は、トレンドを追わなくても、必ず向こうからやってきます。
X で信頼できる数人が話題にしていたり、普段使っているツールのアップデートに含まれていたり。

「必要な情報は、必要なときに、必要な分だけ入ってくる」

そう信じて「待つ」姿勢を持つことで、脳のメモリを「情報の処理」ではなく「思考」と「創造」に使えるようになるのです。

僕が決めた、 3 つの 「捨てる基準」

では、具体的に何を捨て、何を残したのか。
僕が RSS やニュースレターを整理する際に設けた基準は、以下の 3 つです。

「今」 使わない技術は捨てる

「いつか使うかも」は、永遠に使いません。
例えば、僕は現在 Next.jsHono をメインに使っています。
以前は RustGoElixir などの情報も収集していましたが、これらは全て購読解除しました。

もし将来それらが必要になったら、その時に「Just-in-Time」で学べばいい。
人間の脳は、使う予定のない知識を定着させるようにはできていません。
「今」の課題解決に直結しない情報は、ノイズでしかないのです。

「まとめ記事」 は捨てる

「今週の Web 開発トレンドまとめ」のようなキュレーション系のコンテンツ。
これらは便利ですが、情報の密度が薄く、受動的な消費になりがちです。

誰かが選んだ「重要そうなこと」を眺めるよりも、自分が直面している課題解決のために公式ドキュメント(一次情報)を読み込む方が、遥かに学びが深いことに気づきました。

「不安を煽る」 発信者は捨てる

「これを知らないとヤバい」
「エンジニアオワコン説」
など、恐怖心や射幸心を煽るタイトルの記事。

これらはクリックさせるためのマーケティングであり、僕たちの成長には寄与しません。
読むと心がざわつく、焦りを感じる。
そんなソースは、情報の質に関わらず「精神衛生上のノイズ」として遮断しました。

この 3 つのフィルターを通すだけで、情報の流入量は劇的に減ります。
しかし、減ったのは「量」だけで、「質」はむしろ向上しました。

では、具体的に「何を残したのか」。
そして、残した情報をどうやって効率的に処理しているのか。
ここからは、僕の実際の購読リストと、Readwise Reader を使ったフィルタリング術を公開します。

「少数精鋭」 の情報ソースとフィルタリング術

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