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全力でダラダラするために。 「起床時間」 だけ死守する防衛策

~罪悪感ゼロで寝正月を楽しむための、たった一つのルール~

12 月 28 日。
いよいよ今年も残りわずかとなりました。

みなさんは、この年末年始をどう過ごす予定ですか?

「今年こそは積読を消化するぞ」
「新しい技術の勉強をするぞ」
と意気込んでいる方もいるかもしれません。

でも、本音を言えば……。

「全力でダラダラしたい」

これに尽きませんか?
アラームをかけずに眠り、起きたい時間に起き、こたつでみかんを食べながら Netflix 三昧。最高ですよね。

かつての僕もそうでした。
フリーランスにとって、年末年始は誰にも邪魔されない至福の時間です。
しかし、その至福の後に待っているのは、「生活リズム崩壊」という名の絶望でした。

昼過ぎに起き、夜は眠れず、明け方までスマホを見てしまう。
仕事始めの日になっても頭が働かず、「ああ、またやってしまった」という自己嫌悪から新年がスタートする。
この「負のループ」を、僕は幾度となく繰り返してきました。

「休みたい。でも、リズムは崩したくない」

この相反する願いを叶えるために、僕は今年、ある実験をすることにしました。
それは、「起床時間だけは死守する」という、たった一つの防衛策です。

これは、僕が「全力でダラダラするため」に始めた、小さな実験の記録です。


自由すぎる休日の落とし穴

フリーランスにとって、「自由」は最大の武器であり、同時に最大の敵でもあります。
特に年末年始のような長期休暇は、その「敵」が牙をむく瞬間です。

「明日は休みだから、何時に起きてもいい」

この甘い囁きに負け、一度リズムを崩すと、元に戻すのは至難の業です。
人間の体は、楽な方へと流れるようにできています。
一度夜更かしをして昼まで寝ると、体内時計はずれていき、夜に眠れなくなります。

僕の場合、その罪悪感が精神衛生上よくありませんでした。
「せっかくの休みなのに、また時間を無駄にしてしまった」
「だらしない自分は、やっぱりダメな人間なんだ」

休むために休んでいるはずなのに、精神的にはちっとも休まっていない。
そんな矛盾した状態に陥っていたのです。

「起床時間」 という唯一のアンカー

そこで僕は考えました。
「ダラダラすること」自体は悪くない。
悪いのは、「リズムが崩れて自己嫌悪に陥ること」だと。

リズムを崩さないための最小限の努力とは何か?
それは、「朝起きる時間」を固定することでした。

寝る時間は自由でいい。
昼間に昼寝をしてもいい。
何もしなくていい。

ただ一点、「朝 7 時に起きる(ベッドから出る)」ことだけを守る。

起床時間は、一日のリズムを作る「アンカー(錨)」です。
ここさえ固定しておけば、船(生活リズム)は大きく流されることはありません。
逆に言えば、ここが動いてしまうと、一日はどこまでも漂流してしまいます。

全力で自分を甘やかすために

この実験の目的は、「ストイックに過ごすこと」ではありません。
あくまで「罪悪感なく、全力でダラダラすること」です。

そのために、僕は以下の 3 つのルールを設けました。

☑ 朝 7 時には必ず起きる(二度寝禁止)
☑ 起きた後は何をしていい(ソファで寝ても OK)
☑ 夜は眠くなったら寝る(夜更かし OK)

ポイントは 2 つ目の「起きた後は何をしていい」です。
7 時に起きて、顔を洗って水を飲んだら、そこからまたソファでゴロゴロしてもいいのです。
ベッドという「睡眠の場」から離れることさえできれば、ミッションコンプリート。

「え、それじゃあ結局寝てるのと同じじゃない?」
と思われるかもしれません。

しかし、不思議なことに、一度起きて朝日を浴びると、体は「活動モード」に切り替わります。
ソファでゴロゴロしていても、夜に寝ていた時とは違う「休息」の時間になります。
そして何より、夜になると自然と眠くなるのです。

朝の戦いに勝つための 「3 つの武器」

とはいえ、冬の朝、暖かい布団から出るのは至難の業です。
「あと 5 分……」の誘惑に打ち勝つために、僕が用意した「3 つの武器」を紹介します。

これがなければ、僕の防衛線はとっくに崩壊していたでしょう。

「光」 の強制介入

意思の力で起きようとしてはいけません。人間の意思なんて、冬の布団の前では無力です。
僕はスマートホーム機器を使って、7 時になったら寝室の照明が全開になるように設定しました。

さらに、遮光カーテンを少し開けておき、自然光が入るようにしています。
人間は光を浴びると、睡眠ホルモンであるメラトニンが抑制され、覚醒ホルモンのセロトニンが分泌されます。
「起きる」のではなく、「起こされる」環境を作ることが、最初のステップです。

「暖」 の先回り

布団から出られない最大の理由は「寒いから」です。
そこで、起きる 30 分前にエアコン(もしくは暖房)が入るようにタイマーをセットしました。

部屋が暖かければ、布団から出るハードルは劇的に下がります。
電気代が少し掛かりますが、リズム崩壊による生産性低下(と自己嫌悪)に比べれば、安い投資です。

「楽しみ」 の予約

起きた直後に、「楽しみ」を用意しておきます。
僕の場合は、「挽きたての美味しいコーヒーを飲むこと」と「読みたかった小説を 1 ページだけ読むこと」です。

「起きなきゃいけない」という義務感ではなく、「あれがしたい」という欲求で体を動かす。
「起きたら、あの美味しいコーヒーが待っている」と思えば、体は自然と動きます。

「何もしない」 を楽しむ許可証

この実験を始めて数日。
僕は驚くほど穏やかな気持ちで年末を過ごしています。

7 時に起きることで、午前中がとても長く感じられます。
午前中だけで、読書も、ゲームも、昼寝も、たっぷり楽しめます。
そして夜には心地よい眠気がやってきて、日付が変わる頃にはぐっすりと眠っています。

「早起きして何か生産的なことをしなきゃ」なんて思う必要はありません。
ただ起きて、朝日を浴びて、全力でダラダラする。

「起床時間を守れた」という小さな達成感が、一日中続く「何もしないことへの許可証」になります。
「僕は今日、やるべきこと(早起き)はやった。だからあとは自由だ!」と、胸を張って自分を甘やかすことができるのです。

良いお年を、健やかなリズムと共に

もしあなたが、「休み明けが怖い」「ついダラダラして自己嫌悪に陥る」と感じているなら。
ぜひ明日から、「起床時間だけ死守する」実験を試してみてください。

何も頑張らなくていいんです。
ただ、決めた時間に布団から出るだけ。

それだけで、あなたの年末年始は「後悔」から「休息」へと変わります。
心も体も整った状態で、新しい年を迎えられるはずです。

それでは、良いお年をお迎えください。
来年もまた、この場所でお会いしましょう。

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完璧な人間なんていません。
僕も毎日、失敗と実験の繰り返しです。

でも、そうやって試行錯誤すること自体が、フリーランスという生き方の醍醐味なのかもしれません。

来年も、転んだり起き上がったりする僕の姿を、面白がって見ていただければ幸いです。
一緒に、少しずつ前へ進んでいきましょう。

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