個人開発の技術選定、 2025 年の 「最終結論」
Hono, Next.js, Biome... 激動の 1 年で選抜された精鋭たち
「また、`node_modules` を削除しているのか?」
画面の向こうの自分に、そう問いかけたくなる夜がありました。
依存関係のエラー、終わらないビルド時間、そして複雑怪奇な設定ファイルの山。
僕たちはいつから、コードを書く時間よりも、環境を整える時間に人生を費やすようになったのでしょうか。
2025 年。今年は、Web 開発の世界にとってまさに「激動」の 1 年でした。
フレームワークの栄枯盛衰、AI コーディングの台頭、そして僕たちを震撼させたセキュリティの脅威。
そんな荒波の中で、悩み、試し、そして多くの技術を「捨てる」ことでたどり着いた、僕なりの「最終結論」についてお話しします。
これは、技術の波に溺れかけた一人のフリーランス開発者が、再び「作る喜び」を取り戻すまでの記録です。
「Next.js 一択」 の神話が崩れた日
かつての僕にとって、技術選定の答えは簡単でした。
「とりあえず、Next.js で」
フロントエンドからバックエンドまで一気通貫で書ける利便性、巨大なエコシステム、そして Vercel の手厚いサポート。
迷う理由なんてなかったのです。
そう、あの日までは。
記憶に新しい方も多いでしょう。
React / Next.js に関連して報告された、あの深刻な脆弱性(CVSS 10.0)のニュース。
※ この記事では特定の脆弱性の詳細には触れませんが、そのインパクトは僕たちの信頼を根底から揺るがしました。
詳しくは、以下のリンクから参照してください。
「便利だから」という理由でブラックボックスを受け入れていたツケが回ってきた気がしました。
巨大なフレームワークは、一度牙を剥くと個人の手には負えない怪物になる。
「自分の手で制御できる範囲の技術を使いたい」
その恐怖と反省が、僕の技術選定を根本から見直すきっかけとなりました。
「HonoX」 という名の翼
Next.js の「重さ」と「隠蔽された複雑さ」に疲れた僕が出会ったのが、HonoX でした。
※ 2025 年 12 月時点で HonoX はまだアルファ版であり、正式なリリースはされていません。個人開発での使用を前提として、この技術選定に含めています。
以前から API サーバーとして Hono は愛用していましたが、HonoX はそれをさらに拡張したメタフレームワーク。
Hono の「Web 標準準拠」という美しさはそのままに、フロントエンドのルーティングや SSR までをシンプルに記述できる。
Express から乗り換えた時のような、いや、それ以上の衝撃でした。
圧倒的に軽い:
必要な機能だけをインポートするスタイル。
`node_modules` の軽さに涙が出そうになります。
Web 標準:
`Request` や `Response` オブジェクトをそのまま扱う気持ちよさ。
独自のお作法が少ないので、「Web の仕組み」そのものを書いている感覚になれます。
デプロイ先は Cloudflare Workers:
エッジで動く爆速体験。
Vercel も素晴らしいですが、Cloudflare の「安さ」と「速さ」は個人開発の強い味方です。
「鎧を脱いで、翼を手に入れた」
そんな感覚でした。
設定地獄を終わらせる 「Biome」
もう一つ、2025 年の僕を救ってくれたのが Biome です。
かつての僕は、ESLint と Prettier の設定ファイルと格闘するのが趣味のようなものでした(笑)
プラグインの競合、バージョンの不整合、謎のエラー…。
Biome は、その地獄を一撃で終わらせてくれました。
Formatter と Linter が統合:
ツールはこれ一つでいい。
爆速:
Rust 製のエンジンが、瞬きする間にコードを整形してくれる。
設定ファイルがシンプル:
ほぼゼロコンフィグで、ベストプラクティスが手に入る。
「今まで費やしていた時間は何だったんだ…」
設定ファイルを書く時間を、コードを書く時間に変換できる。これこそが、個人開発における最大の効率化でした。
【2025 年版】 僕の 「個人開発スタック」 最終結論
それでは、迷走の果てにたどり着いた、現在の僕の「最強の布陣」を公開します。
それぞれの技術が、まるでパズルのピースのようにカチッとはまる感覚。これが今の僕の最適解です。
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