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僕のブログが爆速になった理由 〜 Astro の思想と Markdown 中心の世界〜

「ただ、書きたいだけなのに」

フリーランスとして独立し、自分の言葉で発信するようになってから、このシンプルな気持ちが僕の原動力でした。しかし、いつしか技術の探求が目的となり、書くという純粋な喜びが霞んでいく。

高機能なフレームワークという「最強の鎧」は、いつしか僕の筆を重くしていました。

この記事は、そんな僕が Next.js という愛用してきた鎧を脱ぎ、Astro という身軽な旅の相棒と出会うことで、再び「書く」ことの楽しさを取り戻すまでの、少し個人的な技術選定の物語です。


僕の 「最強の鎧」 と、その重さについて

フリーランスの開発者として僕はこれまで多くのプロジェクトで React (Next.js) と Tailwind CSS という技術スタックを頼れる相棒として選んできました。

その理由は以前 note にも綴った通りです。クライアントの複雑な要求に応え、高いパフォーマンスと優れた開発体験を実現する——そのための「最強の鎧」だと今でも信じています。

だからもちろん僕自身のブログも Next.js で構築していました。それが当たり前で疑うことすらなかったのです。

でも、いつからだろう。

ブログに新しい記事を一本追加する、ただそれだけのことが妙に億劫に感じるようになったのは。

高機能な鎧は日々の散歩には少しだけ、重すぎたのかもしれません。

感じ始めた 「技術的な重さ」 との静かな戦い

Next.js は本当に素晴らしいフレームワークです。

サーバーサイドレンダリング、静的サイト生成、API ルートまで Web アプリケーションを作る上で考えられるほぼ全ての機能を高いレベルで提供してくれます。

しかし僕が作りたいのは「アプリケーション」ではなくシンプルな「コンテンツサイト」。もっと言えば Markdown で書いた文章をただ美しく、そして速く読者に届けたい。それだけでした。

それなのに新しい記事を追加するたびに僕はアプリケーション全体をビルドし直していました。ローカル環境を立ち上げる時間も少しずつ長くなっていく。コンポーネントを一つひとつ作り、状態管理を考え、クライアントサイドとサーバーサイドの境界線を意識する……。

それはまるで、ちょっとした買い物に出かけるのにフルプレートの重厚な鎧を身に纏うような感覚でした。守られている安心感はある。でもその重さが、外に出る一歩をためらわせるのです。

「もっと、身軽になりたい」
「僕はただもっと純粋に『書く』ことに集中したいんだ」

そんな心の声が日に日に大きくなっていきました。

Astro との出会い——鎧を脱ぎ捨て、旅に出るような感覚

そんなモヤモヤを抱えていたある日、僕は偶然 Astro というフレームワークに出会います。

最初はまた新しい流行りの技術だろうと少し斜に構えて見ていました。しかしそのコンセプトを知ったとき、僕は頭を殴られたような衝撃を受けたのです。

「コンテンツは、デフォルトではただの HTML と CSS であるべきだ」

Astro の思想は驚くほどシンプルでした。 JavaScript はインタラクティブ性が必要な箇所にだけ、まるで島(アイランド)のように後から追加すればいい。これを「アイランドアーキテクチャ」と呼ぶそうです。

僕がこれまで当たり前だと思っていた「まず JavaScript で UI を構築しそれを HTML に変換する」という世界とは全くの真逆の発想でした。

それは重い鎧を脱ぎ捨て、身軽な旅の服に着替えるような感覚。僕が感じていた「技術的な重さ」の正体はまさにこの「不要な JavaScript」だったのだと気づかされた瞬間でした。

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