「直販の成功体験」だけでは、パートナーマーケティングで成果がでない理由
パートナーマーケティングの相談を受けていると、似たようなところで立ち止まっている企業が少なくありません。
「代理店を増やしたいが、どこから手をつけるべきか分からない」
「直販では売れているのに、代理店経由だと数字が伸びない」
多くの場合、問題は「やり方」や「熱量」ではありません。
つまずきの原因は、直販で培った『販売の型』を、そのままの形でパートナーに通用すると捉えてしまうことにあります。
自社の型があることは大前提ですが、パートナービジネスには『他者が動く』ための独自の力学が必要です。直販のやり方をそのまま押し付けるのではなく、パートナーが自発的に売りたくなる仕掛けへと再構築する。この視点の切り替えこそが、パートナーマーケティングの核心です。
パートナーマーケティングとは?
パートナーマーケティングとは、特定の担当者との関係性に依存せず、パートナーが「売りたくなる」仕組みを整えていく考え方です。
従来のパートナービジネスでは、属人的な関係をきっかけに商材が扱われるケースも多く、再現性や継続性に課題がありました。
そこで、パートナー向けの情報提供やフォローを通じて、「この商材を扱うことが自社にとって意味がある」と感じてもらえる状態を、組織として作っていきます。
そうした仕掛けを継続的に発信することで、パートナーの自発的な販売活動を後押ししていく取り組みが、パートナーマーケティングです。
今日は、パートナーマーケティングを始めるうえで大切なこと、
直販・従来の営業と決定的に違うポイント、
そして私が現場で感じた無意識の思い込みについてお話しします。
なぜDIGIYELLは「PartnerProp(パートナープロップ)の代理店」になったのか
こんにちは、DIGIYELL(デジエール)代表の高桑です。
私はこれまで、SaaS企業の代表としてとして、SaaS領域を中心にパートナービジネスの現場に長く身を置いてきました。
前職では、全国に拠点がほとんどない状態からパートナー開拓を始め、
最終的には100社以上のパートナー様と共に、
会社の収益の半分以上を支える体制をつくった経験があります。
その中で、何度も直面してきた課題があります。
実際の現場では、まだまだ属人的で、課題がブラックボックス化しているということ。
「誰がどれだけ製品を理解しているのか見えない」
「今どんな動きをしているのか、情報の行き届き具合が分からない」
状況を確認しようとすると、電話や直接のやり取りに頼らざるを得ない。
そんな、かつて自分たちが抱えていた課題を解決できると感じたのが、PartnerPropでした。
データの可視化、育成の可視化ができる。
当時の自分が「あればいいな」と思っていた機能が、すべて形になっていました。
この仕組みなら、世の中に広める価値がある。
そう確信し、正規代理店としてこの領域に本気で取り組むことを決めました。
なぜ今、パートナーマーケティングを支援するのか
理由はシンプルです。 代理店領域は、まだまだ属人的で課題を抱えている企業が想像以上に多いからです。一方で、そこを体系立てて支援できている会社は、まだ多くありません。
パートナーマーケティングに取り組むことは、単に効率を上げるだけではありません。自社の商品やサービスをより多くのお客様へ届け、売上を最大化させる大きなチャンスがあると感じています。
DIGIYELLも、クライアントの力になり、必要とされ続ける存在でありたい。 その想いが、パートナーマーケティング支援につながっています 。
直販とパートナーマーケティングの「決定的な違い」
パートナーマーケティングを考えるとき、直販と同じ感覚で設計してしまうケースをよく見かけます。
ただ、ここには前提条件に決定的な違いがあります。
メーカーやベンダーが代理店を活用する理由
・拠点は少ないが、全国にサービスを広げたい
・自分たちだけではリーチできないお客様に届けたい
一方で、代理店が商材を扱う理由
・自社の事業戦略に基づいた展開をしたい
・自社関連事業と組み合わせて収益化したい
・お客様の課題を解決するための「選択肢」を増やしたい
この目的の違いを前提として捉えないまま進めると、両者の間にズレが生まれます。
現場での気づき:売れる状態を「一緒に」つくる仕組みの重要性
これまでの経営経験から、売上が伸びるのは「再現性や仕組み」が整った時でした。
一方で、代理店ビジネスの現場は、どうしても担当者ごとに情報が分断され、コミュニケーションがその場限りになりがちです。
なぜ再現性が作れないのか。行き着いたのは、属人化とフォロー不足という構造的な課題でした。
代理店は、放っておいても自然に動いてくれる存在ではありません。 大切なのは、「売らせる」ことではなく、「売れる状態を一緒につくる」こと。 情報が組織の資産として残り、教育やフォローが仕組みとして回る。その土台があって初めて、パートナービジネスは継続的に機能し始めます。
売れる状態を「一緒に」つくるために必要な5つのこと
代理店が自走し、成果を出し続ける環境を整えるためには、以下の要素を欠かすことができません。
ノウハウを「組織の資産」にする: 成果の出る手法を個人の中に留めず、誰もが活用できる形に蓄積する
学びを「継続」させる: 一時的な勉強会で終わらせず、常に最新の情報を学び直せる環境を作る
パートナーの「現在地」を知る: 誰がどこで躓いているかを可視化し、適切なタイミングでサポートする
「やり取りの無駄」を削る: 情報共有をスムーズにし、営業活動に専念できる時間を増やす
「属人化」から脱却する: 担当者が変わっても、揺るがない体制で支援を継続できる仕組みを築く
これらをスムーズに可視化し、仕組みとして整えられるようにしたのがPartnerPropです 。
特に、契約から最初の半年間といった売上が上がる前の活動を可視化することで、パートナーの状況に合わせた適切な支援を提供することができます。
最後に:これからパートナーマーケティングを始める企業様へ伝えたいこと
パートナーマーケティングを進めていくと、必ずと言っていいほど「属人化の壁」にぶつかります。
代理店は、放っておいても活動してくれない
フォローをやめれば、活動は止まる
属人的な支援には、必ず限界が来る
だからこそ、最初から「仕組み化・再現性・継続できる設計」を意識することが大切です。
パートナー分野におけるDX化の一翼を担い、業界をリードできる存在でありたい。
こちらの記事でお伝えした「“売ってもらう”ではなく“一緒に売る”」。
その考え方を、具体的な「仕組み」として形にしていきませんか。
「うちの代理店展開、どこに目詰まりがあるんだろう?」
そう感じた方は、ぜひ一度お話しさせてください。
現場の課題を可視化し、共に解決する一歩をDIGIYELLがサポートします。
