『ぬくもりジャム・セッション』
ぐつぐつと、心が煮える音がする。
鍋の中では、みんなが肩を寄せ合ってる。
大根も、ネギも、お肉も──まるでジャム・セッションみたいに
ひとつの味に溶けあっていく。
きっと、“いい女”って、そういうことなんだ。
アクが出たら、そっとすくい取って
誰にも見せずに澄んだままでいられる人。
時間をかけて滲み出す、出汁のような優しさ。
自分の幸せを分けても
なぜか心が満たされていく。
そんな不思議な温もりを知ってる人。
わたしも、そんな風に
誰かの夜をあたためられる存在でありたい。
