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My Favorite Album Artwork

アルバムジャケットというものは、音がまだ鳴り出す前にすでに鳴っている。棚に差し込まれた紙片、あるいは画面に縮小された四角い像にすぎないはずなのに、そこには演奏よりも先に鳴る気配がある。たとえば、色の過剰な発色や、濁り。不機嫌に歪む顔や、不気味な微笑み。どうでもよさそうな細部が妙に引っかかるジャケットは、記憶に残る。動的であれ、静的であれ関係ない。ただ、心がざわつく。そういう騒がしさに惹かれた20枚のアルバムジャケット。

20. Mac Miller - Circles
繊細で不安定な感触。消えてしまいそうな詩的なアートワーク。

19. The Sex Pistols - Never Mind the Bollocks Here's the Sex Pistols
パンクの衝動を一瞬で伝える強烈なジャケット。

18. Kendrick Lamar - To Pimp a Butterfly
歓喜と怒り、歴史の交錯。力強くも生々しいビジュアル。

17. Joy Division - Unknown Pleasures
ただの線のはずなのに、異様に深い。

16. Carole King - Tapestry
素朴な室内と猫。自然光の調和。温もりが静かに伝わる。

15. New York Dolls - New York Dolls
ほとばしる退廃と美意識。だらしないけど、妙に綺麗。

14. The Smiths - The Queen Is Dead
曖昧で静かな視線が刺さる。

13. Ramones - Ramones
並んでいるだけでパンク。

12. The Velvet Underground - Loaded
現実がわずかに歪むサイケデリックな余韻。

11. DEVO - Q: Are We Not Men?  A: We Are Devo!
炸裂する奇妙な均整と表情。笑っていいのか迷う。

10. FKA Twigs - LP1
静謐と緊張感。異常に圧のあるアートワーク。

9. MAD3 - Jack The Violence
剥き出しの攻撃性。というより、むしろ剥がされている。

8. Curtis Mayfield - Superfly
すでにグルーヴしている。にじみ出るファンクの躍動。

7. Sonic Youth- Goo
ポップで不穏。絶妙なバランス。

6. Stella Donnelly - Thrush Metal
内面に深く潜り込む静かな自己主張。

5. Pink Floyd - Wish You Were Here
喪失と不在を象徴する、幻想的なジャケット。

4. The Clash - London Calling
衝動が炸裂する瞬間。それを残す判断がもう衝動。

3. Contortions - Buy
ざらつく不協和と突き抜ける前衛精神。

2. The Damned - Damned Damned Damned
荒々しさと爆発するユーモア。楽しそう。

1. The Jam - In The City
熱気と疾走感。可視化された強烈なエネルギー。


実際に音を聴くと、ジャケットの印象がじわじわと効いてくるものもあれば、まったく噛み合わないものもある。でも、そのズレごと聴いてしまう。むしろ、そのズレが本編みたいな顔をしてくる。騙されている気もするが、なぜか悪い気はしない。

My Favorite Album Artwork[番外編]

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