見どころ満載だった為替政策報告書
見どころの多かった為替政策報告書
4年ぶりにバンコクを訪れる機会がありました。体感としては、少し綺麗なところで外食すると「東京と同じくらいかな」という物価感まで来ているように感じました。例えば街で立ち寄った路面のカオソーイは約200バーツ、1000円でした。
東京でこうした感じのラーメンを食べると1200円くらいの印象はあるので、あまり変わりません(水は有料ですし):

とはいえ1人当たりGDPでタイは日本の4分の1程度ですから、「同じくらい」の痛感で外食するのも本来は驚きです。もちろん、多くのタイ人がこのような店で食べるわけではないにせよ、4年前には感じなかった割高感はあります。バーツはとりわけアジア通貨で強い、という事情もありそうです。日本経済がキャッチアップされているように思います。
さて、本題に。3週間ほど経過してしまいましたが、ようやく読み終わりましたので為替政策報告書について深掘りしたいと思います。面白かったです:
オリジナルはこちら:
https://home.treasury.gov/news/press-releases/sb0373
ちなみに正式名称は「Macroeconomic and Foreign Exchange Policies of Major Trading Partners of the United States」です。結構長いです:

米財務省は1月29日にこの半期に1度の為替政策報告書を公表しました。後述するように、今回の報告書を全文読んでみると日本への評価はさておき、エグゼクティブサマリーなどを含めて見どころが多いものでした。上述のロイターのヘッドライン「慣行の監視強化」は興味深いです。日本では下記報道のように利上げ要請の削除がヘッドラインでした:
「為替操作国」に認定された貿易相手国・地域はなかったものの、為替操作の嫌疑と共に注視される「監視リスト」にはこれまでの中国、日本、韓国、台湾、シンガポール、ベトナム、ドイツ、アイルランド、スイスに加え、対米貿易黒字の大きさなどを理由にタイも加えられていました。タイバーツ、強いわけですね。
上述の通り、エグゼクティブサマリーでも興味深い変化が見て取れるので、ご紹介してみたいと思います。また、日本の経常黒字構造についても米財務省の認識がアップデートされていたりして、重要な変化が見て取れます。
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