第79回春季四国大会1日目観戦レポ
春の四国大会が開幕、今年は2022年以来の地元徳島開催ということもあり例年以上に楽しみにしていました。1日目は徳島市のむつみスタジアムと阿南市のJAアグリあなんスタジアムの2球場開催。しかも春の四国大会は抽選会が前日に行なわれるだけに予定が立てにくいのが特徴です。結局あなんスタジアムの第1試合に今大会観たかったカードのひとつ海部と英明の試合が入ったためアグリあなんスタジアムで2試合を観戦することにしました。試合の経過を中心に雑感をお伝えしたいと思います。
第1試合・英明4ー1海部
海部先発は背番号10西宮、英明先発はエース冨岡。英明今日はDHに山下を起用。センバツDHで出場していた濱野は5番ライトで出場。

試合経過
1回表…英明
1アウト2塁から3番松原がセンター前ヒット。1アウト1塁3塁から4番高田が2点タイムリーとなるセンターオーバーの3塁打。
1回裏…海部
2アウト満塁のチャンスを作るも6番中村がショートゴロ。4番黒川の打席で英明・冨岡141㌔をマーク。
3回表…英明
先頭の池田がフォアボールで出塁し2塁への盗塁を決める。2番太田が送りバントで1アウト3塁。3番松原がセンターへタイムリーヒット(3点目)。
3回裏…海部
1アウトから3番天見(あまみ)がファースト強襲の2塁打。4番黒川がライト線へタイムリーとなる2塁打を打ち海部は1点を返す。
5回表…英明
先頭の3番松原がライトへ2塁打。4番高田のサードゴロの間に3塁へ進塁。5番濱野がライトへタイムリーヒット。海部はここでDHを解除し黒川がマウンドへ。フォアボールとヒットで1アウト満塁のピンチを迎えるがショートゴロ併殺打で切り抜ける。
後半は英明・冨岡、海部・黒川がランナーを許すも得点を許さず。

雑感
英明がセンバツベスト8の貫禄を見せた試合でした。打点を上げたのは3番松原、4番高田、5番濱野の中軸。3回に池田選手と松原選手が2塁への盗塁を決めました。守備では徳島・石井中出身のサード榎本選手が3塁線への打球を捕球し1塁へ送球、ファースト松原選手が足を伸ばして捕球しアウトにしました。最後はキャッチャー高田選手が1塁ベンチ前への打球をキャッチして試合が終わりました。7番松本一心選手は木製バットを使用していました(4打数1安打)。

一方敗れた海部。杉本監督が英明と対戦したかったと今朝の新聞にコメントがありました。スコア的にはセンバツベスト8の英明に食らいついたと思います。ただ初回に2アウト満塁、5回には2アウト3塁、6回には2アウト満塁、8回には2アウト2塁3塁のチャンスを作りましたがあと一本が出ず残塁は13を数えました。
しかし夏の甲子園出場に向け課題が見つかったという点ではいい経験が出来たと思います。阿南光とのチャレンジマッチを含め県内ではこういった試合を経験していなかったので甲子園出場はもちろん甲子園で勝つためにはどうすればいいか夏に向けて課題が出来たと思います。
第2試合・新田5-4高知農(延長10回TB)
新田先発は背番号8左の木下、高知農先発はエース山下。どちらもDHを使用せず両投手は3番で出場しました。高知農は1年生の木屋(きや)が9番サードで先発出場しました。

試合経過
1回表…高知農
1番有光がライト前ヒットで出塁。2番西岡のバントが内野安打になりノーアウト1塁2塁。2アウト後6番山本がレフト前タイムリーヒット、高知農が先制。
1回裏…新田
フォアボールで出塁したランナーを1塁3塁に置いて2アウトの場面で5番加納。1塁ランナーが2塁へ。キャッチャー山本が送球するも2塁ベースカバーがおらずこの間に3塁ランナーが生還し新田が追いつく。
2回表…高知農
1アウトから1年生でスタメン出場の9番木屋(きや)が公式戦初打席でライト前ヒット。しかし次の打者の打球が併殺打になり高知農無得点。
2回裏…新田
1アウトから8番高田がライト前ヒットで出塁。2塁への盗塁を決め2アウト2塁で1番酒井がライトへタイムリーヒット。
3回裏…新田
この回先頭の3番木下がライトフェンス直撃の当たり。相手の守備がもたついている間に好走塁でホームイン(ランニングホームラン)。
4回裏…新田
1アウトから9番宇都宮がセンター前ヒット。1番酒井の当たりは左中間へ。宇都宮は3塁へ。センターが3塁へ送球している間に酒井は2塁へ。1アウト2塁3塁で2番松田の当たりがピッチャー山下を直撃し3塁ランナーがホームイン。山下は治療のためベンチへ下がりその後の投球に影響が出ないか心配だったが問題なし。
6回表…高知農
先頭の3番山下がレフト前ヒットで出塁。4番杉本はセカンドのエラーで出塁。5番栗山は空振り三振、6番山本はフォアボールで1アウト満塁。7番永吉がレフトへタイムリー、2-4。なおも1アウト満塁で8番井上がセンターへ犠牲フライ、3-4と1点差に詰め寄る。
9回表…高知農
この回先頭の8番井上の代打背番号10の近藤がレフト前ヒットで出塁。9番木屋(きや)のバントがキャッチャーの1塁への悪送球を誘いノーアウト1塁3塁。1アウト後2番西岡がセンターへ犠牲フライ、高知農追いつく。
10回表…高知農
スリーバント失敗とダブルプレーで無得点。
10回裏…新田
先頭の7番田頭がバント。ピッチャー山下が捕球し3塁へ送球するもこれが逸れて2塁ランナーがサヨナラのホームイン。
雑感

新田が苦しみながら2年連続春四国大会ベスト4進出。好走塁が目を引きました。3回の木下選手のランニングホームラン、4回の酒井選手の2塁への走塁は相手の守備を良く確認しての好走塁でした。
高知農・山下投手は144球の完投。前半は新田打線が粘りにあい5回を終えて球数は100球近くに達しました。ショート有光選手は外野に抜けるあたりを捕球しアウトにしてました。去年秋は明徳義塾、先日のチャレンジマッチの高知商に続き新田とも接戦の試合を戦えたことは夏に向けてまたひとつ自信になったと思います。また1年生の木屋(きや)選手がスタメン出場したのも今後のチーム作りに繋がりそうで楽しみです。
むつみスタジアムの2試合
むつみスタジアムで行われた第1試合は高知商が5-3で阿南光に勝利。この試合は高知商エース北添投手目当てでスポーツライターの西尾典文さんやNPB6球団のスカウトが駆け付けていたようです。
【#高校野球】春季四国大会1回戦・高知商5―3阿南光。写真は高知商の最速148㌔右腕・北添颯志投手の投球フォームです。1㍍82、79㌔の体格を生かした投げ方ですが、スプリットなど鋭く曲がる変化球を生かした配球を見せました。6球団のスカウトが視察し、複数人態勢を敷く球団もありました。 pic.twitter.com/ayAhXRq692
— 河合 洋介..アマ野球担当・大阪本社/スポニチ記者 (@sponichi_kawai) April 25, 2026
第2試合は高松商が10-1、7回コールドで松山聖陵を下しました。松山聖陵は登板した4投手が与四死球7と今日も乱調でした。対照的に高松商は3人の投手陣が与四死球0。7回には春の県大会登板がなかったエース相内投手が登板しました。
SNSを通じた偶然の出会い
昨日Xで草薙か愛鷹で静岡の試合を観るか、阿南で海部の試合を観るか迷っておられた方のポストを拝見しました。三重県にお住いのその方は迷った末3時に出発し阿南へ来られ第2試合を一緒に観戦しました。ちなみに愛鷹球場に隣接する陸上競技場では高校野球情報をやりとりしているトーカイカイロ恵介さんが加藤学園陸上部のサポートで行かれてたようです。世の中は狭いんだと思いました。
🏟️JAアグリあなんスタジアム🏟️
— たか (@TKP1643972) April 25, 2026
ありがとうございました😊
緑いっぱいの中にある球場でした!
2試合目はフォロワーさんの方ともご一緒出来て楽しかったです。
野球を通じて球場でお会い出来るご縁を大事にしたいですね✨ pic.twitter.com/ImQiihdhVL
海部に話を戻すと去年愛媛県で行われた秋の四国大会を滋賀県から観に行かれた方がいました。その方とも一昨年秋Xで知り合い去年夏の徳島大会、夏の甲子園、この春のセンバツお会いし海部について情報をやりとりしました。SNSは怖い一面がありますが共通の話題を通じたご縁が出来るメリットもあります。どちらかと言えば1人で観戦する派ですがSNSを通じた偶然の出会いとご縁も活用しながら観戦を楽しみたいなと思った四国大会1日目でした。
