【ショートショート】警察県
日本が48都道府県になって久しい。
警察官の汚職を防ぐ為、政府は全国の警察官を東京と神奈川の間に設置した『警察県』に強制異動させ、政府が常に監視するシステムにしたのだ。
47都道府県(警察県は除く)で何かあった場合でも、専用ワープ装置を使って全国どこへでも駆けつけることができるので、問題はないとの見解だった。
しかし、同時に厄介な制約も課せられていた。
それは『警察官以外は警察県に入ってはいけない』という謎の制約だった。当時の俺はそんなことは知らず……。
そう。あれはまだ警察県ができて間もない頃……。
……ウーンウーン。
「そこの車、止まりなさい」
ん? なんだ。
俺は仕方なく路肩に停めた。
「お兄さん、警察の方?」
「違いますけど」
「じゃあ罰金ね」
「は?」
「ここは警察県です。警察官以外は立ち入り禁止ですよ」
「そんなん知るか! この野郎!」
当時、まだ若く血の気が多かった俺は警察官に飛びかかろうとした。
「あ、こら。やめろ!」
声を聞いて、周辺から何百人もの警察官が走ってきて俺をボコボコにした。
俺は思わずこう叫んでいた。
『誰か警察呼んで!!』
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文字数ちょいオーバーしました…!
今週も、たらはかに(田原にか)様の企画【毎週ショートショートnote】に参加させていただきました!
