無職サミット レポ
文学フリマ東京の翌日、5月12日。駒沢オリンピック公園で「無職サミット」が開催された。
主催者は、まとも書房代表の久保ネーモさん。
無職サミットとは?
一言でいえば、アンチワーク界隈や無職・ニート界隈の人たちの交流会みたいなものである。
早く来すぎてオフ0
今回の文フリ東京と無職サミットに参加するため姉の家に泊めてもらっていたのだが、無職サミット当日は月曜日。私が起床するころには既に、姉は在宅で働いていた。
働いている姉がいる空間でのんびりする気にもなれず。せっかくなので早めに駒沢オリンピック公園へと向かうことにした。
早く着きすぎた。
オ フ 会 0 人
— 読書ニート (@dokushoneet) May 12, 2025
(無職サミット早く着きすぎたかもしれん) pic.twitter.com/r97pOv2P5H
などと投稿したが、実はすでに他の無職サミット参加者も数名来ていた! 私が故意に人がいない空間の写真を撮っただけである。
久保さんから場所変更の連絡を受け、自由広場から移動する。最初に集まったのは、4〜5名ほど。少々ぎこちないながらも、交流が始まった。
ねお★りべっ!で遊ぶ
三色団子さん作のボードゲーム『ねお★りべっ!』で遊ばせてもらったのだが、これがなかなか面白かった。
『ねお★りべっ!』は、シンプルでありながら、奥深いゲームだ。
資産拡大を他者と競い、格差社会が生まれる。それら新自由主義的な要素が、ボードゲームのかたちに巧みに落とし込まれていた。他者と協力する姿勢を示し、信頼を得る。信頼を元に資産を着実に増やしつつ、最後に裏切って自身の資産の最大化を図る。
外道プレイで勝者になったものの、「資産のために他人を踏み台にするなんて、現実世界ではやりたくないな……」と思った。
『ねお★りべっ!』が終わったあとは、一緒に遊んだメンバーで会話を楽しんだ。
(ボードゲームは、アイスブレイクに最適!)
いろんな年代の方と交流
無職サミットは大盛況で、50人ほど集まったようだ。流石に全員と交流できたわけではないが、普段接しないような年代の方のお話を聞けたのが印象深い。
働いてないこともあって、40〜50代の方とじっくり話すことは滅多にない。無職サミットでは、そのような年齢層の方とお話しする良い機会であった。
早期退職をした方や、生活保護を受けつつボランティア活動に取り組む方。色々な生き方があることを学ばせていただいた。
また、「無職サミット」と銘打たれているだけあり、意味世界が近しい方が多く、大変過ごしやすかった。現在の労働中心な社会にどこか違和感を抱いて、自分なりに生を模索する。そういったスタンスの方が多く、話しやすかった。
アナキズムやベーシックインカムなど、普段人と話さないような内容の会話が弾んで、楽しかった。
特に、すずひらさんと会話できたことが強く印象に残っている。
(前日のニーマガ打ち上げですずひらさんの話が出ており、無職サミットでは是非お話ししたいと思っていたのだ)
私は、10代の頃から社会的な逸脱を繰り返してきた。一方、すずひらさんは一定期間、就職して働かれていた経験がある。
私よりは、「世間一般的な普通」に近い人生を送られたように思われるのだが、そのような方でも「ひたすら会社で働く生き方」に疑問を持ち、アクションを起こしたことに感銘を受けた。
「もしかすると、(週5、8時間で何十年も働き続けるような)世間の常識が変わりつつあるのかもしれない」と、彼の存在に大いに勇気づけられたものだ。
(すずひらさんの影響で無職サミットに参加された方もいるようだ。影響力がすごい)
早めの撤退
実家に帰るために、終了時刻より早めに帰路につく。無職サミット会場は盛り上がっており、後ろ髪引かれる気分であったが、電車を逃してしまってはしょうがない。
参加者の皆さんが持ち込んでくれていた差し入れを口にしていたため、それほど空腹に悩まされずに帰宅できた。人々が自発的に持ち寄り、場を盛り上げていく。無職サミットは、アンチワーク哲学でいう"貢献欲"が発揮されたお祭りであったように思える。これが、貢献欲なのか……!
無職サミット、ほんとうに楽しかったです。
主催してくださった久保さん、会話をしてくれた皆さん、本当にありがとうございました。
この調子で、アンチワーク・無職界隈を盛り上げていきたいですね!
