重要文化財になっても爆発だ!岡本太郎と太陽の塔
いやー!めでたい!!
文化審議会は5月16日、1970(昭和45)年に大阪万博会場に造られた芸術家、岡本太郎氏の代表作「太陽の塔」を重要文化財に指定するよう文部科学相に答申したとの事です。
令和2年には国の登録有形文化財に指定されましたが、万博終了後に解体される案もあったとか。実際、当時のパビリオンなどで現存しているものは数少ないです。
それもこれも岡本太郎作品の圧倒的な存在感、芸術の熱量が人々を動かしたからだと信じて止みません。
現在は内部が公開されていますので、予約すれば入場することが可能です。
生命の樹が展示されていますが、なんというか、万博のお祭り騒ぎ的な雰囲気が残ったモニュメントで、それ以上のものではないように感じます。
しかし太陽の塔内部の、真の名物は他にあるのです。
それは……。

これですよこれ!
腕の部分を内側から見た所ですが、付け根がSRC造で腕はRCシェルを外皮にしたS造。そこにショットコンクリートが使われています。
竹中工務店が携わったそうですが、前例の無い工事(そりゃそうだ)だったのでかなり苦労されたようですね。
工事を担当した方が後年になって「今なら出来ないと断る」と言っていた程です。
それにしてもこの鉄骨の渦巻き!あの世への階段のようにも見えて、どこか遠くへ誘われそうです。現地で見ていて吸い込まれそうな錯覚すら覚えました。
重要文化財になって、今後は保存に関しての心配はしなくて済みそうですが、今のように触って楽しめる状態にはしておいてほしいですね。
自分的には国宝にしたっておかしくない作品ですが、自由に触れることが出来なくなったりするのは問題です。
岡本太郎は生前、太陽の塔と対をなす傑作「明日の神話」を作成しましたが、こちらは現在、渋谷駅地下の人通りの多い道に飾られています。
電車の振動や排気ガスなどの厳しい環境にもかかわらず展示されている理由は、岡本敏子をはじめとする、太郎の意志を継ぐ方々の方針によるものです。
太郎の作品は人々の身近にありたい。この思いは大切に受け継いでいきたいものです。
