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「古いねじ込み配管」これで外せなきゃ諦める!試すべきコツ5選

改修工事では既存のねじ込みを外すことってよくありますよね。でも一筋縄では外れないってことが多くありませんか?
そんな時にどうにかして外すためのコツを5つご紹介します。


トーチで炙る(炙る時の注意点)

まず王道なのはガストーチで炙るのが王道です。外したいねじ部を満遍なくトーチで炙ることで、固着したシール剤が柔らかくなり外しやすくなります。炙る際には以下の注意点を十分にチェックしてください。

  • 火気作業であるため、消化設備の用意や燃えぐさの排除を確実にする

  • そもそも火気作業がOKか、現場のルールを必ず確認する

  • 保温してある場合はきれいに除去する

  • コア入り継手は中のコアが溶ける可能性がある

  • ハンマーで軽く周囲を叩きながら炙ると更に外しやすくなる

  • 炙りを止めた後にすぐに外しにかかれるように道具を側に段取っておく

  • 外す最中、外した後も継手はかなり高温になってるので注意

もし火気作業NGの現場ならば、「ヒートガン」を使うという手もあります。トーチに比べると時間もかかり温度も低いですが、その分安全ではあります。

塩ビ管の接着部を剥がすのにも使えますし、インパクトやハンマードリルに比べれば安価ですから、1台は持っておいても良いかもしれません。


適切なレンチの段取り

パイレンなどの段取りが疎かになっていることがあります。パイレンは“あればいい”というわけではなく、適切なものを用意することで外しやすさも格段に上がります。例えば以下のような項目をチェックしましょう。

  • 450㎜・600など適切な大きさか

  • コーナーレンチなのか、縦型のレンチなのか

  • ガス管用、被覆管用、兼用どれが適切か

  • 刃の部分に挟まっているゴミを除去してしっかりと噛むようにしておく

  • チェーントン・フランジ回し・モンキーレンチが必要か

  • 強力な力に耐えられないような破損箇所がないか

これらは基本事項として事前に必ず確認しておくべきです。それだけでも安心感が違います。古いねじ込みを外す時は「切替」など時間制限がタイトなケースが多いですから、忘れないでください。


ヤトイを使う

力が入りにくい狭小箇所や、いつも以上に力を入れてレンチを扱いたい場合に使用する“裏技”的な方法です。レンチ類の柄にギリギリ入る程度のパイプ(例えば30のSU管など)をかまして、持ち手を長くすることでモーメントを増幅させます。

配管工であれば当たり前のようにやることかもしれませんが、諸刃の剣であることは頭に入れておきましょう。なぜなら、レンチ類が許容している以上の力が入り破損する可能性があるからです。

レンチが破損しなかったとしても、パイプに強烈な力が加わることによって変形してしまうこともあり得ます。状況によってはチェーントンを使うなどして力を分散させましょう。


締め方向に回してみる

どうしても緩め方向にねじが回らない場合に、逆に締めつけ方向には回せることがあります。締付け方向でも少し回すことができれば、継手とパイプとの縁が切れるので、外しやすくなります。

狭小箇所で、レンチの角度的に緩め方向に回すためには力が入れにくいけど、締付け方向なら力が入りやすい、みたいな時にも有効です。集合住宅のPS内での切替作業などには有効かと思います。

またステンレス管では継手とパイプがかじりつきやすいですから、もしその気配がある時には締付け→緩めを繰り返すと外れてくれることがあります。


継手やパイプをって割る(最後の手段)

ここまでご紹介した内容を駆使してもねじ込みが外れない場合、継手またはパイプを切って割るという最後の手段があります。これは熟練の配管工でも難しい技術のいる方法です。ザックリとした手順は以下のようになります。

継手を切る場合

  1. 外す継手の近くまでできるだけ既存管を撤去しておく

  2. 継手にレシプロソーで2箇所(できるだけ対角に)切れ目を入れる
    ※パイプのねじ部を傷つけないギリギリまで

  3. 切り込みに平鑿を当てて、できるだけねじを傷つけないようハンマーで叩いて割る

  4. 再度継手をねじ込む際は液体シール剤をムラなくしっかりと塗ってねじ込む

パイプを切る場合(内側から切れる太物のみ)

  1. 外すパイプの近くまでできるだけ既存管を撤去しておく(継手の面切りでも可)

  2. パイプの内側からできるだけ平行に継手のねじ部を傷つけないよう2箇所切り込みを入れる

  3. 平鑿などを継手とパイプの間に当てがい、内側にハンマーで叩いて割る

  4. 残った部分も割ってしまってもいいが、レンチで簡単に回すことができるようになっているはず

  5. 再度パイプをねじ込む際には、継手部にも液体シール剤をムラなくしっかりと塗ってねじ込む

どちらの場合も完全にねじ部を傷つけないのは厳しいですが、逆に傷つけすぎると漏れます。再びねじ込みの際には多少コストはかかっても堅牢な液体シール剤(例えばロックタイトなど)を使うことをお勧めします。


まとめ

以上、古いねじ込み配管が外れない時の対処法についてまとめました。

改修工事では、こうした場面に当たることが本当によくあります。
そして実際には、力任せにいって状況を悪くするよりも、
「なぜ外れないのか」
「今の状態なら何を優先するべきか」
を整理して進める方が、結果として安全で早いことが多いです。

今回の無料版では、まず現場で使いやすい基本的な考え方とコツを5つに絞って紹介しました。
まずはこの内容だけでも、次に同じ場面が来た時の見え方はかなり変わると思います。

ただ、実際の現場では

  • 外れない原因の見極め

  • どの方法から試すべきか

  • どこまで粘って、どこで見切るべきか

  • 割る・切る判断に入るタイミング

  • 外した後に何を確認するべきか

まで含めて、迷う場面がかなりあります。

そこで、こうした「現場で本当に詰まりやすい判断ポイント」まで整理した
『古いねじ込み配管を外すための完全実務ガイド』
を別でまとめました。

無料版の内容を土台にしつつ、さらに

  • 外れない理由の整理

  • 工具・道具の使い分け

  • 状況別の考え方

  • 見切り判断の基準

  • 割る・切る時の注意点

  • 外した後の確認事項

まで、より実務寄りに掘り下げています。

「その場しのぎではなく、もっと安全に・確実に進めたい」
「古いねじ込み配管を前にした時、毎回少し不安がある」
「見極め方から最後の手段まで、自分の中で整理しておきたい」

そんな方は、こちらも参考にしてみてください。

▼ 古いねじ込み配管を外すための完全実務ガイドはこちら


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