詩:風に吹かれている #シロクマ文芸部「窓を開け」
窓を開ければ
空は青く広がっているけれど
流れる雲を運ぶ風はまだ冷たい
差し込む光に手を伸ばし
暖かさをすくい上げれば
遠い春を少し感じられて
駅から吐き出される人の流れに
逆らうように歩いていれば
また あの場所に
今日もたどり着いて
乾いた風は君の声のようで
耳元をすり抜けてゆくたびに
君を探していた
だってだって君はこの町に生まれ
この空の下で生きてきたはずだから
当たり前の愛し方を今も覚えているなら
きっとそのまま
ずっとこの街に暮らしているハズだから
だから今日もあの頃の様に
この空の下で風に吹かれている
風に吹かれている
久しぶりに、シロクマ文芸部に参加させていただきました。
よろしくお願いします。
