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『命を運ぶ君へ』 【詩/詩のようなもの】

たゆたう川の流れに時がなぞられるように
君の命が宿った場所を宿命と例え
君の運ぶ命が運命と呼ばれ

季節に四季があるように
喜び 怒り 哀しみ 楽しみ

人生が川なら 時の流れは滔々と
君の命を乗せた方舟は
時に希望に満ち 時に荒れ狂い
時に路頭に迷い 時にしなやかに

流れてゆくのでしょう
流してゆくのでしょう

滝に打たれ 淀みに囚われ
君の方舟は誰かの方舟と出会い
運命を交わすのか
決して合わさる事はないけれど
運命を並べて進むのか

誰もが同じ自分の方舟に命を積み
誰もが同じ浮き沈みを知る
誰もが同じ流し流され
誰もが同じ終着に辿り着く

恐るる必要はないけれど
用心なさい
焦る必要はないけれど
精進なさい

時の静寂に浮かぶ人の紋様
色も形も君次第
浮かぶも沈むも君次第

朝日は君に影を落とし
川面を照らすでしょう
夜空は君の影を呑み込み
煌めく川面に変えるでしょう

うつせみの
なみまただよう
うたかたの
はじけて散るは
ひとよの夢よ

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