美幌町における部活動地域移行について
全国で話題になっている、部活動をこれからどうしましょうか問題。この話題を北海道のびほろ美幌町に特化して書いている記事です。
結論。
美幌町は素晴らしい環境を作れると思っています!
まずもって各地で様々な取り組みをしていると思いますが、そもそも部活動の【理想の状態】を確認しているところはあるでしょうか?
と話題に入る前に、私の部活動に関する経験をお伝えします。そうでないと、理想論だと思われる可能性は消しておきたいので。
私は中学部活からスポーツを通して全国区を経験させていただき、大学まで続けてきた人間です。その中で、全国優勝も経験させていただきそれなりに学生時代は部活動に関わりの強い人間です。
また、指導者としては大学卒業後から中学教員となり、3年目には大阪のとある地区の選抜監督をしたり強化委員長を経験させていただいてます。更には、携わった種目は3種目。副顧問を合わせると5種目の世界を見てきています。
私は学生としての経験と指導者(14年)としての経験、そして現在は民間の立場で教育に関わっている立場でそれなりに内情を理解している上で話していることを前提にあるということをご理解ください。
本題です。
部活動の理想系はどんな状態ですか?
私は「学生が自主的に行っている姿」が理想だと確信しています。自主的とは
1.なぜこの部活に入っているのか
2.目標は何なのか
3.今日することは何のためにするのか
4.自分でできない(周りに頼ること)は何か
5.よりよくするために考え続ける
このような思考と行動を繰り返していることを自主的と言っています。そういう部活を見たことがありますか?
全国大会などに出ている学校がTVなどで紹介されることがあります。そこで描かれているのは、監督(またはキャプテン)の指示のもと、声を出し、みんなが一つになって、時には涙し苦難を乗り越えていくような感動ドラマです。演出も助けてはいますが、実際にこのような光景はあります。ただ、一つの形としてはありでしょうし、その環境で成長もすると思いますが、この形が理想系だとは思いません。なぜなら「誰かの指示」が基本になっているからです。
大切なのは、一つのチーム目標があるにしても、そこに登る方法はそれぞれが考え行動していく。そんな「選択」の幅があり、それが自己責任となるような、プロ集団のミニチュア版みたいなことが中学校や高校の部活動で行われていることが理想系だと思います。プロは誰かに指示されて鼓舞してする人たちではないですもんね。そんなプレーヤーはどんなに能力があっても解雇されているでしょうし。
もう少し具体的に言うと、
・一定の基礎メニューがある(これは時期や人によって変わることもある)
・その基礎メニューはみんなで合わせてやるのではなく、各自バラバラ
・チーム(合同)での練習をする際は、メニューが選べるようになっており、現在の課題を自分たちで把握し納得の状態で行う
・そのメニューは動画などでポイントを確認し何度も振り返ることができる
・その現場には先生がいるが、指示は出さず見守っている
理想過ぎますか?
実際にやっているチームを私はいくつも見てきましたし、ここまでとは言えませんが私の役割は「見守り」と「環境作り」をしながら運営してきたのは事実です。
美幌町の皆さん。
【指導者ありきの部活動】以外をイメージすることはできているでしょうか。
私が伝えている上記の部活動のほとんどは「勝ってしまう」チームでした。決して楽しいだけでいいよねと言うチームではありません。
さて、美幌町の現状。
▶︎現在、中学校が行っているのは拠点校方式。一つの学校では維持が難しい部が隣の中学校と一緒に練習する形。これで試していきながら、地域が受け入れる種目がないか調整をしているところ。
▶︎小学生が入っている少年団は人口割合からしたら充実。16団体。(大人の団体に子どもが入れるパターンもあるからもう少し増える?)
▶︎大人の協会?団体も豊富。スポーツだけでなく文化系もかなりの数。34団体。
▶︎総合型地域スポーツクラブBeetがあるし活動的。幼児期からスポーツに楽しくたくさんの競技が経験できる。
▶︎施設がいくつもある。体育館4、陸上競技場1、人工芝グラウンド1、テニスコート1?、文化系が実施できる部屋多数、小〜大ホールあり、スキー場、スケートリンク、クロカン、トレーニング施設2、スケートボード1
▶︎2〜3km圏内に人口9割
▶︎公共バス、地域おこし協力隊で運転手がいるため維持可能
▶︎個別に呼べるモービー(移動手段)
私が美幌町のかなりの強みだと思っているのが「2〜3km圏内に人口9割」です。
さて。
部活動どうするのか問題でなかなか進めない課題でよく取り上げられるのが以下の3つ。
1.人材
2.施設
3.財源
それぞれ美幌町は解決できます。
1.人材
指導者という概念が変わると、ここは一気に変化します。強くなる方法は「指導者依存」ではない方法があります。子どもたちが興味のあるものを選びますから、その上達するための情報は世の中にたくさんあります。これを整理し、【選択して見れる】環境を作れば、活動を見守る人を探せば良くなります。指導する人よりもグッとハードルが下がります。
移動にも人が必要ですが、これだけ交通網が発展している。そもそも2〜3km圏内しか動かない。だったら、夏場は全員自転車通学で色々解決しませんか。冬は公共バスやモービーの活用で移動手段担保できませんか。更にはカーシェアを一部導入することで、細かいところまで手を差し伸べられませんか。
カーシェアはどの道、向き合わないといけない課題です。向き合い、解決することで子どもたちも笑顔になります。
2.施設
これが美幌町で足りなくなるイメージが全く湧きません。体育館は4つ。うち2つに分けられるところが、2つなので6箇所。室内スポーツは8/16。冬場の外競技が中に入ることを考えると13/16。13競技が6箇所に別れれば、2〜3日に1回は利用可能。これは学校での部活動の体育館割合で妥当な数字です。今後、小中一貫で統廃合すれば体育館は増えます。余裕ができます。
外競技が使える施設は陸上競技場と人工芝グラウンド、中学校のグラウンドなども合わせたら余裕で分割可能です。
3.財源
ある自治体では1,400万円を予算予定。美幌町、ふるさと納税でかなり頑張っています。その恩恵をどこに分配するのかは全体を考えての判断になることは分かりますが、子どもたちにかけることはそんなに難しいですか。
今の現状では難しいのであれば、「子どもたち財源」のための企業版ふるさと納税などで立ち上がりませんか?(おそらく都心の方々、美幌町の子どもたちのために少しお裾分けしてください)
他からの財源頼りだけでは良くありません。「子どもたち財源」は美幌町にいる事業者たちが財源を作る意識で稼ぎませんか?そういう学び合いがあれば相乗効果生まれると思うのですが。そしてそういう社会課題の活動にヒットする大学生や素敵な人材は現れます。
さて、こんな風に言ってはいますが、そろそろ聞こえてきそうです。
【誰がやんねん?どこが中心になんねん?】
ですよね。
簡単に言えばBeetと思いがちですが、私は今の現状(幼児から子どもたちがスポーツに関わる環境づくり)を維持してもらうためには、更なる責務をお願いするのは得策な気はしません。するのであれば、別な人材を投入がなければせっかくの今の環境が丁寧に実施できない可能性もあります。
またBeetはスポーツに特化した団体であり、部活は文化も含まれます。そのため【新しい組織】は必須だと思います。
美幌町は環境に恵まれています。恵まれていますが、単独で行っている印象があります。大切なのは『コーディネート』ですが、そういう人材は本当にいないですか?
ここからは個人になってしまうのでここでは伏せますが、コーディネートできる人材はいると思っています。だから、もう材料は揃っているんです。
もし、一つ揃っていないとするなら。
子どもたちの声なのかもしれません。以前、中学生と話す機会がありましたが、とっても気にしていました。全員同じような意識とまでは思いませんが、「主体」は誰なのか、これは私も忘れないようにしたいです。
結論。
美幌町は素敵な環境を作れると思っています!
以上のことは、現状維持の場合です。
これ以外に向き合わないといけないことがあるのは認識しています。それは私の経験からではなく理想論になってしまうため、今回はアイディアだけ箇条書きする程度にします。
◯選択ができるコース開設
◯学習とセットにする
◯美幌の「町技」推奨
◯学生が自分ごとで予算を作る
◯新たな種目の開設
どろんこの活動に興味がある方はこちらからご連絡ください↓↓
