かこさとしさん生誕100年
子どものための作品をたくさん生み出したかこさとしさんは今年、生誕100年をむかえました。
童心社からも絵本、読みもの、そして紙芝居とさまざまな形で子どもたちに「科学のおもしろさ」を届けてくれました。
今回はその一部をご紹介します。
身近で不思議! からだのことを楽しく知る『たべもののたび』

黄色い栄養のカバンを持って旅に出た食べ物たちが、ももいろのトンネルをとおって、いぶくろこうえんを通り、しょうちょうのジェットコースターに乗ってすすみます。
たべものが口から入って身体の中で消化され、栄養となって排泄されるまでのプロセスを、「たべもののたび」として、わかりやすく楽しく描いたロングセラー絵本です。
絵本を通じて、正しい知識と、食べることの大切さを子どもたちに伝えます。
こちらの作品は、「かこさとし からだの本」シリーズの1作。1976年の刊行以来、愛されつづけています。

かこさんの視点でつづる、科学者の姿『新版 科学者の目』

科学技術史に偉大な足跡をのこした41人の発想や着眼点のユニークさを、かこさとしさんの工学博士・技術士としての視点からわかりやすく描いた人物伝です。
1969年11月から朝日新聞日曜版の子ども欄に連載後、1974年に刊行され、子どもたちに科学への興味と科学者への憧れを抱かせる本として、多くの読者の心に残る作品でした。
本書『新版科学者の目』では、巻末の科学技術史略年表を更新し、かこさとしさんのご長女・鈴木万里さん(加古総合研究所)のあとがきが加わりました。
日本の子どもたちの科学への関心を育むことに力を注いだ、科学者かこさとしさんの姿が心にせまる伝記集です。
かこさとしさんは紙芝居作家としても活躍! 『かこさとしと紙芝居 創作の原点』

かこさとしさんは紙芝居作家としても多くの作品を残しました。

かこさとしさんは、1948年に大学を卒業してから40代半ばまで、セツルメントというボランティア活動をとおして、毎週のように手描き紙芝居をつくり、子どもたちの前で演じていました。
子どもたちの欲求に応えるおもしろい作品を探究しつづけたことが、その後の創作活動へと繋がっていきました。
また、かこさんは紙芝居の歴史を研究し、その本質を知ろうとしました。
『かこさとしと紙芝居 創作の原点』では、かこさんの膨大な紙芝居資料をふりかえり、作品の魅力を探ります。
現在、東京上野の国立科学博物館では、かこさとしさん生誕100年の記念展も行われています。
かこさとしさんの軌跡にふれ、たくさんの作品をぜひ楽しんでくださいね。
