冷戦構造にフィットした日本、ポスト冷戦構造にフィットした中国
日本は、冷戦構造に最適化した国、社会の構造だったという評価がある。そして、その冷戦構造にだけ最適化した構造を維持したまま、機能不全に陥って、ポスト冷戦時代を進んできた。
1945年を起点にすれば、1990年までの45年間が冷戦構造時代であり、そこから35年間、機能不全が続いていることになる。
一方、ポスト冷戦構造に最も適合した、脱イデオロギーの開発国家が中華人民共和国ということなのだろう。この国も、天安門事件の1989年以降の30年間で、脱イデオロギー化したポスト冷戦構造の国際経済に、最もフィットしてしまった経済構造になっているのだろう。
「アメリカ第1主義」というものが、「主義」「イデオロギー」と呼べるような代物かどうかは分からない。しかし、習近平政権の中国は、「価値」を前面に押し出した政策を実効してきることは否定できない。
価値が対立するような国際経済になっていくと、この中華人民共和国の社会経済構造が、不協和音を奏でるようになるのかもしれない。
勿論、それより前の冷戦構造の「安定構造」思考から脱しておらず、個人の志向を抑圧し、個人の特性を発露させないメカニズムを維持しているので、日本が発展するということではないのかも知れないが。
